久しぶりに温もりを感じる朝の散歩でしたよ。寒い寒いと言いながらも、時間と共に春が近づいて来ているのを実感しましたよ。

　とはいえ、気になっているのは境内の梅の花が咲かないことですね。なんたって、昨年より２０日以上も遅れているのですからね。

　暖かくなって来ると、浅草寺境内で夜を過ごす連中も多くなってくるのです。今朝、弁天山の下の早咲きの桜を撮りに行くと、道路に寝転んでいるおばちゃんに浅草寺の警備員が話しかけていました。数日前から見かけるようになった７０代くらいのおばちゃんですが、昨夜はテンカンのような発作を起こし、救急車で病院に連れていかれたようですが、今朝、警察のパトカーが境内に連れ帰ったようです。

　おばちゃんは、一見みすぼらしい格好をしているのですが、言動はどこか理知的な異質さを持っているようです。いったい何故こんなことになってしまったのでしょう、近所の方も心配そうに話しかけていたのです。

　そこに、半年ぶりに見る顔がありましたよ。以前もこの日記で何度か書いたことがある、例のホームレスのおっちゃんでしたよ。

　「乞食をホームレスと呼んでも良いけど、ホームレスを乞食と呼んではいけない」、あの明言を繰り替えすホームレスのおっちゃんです。昨日まで上野公園で暮らしていたけど、仲間から追い出されてしまい、再び浅草寺に戻って来たと言ってました。

　ホームレスの世界もコミュニティがあり、そこにはボス的な男が存在し、仲間だけのルールもあるようです。それに背いた者はそれなりに何らかの制裁を受けたりするのでしょう。おっちゃんは、拾った財布を独り締めにしたのが、仲間に見つかって上野公園を追い出されてしまったようです。

　様々な事情で社会から弾き出されたホームレスとはいえ、一昔前は、汚い格好で一人でブラブラ盛り場の残飯を漁っていた孤独と不潔の存在でしたが、最近のホームレスは、見た目は普通の格好なので、ホームレスとは思えないホームレスも多いようですね。ただ、普通の人と違っているのは、常に段ボールを抱えているってことだけかな・・・。

　以前、おっちゃんが東京駅の近くで段ボールで寝ていると、通りすがりの誰かから段ボールに火をつけられ、火傷を負って逃げて来たと聞いたことがありましたよ。そんなこと、つい先日、八重洲の繁華街でホームレスの女性が衣服に放火されて重傷を負ったことがニュースで流れ、おちゃんのことを思い出したばかりだったのです。

　あほまろがなぜ、おっちゃんと表現しているのかといえば、強烈な関西弁を喋っているから、自然と、おっちゃんになってしまったんだよね。

　「乞食をホームレスと呼んでも良いけど、ホームレスを乞食と呼んではいけない」、今朝も何度もその言葉を繰り返しているおちゃんの自慢は、二人の息子に国立大学を卒業させてやったこと。

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　喫茶「アロマ」。浅草で知っている人は数知れず、知らない人は知らない喫茶店、東京オリンピックの昭和３９年から４８年間も続いている老舗喫茶店なのであります。

　そんな大それた喫茶店ですが、あほまろも常連客の仲間入りをさせて頂いているのですが、更に偉そうな方々が多いので、いつも片隅で小さくなってコーヒーをすすっているワケなのであります。

　右が博学マスターの藤森氏、左の男性は浅草で知っている人も知らない人は知らない人でも知っている、名物男は鯨屋の河野さん。

　なんとなく、カメラを持っていたので撮ってみただけですが、知ってる人も知らない人も、浅草にいらすた時には、立ち寄って見て損の無い喫茶「アロマ」なのでありました。

Memo
Fujifilm X-Pro1
XF18mmF2R
XF35mmF1.4 R
XF60mmF2.4 R Macro