昨日は連休初日、浅草にも久しぶりに観光客が戻って来たようで、昼食時の食堂は、どこも長い列が出来ていましたよ。でも、原発事故の影響で、外国人旅行者はほとんど見かけなくなってしまいましたけどね。

　手術から一週間になったナナちゃん、すっかり元気を取り戻したようです。でも、まだ抜糸前なので傷口に包帯を巻き、ずれないようにガムテープで固定しているので、もうエリザベスさんのお世話にはならなくても良いようです。

　火曜日の病理検査の結果を待って抜糸をする予定なので、散歩に出られるのは水曜日からでしょうね。ナナちゃんも退屈しているようですが、あほまろが散歩している間は、ヒロちゃんにとっては至福の時間を過ごしていられるのですよ。どうです、ヒロちゃんのこの満足そうな顔をご覧ください。

　ヒロちゃんは、ナナちゃんが好きで好きでたまらないんだよ。親子の仲なのか、はたまたふたりは男女の仲なのか。どっちにしても幸せな奴らだよね。

　好きで好きでたまらないといえば、今日は、女性が好きで好きでたまらなかった、作家の永井荷風さんが千葉県市川市でひっそりと亡くなった日です。

　長井荷風、1959（昭和34）年4月30日没享年79歳。戦前は銀座や遊郭・玉の井を散策し独特の「荷風文学」を築いたのです。戦後はこうもり傘片手に浅草のストリップ劇場ロック座に通い、日記「断腸亭日乗」を残したのも有名ですね。

「三十坪の秘密基地」には、長井荷風が通っていた昭和34当時のロック座の模型も展示されています。楽屋の中には、ストリッパーに囲まれた長井荷風が座っていますよ。

　連休中は、浅草庶民文化資料館「三十坪の秘密基地」にいらっしゃいませんか。入場無料なので、旅の休息所としてもご利用いただけますよ。