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『つくづくと』
　未明から昼頃までは激しい雨になる。昨夜の天気予報が良い方に外れ、散歩時間には雨は降っていませんでした。“おや、心掛けが良いね”、いつもの旦那が声をかけてくれました。えぇ・・・、でも〜万一に備えて・・・。なんてのは真っ赤なウソ、昨日、ココアちゃんのおとうさんに借りた傘をお返しするために持っているのです。それを詳細に説明するわけにもいかず、適当に相づちを打ってしまったんですよね。これって、やっぱり嘘つきなのかな。

　「嘘つきは泥棒の始まり」。そういえば今の世の中、嘘ばかりですね。今年は十四日に関東甲信の梅雨明けをした気象庁でしたが、今度は「戻り梅雨」なんて言い訳じみた造語まで持ち出しました。ということは、まだ梅雨は明けていないってことなんですよね。これじゃしばらくは夏本番の空模様にはなってくれないようですね。

　そんな当てに出来ない空模様ではありますが、明日はいよいよ隅田川花火大会が行われます。毎年の開催要項には「雨天順延」の文字が入っているのですが、あほまろが知る限り中止されたことは過去にいちどだけだったかな。あのときも結果的に開催時間になって雨が上がって実行委員会に文句の雨嵐。それ以来、どんなに土砂降りであっても決行しているのです。天気予報によると、明日は曇りマークが付いていますが、ところどころでニワカ雨があるとのこと、花火大会にお出かけの方は傘は手放せないですね。

　花火大会が近づくと、浅草一帯に厳重なバリケードが築かれます。下の写真は雷門前の並木通り、こんなところで花火を見ることができないっていうのに、なぜにここまで厳重なバリケードが必要なのでしょう。

　ＮＨＫの朝の連続テレビ小説「こころ」でも、隅田川花火大会の様子を流していたのをご存じですか。あの特、確か主人公が浅草神社の境内で花火を見ながらプロポーズ、確かそんなシーンがありましたよね。その影響なのか、あの放送以来、隅田川花火大会になると浅草寺境内で場所取りをする連中が現れ始めたンですよ。警備本部も予想外のことで戸惑ったと聞いたことがありました。それ以来、境内に花火見物に集まった方々には、ここでは見ることが出来ないことを知らせる警備員が張り付いているとか。

　ドラマをおもしろくするためのウソ、テレビを観て信じきった方々には、「ウソも方便」とは言えないよね。相手を傷つけないように、相手を喜ばせるため、そんなことであえて本当のことを言わないのが美徳であるかのような風潮は確かにあります。しかし、それがウソをつくことを容認する大義名分となってしまってはいけないことだよね。

　その良い例が政治家先生たちの言動ですね。次期総選挙で政権交代が明らかになってきた民主党。そのマニフェストはまだ出されていませんが、日米地位協定を抜本的改定するなんて息巻いていたっていうのに、海上自衛隊によるインド洋での給油活動も、当面は継続する方針とか。これじゃ自民党政権が行っていた現実路線をそのまま継続するだけじゃないか。これを政権交代とはいえないよね・・・。戻り梅雨とウソつき民主党。

　梅雨の戻りで、今にも雨が降り出しそうな空模様でしたよ。

　ここで、あほまろが傘を持っているのを見て、“おや、心掛けが良いね”って言われてしまったんですよ。

　それで、ウソも方便、使っちゃった。　

　昨夜の雨で、伝法院のお庭の敷石が多少濡れていましたが、もう表面が乾いてましたよ。

　夜明けを過ぎると、薄暗くても太陽の影響は甚大なんですね・・・。

　でも、この辺に来ると、雨がちょっとぱらついたような・・・。

　もし、また降り出したらココアちゃんのおとうさんにお願いをして、もういちど傘を貸してもらいますよ。

　そう考えると、やっぱりあほまろは心掛けが良かったのかな。

　実は、あほまろの通い袋の中には、今日から極小の折りたたみ傘が入っているのですよ。

　時々雨で困っているあほまろの日記を見て、助手の古麻呂がプレゼントしてくれたんだよね。

　昨日は古麻呂の誕生日、ちょとだけお小遣いをあげてしまったよ。

　古麻呂は今日から２４才になったんだって。

　五重塔前の睡蓮の花、大きな花が無くなってしまいました。変わりに他の蕾が開き始めましたよ。

　こちらも大きな花が切り取られてしまいました。

　思えば、

　あほまろのこの日記も、

　時々、

　とういうか、　

　いつもかな。

　嘘も方便がね・・・。

　だって、

　正しいことを伝えるために、嘘もやむをえないんだもの・・・。

　それよりも、

　話題の無い毎日に刺激を与えるため、

　といっても、自分への刺激だけど、

　時と場合によっては、おもしろくするためのウソだって書くこともあるんですよ。

『本堂から宝蔵門の大提灯』　
　

　時には大きな話題を見つけたとしても、隠し通すことも大切なこともあるのです。

　それが何かは言いません。ただただ、自分に正直であれと、いわないだけ。

　仏像を相手に、

　心の中で、

　本心を語ることが好きなんです。

　今朝も、若者が騒いでましたよ。あいつらだって、仏様の前では素直になれる。それを求めてやって来るのでしょうね。

　今朝はちょっと遅かったね。実は、出かける直前、突然のハプニングは隠し通す方が世のため人のためにも大切なことなのでしょう。しかし、今朝はウソについて色々書いてしまったことで、それも「ウソつき」呼ばわりされてしまったら今までの文章が、元も子もなくなるようで・・・、実は、ウンチしたくなったの・・・。ナナちゃんじゃ無いよ。

　今、瞬間的に使ってしまった「元も子もない」って言葉、この言葉も不思議だよね。

　実は、これは相場師から出た言葉のようです。

　投資をして利子を得るはずだったが、それどころか元金までも失くしてしまうことなんだって。

　「無理をして失敗しては元も子もない」。

　「観音で雨に逢ひけり花盛り」(正岡子規）。花は無くても、碑は残る。

　やっぱり雨が降り出しそう。

　ココアちゃんに傘を返してしまったけど、通い袋の中には模型のような傘が入ってるんですよ。これって安心感というか、保険みたいなもんだよね。

『今朝の浅草神社』　　　
　

　

　浅草の神田。

　成長記録を撮り続けていても、いったいそこが変化しているのか判らなくなってしまったね。

　ここまで大きくなってしまったんですからね。

　次は、いつ稲穂が出てくれるか。



『今朝の猫ちゃん』
　浅草神社のＣ黒猫ちゃん。今朝は、始めてあほまろの撫で撫での手を迎え入れてくれました。もう逃げないね。

　Ａ猫ちゃんは昔から愛想良し。

　どんなに近寄っても、

　ここまで寄っても、逃げることはありません。

　後は、Ｂ猫ちゃんだけですね。

　まだちょっとだけ警戒心。

　奥山文化広場の猫ちゃんたちは、まだまだ慣れてくれないんですよ。

　これでおよそ１メートル、このくらいが限界。

　でも、今年の初めは５メートルも近づけなかったので、これでもだいぶ慣れた方。

　こちらの子猫ちゃんは、親猫たちよりは警戒心が少ないかな。

　こちらの猫ちゃんは、どんなに近寄っても逃げることはありません。

　なぜなら、ど〜ですか、浅草でもちゃんと欠けた太陽を見ることができたんだよ。と、そっちの方から寄って来た。