令和7年(2025)7月11日(金)旧暦6月17日 仏滅
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 16ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数661枚
- 賑わいの あとの静けさ -
あほまろの散歩の帰り道、奥山のサルスベリの花が一輪だけ、ひっそりと、しかし誇らしげに咲き始めておりましたよ。まるで、「さあ、いよいよ夏の本番ですよ」との、合図を出してくれているかのようでした。 暑さにうだるこの時期、多くの花たちがぐったりと項垂れる中で、サルスベリだけはまるで炎天下を楽しんでいるように、元気いっぱいに花を広げてるのですよ。まるで、「この程度の暑さで根を上げてどうする」とでも言いたげな、夏の精霊のような存在なのです。 しかし、花が咲けば訪れるのが、あの羽音を響かせる来訪者、蜂たちでございます。サルスベリの蜜はよほど美味なのでしょう、朝な夕なに大勢の蜂たちが宴を繰り広げております。なかには、あのスズメバチ様までご来場なさることも。 実はあほまろ、過去にその「貴族の蜂」とも言われるスズメバチに、ちょっとした“ご挨拶”をいただきそうになったことがございました。夢中で写真を撮っていたら、気がつくと腕のすぐそばまで優雅に飛来。止まりかけたその瞬間、あほまろは反射的に「ご遠慮くださいませ」とばかりに腕を払ったので、幸い刺されずに済みましたが、あの冷や汗、そして心拍数の上昇、今思い出しても、夏以上に暑苦しい体験でございましたよ。 もし刺されていたら……。あの小さな一刺しで、激痛、腫れ、そして呼吸困難、吐き気……まるで夏の悪夢のようなフルコースが待っていたことでしょう。いやはや、サルスベリの蜜の魅力は、蜂だけでなく人間にも危険を運んでくるとは皮肉な話でございます。 それでも、咲き誇るピンクの花びらはどこか無邪気で、まるで「近寄りたければどうぞ。でも自己責任でね」と笑っているようにも見えるのですからね。 昨日の関東甲信は、まさに空が本気を出したかのような荒れ模様となりました。気象庁からは「記録的短時間大雨情報」が、なんと9都県でのべ55か所に発表され、夕刻には街を行き交う人々の足元を容赦なく濡らすゲリラ雷雨となったようですね。 ここ浅草でも午後6時頃から、空が怒ったような雷鳴とともに、激しい雷雨に見舞われました。しかしながら、実際には見た目ほどの降雨量は無く、雨は夜半にはすっかり止んでしまいましたよ。ただし、帰宅時間を直撃した雷雨のせいで、鉄道各線に遅れが生じ、落雷による影響で「電車が来ない!」と駅で空を仰いだ方も多かったのではないでしょうか。 幸い、ここ浅草では大きな被害の報告も無く、雷様もお参りだけしてお帰りになられたご様子。しかし、浅草寺境内で開催中の「四万六千日・ほおづき市」は、空模様に抗えず、やむなく早仕舞いとなってしまったようですね。ほおづきの灯りが濡れる前に引き上げられたことは、ひとまず安堵ですが、商売上がったりと嘆く声もどこかから聞こえてきそうです。 「雷鳴に おろおろ逃げて 振り返る ああよかったよ 雷除け札」(阿呆人也) さて一夜明けて今朝。嘘のように空気が澄みわたり、涼しさが身体に沁みる朝を迎えることができました。今日は東寄りの風がそよそよと吹き込み、最高気温は27℃の予想。久方ぶりに「過ごしやすい」という言葉が似合う一日となりそうで、まるで自然が昨夜の無礼を詫びているかのようですよ。 とはいえ、油断は禁物。週末から来週にかけては、再び南から暖かく湿った空気が押し寄せてくるとのことで、気圧配置も不安定に。まるで梅雨が「まだ終わってませんけど?」と引き返してくるような天気が続くとのこと。猛暑が落ち着いたと思ったのも束の間、蒸し暑さがしつこく居座るようです。 体調を崩しやすい気候の揺り戻し。みなさまも、どうぞお気をつけくださいませ。あほまろは、涼しさのうちに浅草散歩を楽しんでまいりますが、夕立の気配があれば早々に退散するつもりでございますよ。 キョエちゃんの朝〜! 昨夜の激しい雷雨に、浅草の空も震えておりましたが、もしかすると、一番驚いていたのは、キョエちゃんだったのかもしれませんね。 今朝は、いつものようにあほまろの前に姿を見せることなく、屋根の上からじっと境内を見下ろしておりましたよ。 あほまろが境内を巡っていると、今朝も鳥居の前に、あの頼もしき影がじっと立っておりました――そう、キョエちゃんママです。 昨夜の激しい雷雨の中、どこかでじっと耐えていたのでしょうか。その羽根はまだ乾ききっておらず、くしゃくしゃに見えましたが、不思議と彼女はどこかスッキリとした顔つきをしておりましたよ。 