あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成23年3月26日(土)
- 原子力の平和利用?
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日記写真

 そろそろ桜の便りも聞こえて来そうだというのに、今朝も強い北風が吹く、冷たい朝になりました。大震災で被災したみなさんの御心中お察しいたします。
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 福島原発3号機の配管が損傷しているようですね。福島原発で、この3号機だけがプルトニウムを燃料として再利用し、ウランより融点が低く燃料溶解に至りやすく、臨界に達しやすい「プルサーマル」なのです。ウランも危険ですがプルトニウムはもっともっと危険な原子力なのですよ。
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 専門家の間でも、プルサーマルは原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下するため、事故が発生する可能性が飛躍的に高まる危険な原子炉といわれてきました。

 そのため、当時の福島県知事佐藤栄佐久氏も、発電所から距離のある地域を含めた県全体の観点や自身の戦略等から、地元の意向とは別に強く反対していたのです。
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 それが福島第1原発3号機のプルサーマル営業運転開始からわずか半年足らずで、恐れていたことが現実のモノとなってしまったのですよ。
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 このままだと、チェルノブイリのように放射能を閉じ込めるための「石棺」化もあり得るのかも。そうなったら、原発から30キロ圏内は「地図から消える町」。住民は30年間は故郷には戻れなくなってしまうんですよね・・・。あぁ、恐い恐い。
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 浅草寺境内のおみくじで若いカップル、今後の日本を占ってみようよとか言いながら引いたおみくじが「凶」。福島原発がある限り、東北復興はもちん東京だって危ないってことだよね・・・。
 
 恋人同士のたわいない会話の中にも、福島原発の事故が影を落としているのです。そんな放射能汚染の不安を世界中にまき散らしている「元栓」を一刻も早く閉めなければ、日本そのものがダメになってしまいそう。
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 大震災の影響で東京でも、電池、米、ディッシュ等々、生活必需品が品薄状態です。特に、ペットボトルの水は東京都の乳児の水道水摂取制限によるパニック状態になっています。

 昨日は、含有量が基準値以下に下がり摂取制限が解除されてはいますが、未だに首都圏ばかりか関西でもペットボトルの水が店頭から消えて、どこも品薄が続いているようです。こんな水騒動が全国に広がってしまったら、被災地の皆さんの水も無くなって困ってしまうっていうのにね・・・。
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 被爆は恐いけど、こうなったらあほまろもナナちゃんも、慌てず騒がず、含有量が基準値以下になったの水道水で我慢しましょう。
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 原子力の平和利用は、やっぱり夢でしたね・・・。今後は、原子力に変わるエネルギーといえば、火山噴火で吹き出す「マグマ」利用の「地熱発電」。フィリピンでは国内総発電量の約4分の1を地熱でまかなっているのですから、可能性は高いんじゃないのかな・・・。
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