あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成22年1月9日(土)
- マイクロフォーサーズ -

日記写真

 最近のナナちゃんは寒さのためか、とってもお寝坊になってしまいました。いつもなら、決まった時間にあほまろの身体の上を歩き周り時間を知らせてくれるのですが、今朝は、あほまろの横でイビキをかいて寝ているので、まだ時間じゃ無いんだな・・・、もうちょっと寝ていられるんだ・・・・。その瞬間、部屋の電気が。まだ寝ているの、女房にたたき起こされてしまいましたよ。時計を見ると、6時を過ぎているじゃないですか。慌てて飛び起きたあほまろ、それでも、ナナちゃんはまだイビキをかいていたんですよ。

 おかげで我が家を出たのが6時12分、これじゃ急がなければ浅草寺の開門に間に合わないですよね。寒さなんか忘れ慌ててしまいました。
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 空には雲も無い冬晴れですね。しかし、カメラを構えようとした瞬間の静電気ショック。空気はかなり乾燥しているようでした。

 さて、世の中は今日から三連休ですね。あほまろの予定としては、毎年恒例、今宮戎の「十日戎」に大阪に行ってきます。あほまろにとって「十日戎」はお正月の欠かせない行事となっているのです。始めて訪れたのは、今でも記憶に残っているのは、「十日戎」が終わったすぐ後、大阪市住吉区にある三菱銀行北畠支店に猟銃をもった男が押し入って立てこもった「三菱銀行猟銃人質事件」が起きた年だったのです。あれは昭和54(1979)年でしたね。なぜ、あの事件で記憶しているのかというと、当時の、あほまろの会社が大阪営業者を出したばかりで、そこの責任者の自宅側で起こった事件だったからです。会社と、営業所と、あほまろ家の安泰を願ってお詣りをしたのが最初の「十日戎」、それから毎年欠かさず通っているのですよ。計算してみると、今年で、31年目になるんですね・・・。

 “商売繁盛で笹もってこい”、今年も快適なリズムで、我が家と犬仲間のみなさんに「福」を授かってきますよ。でも、明日の朝の散歩はいつも通りこなしてから出かけますけどね。
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 さて、ここからはカメラの話題になってしまいます。カメラに興味のない人はごめんなさいね。パスしてください。

 最近は、コンパクトなデジタル一眼カメラが人気です。中でも、 2008年8月5日に、パナソニックとオリンパスイメージングが共同で発表したマイクロフォーサーズ規格。今後、発展するかどうかの試金石となるのが過去のレンズ資産の活用にあるようです。難しいことは抜きにして、この規格にはミラーが無いため、μ4/3のレンズアダプターさえ有れば、ほぼ全種類のレンズを使うことも可能になるのです。

 そんなことから、いつのまにかあほまろ家の家族カメラが総て、マイクロフォーサーズに置き換わってしまったのです。というか、女房には「 LUMIX GF1」、娘には「 LUMIX GH1」を強引に使わせているっていった方が良いでしょう。なんたってどれもレンズの互換性があるので、一緒に出かける時にはとっても便利なんですよね。そういうあほまろですが、朝の散歩や仕事ではキャノンを使っているのですが、家族で出かける時などは、あえて「オリンパスE-P2」を持っていくのです。それにライカMのレンズをつけることが多いですね。ライカのレンズを付けるんだったら、最初からライカを持って行けば良いことですが、様々な操作や工夫が楽しいカメラなもので・・・。

 そんな便利な互換性に、昨日から新たな仲間が加わりました。あほまろが若い頃、記録映画を録るために使っていたベル・ハウエル社の16mm撮影機、通称「フィルモ」と呼ばれたカメラが押し入れで眠っていることを想い出したのです。このカメラ、電源は一切使わず駆動はゼンマイの手巻きで、距離、絞りすべてが手動です。それには、35ミリカメラに換算すると55mm相当の25mm、100mm相当の50mm、広角36mm相当の18mmの3本のCマウントレンズを取り付けたターレットを回転させて必要なレンズを選ぶことができるのです。今見ると時代遅れに感じますが、総てを事前に計算してから撮影しなければいけなかった、おかげで撮影技術が磨かれたってこともいえますよね。

 それは良いとして、このレンズをマイクロフォーサーズにも使えないだろうか。ネットを調べてみると、Cマウントアダプターの存在を見付け、お馴染みの「早田カメラ」さんに行ってみたのです。

 もちろん、Cマウントアダプターはありましたが・・・。それよりもウインドウの中で、見てはいけない物を見付けてしまったんですよね・・・。「フィルムに絵を描く道具」とか言われ誰もが憧れた、Cマウント「アンジェニュー製ズーム」なんですよね・・・。フランスのアンジェニュー社の映画用レンズは、あのアポロ11号の月面で、人類最初のステップを撮影したレンズでもあるのです。当時(昭和40年代)でも数百万円もした高値の花、それが、それがですよ、なんと、たったとか言ったら叱られるかも知れませんが、たったのたったの・・・、たったので、売ってたんですよ(写真左下がAngenieux-Zoom1:2.2 /17〜68 Cマウント)。
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 それを買ったのかといえば、それはそれで、あほまろの若かりし頃の憧れだったもので・・・、出会いは大切にしなくちゃいけないと思ってしまったもので・・・。
 
 てな訳で、さっそく浅草寺境内でテスト撮影をしてみました。といっても、16mmのイメージサークルしか無いので、マイクロフォーサーズのCCD全域カバーはできません。そのため4辺がけられ「のぞき穴効果」が出てしまうのです。そんなのはトリミングで処理したら問題無し。また、パナソニックだったら拡張デジタルモードで、フルサイズカバーをすることだって出来るのですからね。
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 そこはお愛嬌としても、なんとなく古いレンズが醸し出すボケ味とシャープネスの混在が満足です。このレンズで、新たな創作意欲が沸いて来そうですね。色々試しているうちに、次回作の映画でも使ってみたい衝動にかられてしまいましたよ。あらゆる可能性を持った・・・、そんな宣伝文句に釣られて衝動買いをしてしまったマイクロフォーサーズ機、文字通りこれらの古い映画用レンズにも新しい息吹を吹き込んでくれるようです。
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 映画用レンズの最大の特徴は、フォーカスが浅いこと。f8まで絞り込んでも奥の人までフォーカスが行かないのがお解りでしょう。こんな特徴が作品創りに役に立つのですよ。
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 暗部の再現は、オリンパスの標準レンズより良かったですよ。このように古いカメラのレンズが蘇るってのは楽しいことですね。現在、以前に使っていた「ASAHI PENTAX auto110」用のアダプターも「早田カメラ」さんに特注しているのです。このレンズも好評だったので、完成したら、比較テストをしてみましょうね。
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 四隅をトリミングした夕方の東京スカイツリー。かなりシャープですけど、この写真じゃ、そこのところまでは解りませんかね。大伸ばしにすると一目瞭然なんです。

 マイクロフォーサーズ機をお使いのみなさんは、いったいどんなレンズで遊ばれていますか。桜の季節にでも、みなさんがお使いのレンズを持ち寄った浅草撮影会なんてのも楽しいかもね。どなたか、企画してみませんか。あほまろもお手伝いしますよ。
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● 第一回浅草阿波おどり
● 目黒碑文谷八幡宮秋期例大祭
● 第29回 浅草サンバカーニバル
● 浅草寺の不思議空間・パワースポット

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