
ナナちゃんおはよう。

昨日のヒロちゃん、気分が優れなくてごめんね。

ナナちゃん、これ知ってる。三社祭の幟を立てる台なんだよ。

昨日、新門さんが重機で立てていたんだよ。まだ、キャタピラの跡が残っているでしょ。

我々を見付けたチロちゃんも出てきました。

本殿の方からクロちゃんと、

ドラちゃんもね。

最近はドラちゃんもナナちゃんに、ちょっかいを出してくるようになったんだよ。

ドラちゃん、ナナちゃんと遊んでても良いよ。ヒロちゃんこんなして待ってるよ。

クロちゃんは遊びたそうに見ているだけ。おや、右耳の付け根、怪我してますね。誰かと喧嘩でもしたのかな。

そんな悪さ、ヒロちゃんじゃないよ。

そうだよねナナちゃん。近頃のヒロちゃんは大人しくなったんだよね。ナナちゃんにスリスリしてたよ。

野良猫と仲良くなる犬なんて珍しいこと。チロちゃん呆れてた。

ドラちゃん疲れておねんねかな。

ヒロちゃんが睨んでいるのは・・・、

もう一匹の黒猫、シンクロちゃんだよ。この子は、かなりのきかん坊。もしかして、クロちゃんの傷もシンクロなのかな。

ナナちゃん、こっちに来て三社祭の提灯で遊ぼうよ。

いけませんよ。提灯の上に上がったら新門さんに叱られますよ。しかたがないな・・・。

おや、いつものおにいさんが来てましたね。

もうナナちゃん行ってしまうんだ・・・、明日も逢おうね。

|