ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃんは首を長くして待ってたよ。

　ヤマト君、待ってない。

　いつものスリスリしながら、今朝は涼しくて気持の良い散歩だったんだよとか話してた。

　ヤマト君も降りて来たね。

　にゃ〜ん、お腹減ったぞ〜！

　あいつは、食べることばっか考えてるんだから。

　ヒロちゃんだって、そうなクセに。ヤマト君の影バケ猫。

　おや、ナナちゃんもちょぴっとお腹が減ったようですね。

　みんなのご飯は、ナナちゃんの散歩が済んで、写真を撮ってからって決まっているんだよ。

　だから、早く写真を撮ってしまってね。ヒロちゃんに睨まれた。

　ごはんですよと、おかあさんの声。

　それじゃ、失礼します。

　今朝の境内、やせっぽちの茶子ちゃん歩いてた。

　茶子ちゃんは、いつも何も食べようとしないんだよね・・・。

　にゃ〜ん、にゃんかくれ〜！三毛猫ミーちゃんやって来た。

　おやつを食べ終えると、こっちにおいでと誘ってたんだけど。

　子猫のテラちゃん居なかったよ。

　いつものおばちゃんの話では、最近のテラちゃん自由に境内を走り回っいるので、ミーちゃん困ってるんだって。

　あいつもそろそろ独り立ちするのさ。シンドラが虐めるから逃げ回っているっていうのにね・・・バカ。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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