back

令和8年(2026)7月7日(火)

 おはよう、ビクトリー君。今朝は浅草神社の境内まで来ていたのですね。

 しかし、あほまろが定点写真を撮っている間に、どこかへ行ってしまったようで、今朝は一緒に遊ぶことができませんでしたよ。
「今日は忙しいから、また後でね。」
 そんなことでも言い残して行ってしまったのでしょうか。

 レインボーちゃんも、ビクトリー君の姿を探すように辺りを見回し、どこか寂しそうにしておりましたよ。

 定点観察を終えて歩き出すと、今度はハート君が元気よくやって来ました。

 あほまろ、お待たせ。今日は僕が相手をするよ。

 そんな声が聞こえてきそうな足取りで、いつものように近寄って来てくれたのでした。

 おはよう、ピースちゃん。

 ビクトリー君に会えない、ちょっぴり寂しい朝となってしまいましたが、その代わりにハート君とピースちゃんがやって来て、あほまろの相手をしてくれましたよ。

 いつものように並んで歩いたり、先を争うように近寄って来たり、仲の良い二羽の姿を眺めていると、ビクトリー君がいない寂しさも少しだけ和らいでまいりました。
「今日は僕たちがいるから大丈夫。」
 そんなふうに励ましてくれているようにも思えましたよ。

 境内の鳩たちは、それぞれに個性があって、毎朝違った表情を見せてくれます。だからこそ、一羽でも姿が見えないと気になり、逆に元気な姿を見つけると、それだけで心がほっとするのです。
 明日の朝は、またビクトリー君も加わって、みんな揃って遊べることを願いながら、別れたのでありました。

 おはようゴマちゃん。
 今朝もゴマちゃんは、宝蔵門の前で静かに座っておりました。

 足の具合はまだ思わしくないようで、ほかの鳩たちのように元気よく飛び回ることもなく、一羽だけで過ごす姿は、どこか寂しそうに見えてしまうのです。

。

 そこで今日は、宝蔵門前に並ぶ大谷翔平選手のイラストが描かれた自動販売機の前まで一緒に歩き、しばらく遊んであげましたよ。

 ゴマちゃんは、あほまろのそばをゆっくりと歩きながら、ときおり立ち止まっては首をかしげ、「今日は何を撮ってくれるの?」とでも言いたげな表情を見せてくれました。
 大谷選手の大きな笑顔を背景に、小さなゴマちゃんが一歩一歩、懸命に歩く姿は、ホームランとは違った意味で、毎日を精いっぱい生きる「小さな勝利」を見せてくれているようでしたよ。

 明日もまた、この場所で元気な姿を見せてくれることを願いながら、あほまろは「焦らなくてもいいからね」と、心の中でそっと声をかけて境内を後にしたのでありました。

back