今年の品川神社は普段は出ない大神輿が出るとのことで行ってみたかったのですが、
この日、朝から激しい雨が降っています。最も関東一帯に大雨洪水注意報が出ているの
で、行ってもまともな写真が撮れないだろうと、午後三時頃までイベント会場に居たの
でしたが、会場にやって来た方が“雨が止んでお日様が出てきたよ”、その言葉で外に
飛び出すと、さっきまでの豪雨が嘘のような晴天になっているじゃありませんか。
これじゃ撮れる!急いで事務所に帰ってカメラを用意し、助手と一緒に電車に飛び乗
ったのでした。品川神社に近い新馬場の駅に着いたのが4時頃。この時間は本社の中神
輿がまだ八山あたりを渡御している最中、そこは二年間も通い続けたお馴染みのコース
です。容易に中御神輿の最後の町内渡御に間に合ったのでした。
午後5時、いよいよ大神輿が路上に運ばれてきました。この大神輿は、普段は宝物庫
の中に展示されているだけですが、皇室におめでたいことがあった年だけ街に出る決ま
り、昨年の秋、秋篠宮殿下に悠仁親王が誕生した最初のお祭りとあって、悠仁親王奉祝
として秘蔵の大神輿が出ることになったのです。
前回、大神輿が渡御されたのは皇太子殿下に愛子様がお生まれになった翌年、平成1
3年に街を渡御してから6年ぶりの登場となったわけです。特に、今年は大中二基の本
社が連合で主要幹線である第一京浜国道(国道15号)いわゆる東海道を止めて開催され
るとあって、地元のみならず全国各地から御神輿ファンが押し寄せたのです。
とはいっても、三社祭のように厳しい警備も無骨なフェンスも無く、誰もが歩行者天
国になったかのような国道を自由に御神輿の側に近づける、どこか見ていてホッとする
ような、いわゆる本来のお祭りを見せてくれたのでした。
そんなわけで今年は、街の賑わいや子供たちの笑顔は撮れませんでしたが、本社神輿
大中の連合渡御と、祭の締めくくりで急階段を駆け上がる小神輿の勇姿を充分に堪能さ
せていただきました。
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