どうやら、あの豪雨で寄生していた虫たちも一掃されたようで、羽の下を気にする仕草もなく、今日はご機嫌な様子でした。 「カラスの行水」という言葉がありますが、実際のカラスは水浴びが大好きで、羽根の清潔を保つことにとても敏感な生き物。人間が嫌う雨も、カラスにとっては“天からのご褒美”だったのかもしれません。雷雨に濡れた姿は少々みすぼらしく見えるかもしれませんが、その実、キョエちゃんママは“天然スパ”を満喫していたのかもしれませんね。 そんな彼女の、今朝の表情に代えて一首。 「ずぶ濡れで 羽根もくしゃくしゃ でも爽快 雷雨のあとは 虫ともバイバイ」(キョエママ狂句) 羽根は乱れても、心は晴れやか。そんなキョエちゃんママの凛とした佇まいに、今朝もまたあほまろは頭が下がる思いでございます。明日はきっと、羽根もツヤツヤに戻っていることでしょうね。 アメリカデイゴの花が二回目の開花準備を始めましたよ。 ビクトリー君もやってきました。ハトも水浴びをするのでしょうか。今朝はすっきりと羽根も綺麗になってましたよ。 浅草神社から、あほまろの朝の周遊コースを舞ながら追いかけてくれましたよ。 今朝のビクトリー君、実に見事な舞を披露してくれましたね。 まるで空中バレエのような優雅さ。羽根の光沢も整い、昨夜の雨で羽づくろいを済ませたかのように、気分も身体もすっきりとしているようでした。 それでは、そんなビクトリー君の乱舞に捧げる狂歌を、あほまろの筆でひとつ。 「羽ばたけば 雷(いかずち)流し 光り舞う あさの神路を ビクトリー翔ける」 「水浴びで 心も洗い 飛びまくる きょうの勝者は オレで決まりだ」 ビクトリー君の舞は、まるで朝の浅草を祝福するようでもあり、あほまろの散歩に付き添う忠実な友でもあり、毎朝の一瞬一瞬が、まさに小さな祝祭でしたよ。 ありがとうビクトリー君。また明日ね。 眠りから覚めた合歓の花。 お馴染み、和洋折衷。 「和の松と 蘭のしとやか 立ち姿 違えど共に 時を彩る」(阿呆人也) 今朝の日の出は午前4時34分。 おはようございます。今朝は開門2分前にお友達の高橋さんとやって来た野崎さん。 おはよう益美さん。 「四万六千日・ほおづき市」が終わり、奉納提灯が取り外されておりました。 「賑わいの あとに静けさ 吊り下げた 願いは空へ 提灯ととも」(阿呆人也) 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 夏の境内をご覧下さい。 メイプルリーフ。 ソメイヨシノ。 昨年から落ちずに、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの一枚の葉。いったいどこまで踏ん張ってくれるのかな、頑張ってください。 「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく ひとひらの意地」(阿呆人也) さて、ようやく猛暑がひと息ついたかと思いきや、今度は梅雨が“舞い戻って”くるそうですね。 これを「梅雨の戻り」と呼ぶそうですが、あほまろに言わせれば、まるで気まぐれな親戚が、土産も持たずにふらりと訪ねてくるようなものですよ。 「去ったはず 忘れた顔で 戻り梅雨 またぞろ傘が 出番主役に」(阿呆人也) おまいり待ちでは、田中画伯がNHKの取材前に、シャッター絵の修復をされておりましたよ。 せっかくの取材なので、見栄え良くしなくちゃいけませんよね。 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。 ------------------------------------------------------- 夕べの睡眠は59%でした。 おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、野菜サラダとトウモロコシに納豆ご飯。 妻のコレクションは、ふうてんのリリーチャンとネネちゃん。 昨日の東京スカイツリー。 しゅと犬くん。 ヒロちゃんはお昼寝中。 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、娘が買ってきたお弁当と、スイカ。なので、誕生祝に頂いた未開封の「魔王」を座ってあげましたよ。 妻のコレクションは、レアちゃんとチリちゃん。 Memo iPhone 16 ProMAX ------------------------------------------------ 昨日の「四万六千日・ほおづき市」。 Memo Leica M11 Monochrome SUMMILUX-M f1.4/28mm ASPH. APO-SUMMICRON-M f2.0/75mm ASPH.