あっという間に松の内も過ぎてしまいましたね・・・。昨夜は、アミューズミュージアムで開催された「UKIYOE Night」浮世絵から紐解く、江戸の町人文化・風俗。森山暁子(東京大学大学院総合文化研究科)さんの公演を聞きに行ってきました。浮世絵に描かれたお正月を迎える江戸期の生活と風習、お正月の街の様子など、江戸の人々もお正月をおもいっきり楽しんでいたようですね。特に興味があったのは、正月の2日の初夢の浮世絵でした。机に跪いて居眠りをする女性から出る吹き出し、その中に描かれているのは、今にも伝わる「一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなすび)」。しかし、当時は更に「扇(しおうぎ、よんせん)、五煙草(多波姑)(ごたばこ)、六座頭(ろくざとう)」と、六つが出て来る夢が縁起の良いものとされていたようですね。
また、良い初夢を見るには、七福神が乗った宝船の絵に「ながきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな(長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな)」という回文が書かれたものを枕の下に入れて眠ると更に良いとされていたようです。確かに、あほまろのコレクションのぽち袋の中にも、その回文が書かれたものがありますよ。それでも悪い夢を見た時は、翌朝、宝船の絵を川に流して縁起直しをしたようです。

公演終了後は、アミューズミュージアムの最上階のバーに浅草のガキ大将たちを誘って軽く一杯、年が明けた浅草のガキ大将の話題は三社祭一色になるのです。町内渡御が、宮出しが、まだ5ヶ月も先だというにね・・・。この調子でダラダラと、あっという間に一年が過ぎてしまうんでしょうね・・・。今朝の富士山も笑っているようでしたよ。

今朝も寒かったよ。でも、なんとなく日の出が早まったような感じもしてきましたね。

浅草寺の支院にあたる待乳山聖天は、隅田川西岸の丘の上に位置し、西に富士山、東に筑波山を見渡すことのできる眺望から、江戸時代には多くの人を集める景勝の地。正月七草の日は、待乳山聖天さまの「大般若講・大根まつり」が開催されます。

境内には、聖天さまの働きを表すものとして、大根と巾着の比翼門紋が描かれています。

大根まつりは、元旦以来ご本尊にお供えされた大根をふろふきに調理してお神酒とともに参拝客にふるまう行事で、これによって聖天さまの徳をいただくことが出来るものとされているのです。

まずは本堂を詣で整理券を頂かなければいけません。まずは、御神酒でお口を清め・・・るのかな。

お酒を断ったつもりのあほまろですが、よく冷えた樽酒、美味しそうに見えたんだよね・・・。

そして、ここで、ほかほかの「ふろふき大根」を頂くのです。ここで写真を撮っていると、「浅草の風」協力メンバーの真公氏とお逢いし、新年のご挨拶。体調を崩している管理人I氏、これから三度目の入院をされるとのことをお聞きしました。I氏、早く良くなって、あほまろの秘密基地に遊びに来てください。そして、みんなで新年会でもやりましょう。

今年、参拝客に振る舞われるふろふき大根は約2,000食。

特製の柚味噌をかけて頂くのです。

こちらが本堂です。

引換時間の午前11時30分頃から参拝客の長蛇の列が続くのです。

ふろふき大根を頂いた方は、神楽殿横の休憩所で、

熱い大根をフ−フ−いいながら頬張っていましたよ。

待乳山聖天さまの「大根まつり」。浅草恒例のお正月の光景となっているのです。

待乳山聖天さまを詣でた帰りは、お隣の今戸神社にご挨拶。

今戸神社は、幕末の志士沖田総司の終焉の地とも言われていますが、これは、肺の病を患っていた沖田総司を診ていた医師松本良順が、今戸神社を仮の住まいとしていたことからきているようです。

今戸神社の看板女将おけいちゃんですよ。縁結びの御利益があるとされ、婚活女性に人気の神社なのです。お正月限定の「ハートのお守り」を勧めるおけいちゃん。今年もよろしくね。

社務所の玄関です。おけいちゃんの二人の娘さんが神主をしているので、どことなく少女趣味が漂っているでしょ。

こちらが禰宜のトモちゃんです。お年賀のタオルとだるまのおみくじをいただきました。今年もよろしくね。
『最近のアルバム』
● 第21回東京時代まつり
● 浅草奥山阿波おどり
● 第一回浅草阿波おどり
● 目黒碑文谷八幡宮秋期例大祭
● 第29回 浅草サンバカーニバル
● 浅草寺の不思議空間・パワースポット
|