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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年12月5日(水) 旧暦10月26日大安

- 記録写真 -

日記写真


『今朝の浅草』
 朝日を浴びて朱く輝く富士山が顔を出しています。でもね、手前のビル工事、どんどんその高さを増し、とうとう丹沢の山並みが隠れてしまいました。いったい何階建てになるのやら、これ以上高くならないのを願うのですが・・・。

 寒さが一段と厳しくなってきました。天気予報では、12月末の気温だといっています。あ〜、寒いんだろうな・・・。でも、寒がるあほまろを余所に、モモちゃんはますます元気、あんた、いったいどうなってしまったの。

 あほまろは毎朝、浅草寺周辺で同じ場所を記録し続けています。雷門や浅草寺本堂など、建物には全く変化が無いのでいつも同じ佇まいなので、毎日の一枚だけを見ても変化は感じないでしょう。けれど、行事や天候によって様々な顔を見せてくれる周囲の変化を楽しみたい時には、同じ場所を一月分ダウンロードして並べてみては如何でしょう。そうすることによって、きっと何かの発見が有るかも知れませんよ。

 あほまろは浅草の古い写真を集めています。その中には長年自分で撮り続けた浅草もありますが、8年前までは浅草に住んでいなかったこともあって、数ヶ月に一度しか記録することは出来ませんでしたが、時々気になってカメラを提げて出かけていたのです。先日、ある出版社から昭和50年代の浅草寺周辺の写真を求められました。昭和50年代といえば、僅か20数年前のことなのですが、それがなかなか見付からないのです。古くから地元に住んでいる写真愛好家の方にも訪ねてみたのですが、銀座や新宿、地元では上野周辺などの記録は山ほど有るのに対し、地元浅草の写真はお祭りを中心としたものばかりなのです。「地元なのでいつでも撮れる」、そんな安心感が敗因なのですよね、振り返れば雷門すら撮っていなかったってことを嘆いていました。結果、あほまろが持っていた昭和60年の写真で我慢してもらうことにはなったのですが、もし、その当時から浅草に住んでいたとしたら、もっと多くを記録していたことでしょう。

 でも、たとえ撮ったにしても整理をしていないので何処かに有るかも知れない。それじゃ記録とは言えないのです。ちゃんと時系列で並べて整理をすることで、地元の変化を感じることが出来るってことでしょうね。

 あほまろは浅草を中心に、明治時代からの写真を集めています。収集の基本は当時の絵はがきですが、中には貴重な生写真とも遭遇することがあります。下の写真は、
昭和30(1955)年5月3日、浅草寺昭和本堂の再建進み仮本堂から御本尊の遷座供養法会の様子です。
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 再建工事中の仮本堂(現:淡島堂)の後ろに、完成間近な本堂がそびえています。屋根には、「瓦の御寄進お願いいたします」との文字も見えており、みなさんからの寄付によって再建されていたのが解りますね。
 
 この本堂が完成したのは、昭和33(1958)年10月17日です。浅草寺新本堂落慶記念開帳を記念して45日間法要が行われ、奥山では浅草大観光祭開催が開催されたのでした。また、「金竜の舞」はこの時に創始され、11月には隅田川を渡る「三社権現船祭」も行われたのでした。

 来年は本堂落慶50周年記念の年です。今朝から本堂前の宝蔵門の壁に「本堂落慶50周年記念開帳」の看板が掲げられました。開帳と共に、浅草と江戸東京博物館を結んだ「浅草展」も企画されておいます。その時には、これらの写真も再び日の目を見ることでしょう。
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 これら一連の写真は、五重の塔通りが改装された時、前田食堂さんの倉庫から発見され約200枚の古写真です。撮影者は不明ですが、こんな貴重な写真を残してくれた名も知らぬ先人喉力に敬意をを表したいですね。

 今はつまらないあほまろの記録写真だって、50年後にはこのように貴重な写真になってくれるのかも。今から、「本堂落慶100周年記念」に提供する資料としてまとめておくのも、浅草を研究する者としての勤め、そんなことを真剣に考えるあほまろは、本当のアホですかね。

 さて、今朝の境内では、15日から始まる「浅草ガサ市」の足場の準備が行われています。師走の浅草、もう本番に入ってしまったんですね。


『今朝の雷門』
 午前6時半の雷門です。まだ人影も少なく、いつものワンちゃん、メグちゃんとも逢えません。寒くなったので、きっと出るのを躊躇っているのでしょうね。カメラを持つ手も震えています。シャッターを押す指の感覚もありません。今朝は、そんな寒さなのですから・・・。
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『今朝の宝蔵門』
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『今朝の本堂』
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『本堂から宝蔵門』
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『本堂から宝蔵門の大提灯』  


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『今朝の二天門』 
 
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『今朝の境内』
 

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 とうとう真っ黄色になってしまった大銀杏の木です。この木は、東京大空襲の被害に遭ってもまだ生き延びている、浅草寺のご神木のような銀杏なのです。かつては本堂から見て左側に有った五重塔の前にそびえていたのですが、五重塔再建に伴い、この場所に根っこごと移設されたのです。
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 こちらは影向堂のお庭に落葉した桜の葉です。今年は虫喰いが少ないようですね。昨年は葉っぱの半分以上が虫に喰われた状態で落ちてきたのです。もしかしたら、これも地球温暖化現象の影響で、浅草寺のお庭は、虫も住めない環境になりつつ有るのかな・・・。
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『今朝の浅草神社』 
 浅草神社です。

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『今朝の一写』
 特に話題の無い朝だったので。雷門前の並木通りを飾る、イルミネーションと「東京マラソン」。もしかして、このイルミネーションは「東京マラソン」まで設置されているのでしょうかね。
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『浅草な人』
 仲見世通りだけじゃ無く、浅草ではこのような路地もお正月飾りで覆われるのです。世間ではクリスマスを騒いでいるようですけど、「浅草な人」には、師走はこうでなければいけないのですよ。終末になると、どこからか琴の音も響いて来るのです。
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『今朝のワンちゃん』
 チャコちゃんとお逢いするのは久しぶり。
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 チャコちゃん寒がって炬燵から出て来ないんですって。今朝のチャコちゃんもお洒落してますね。ハートのバンダナが可愛い・・・。
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 おしゃれっ気なんてみじんも無い、ナナちゃんと我が女房。後ろの看板がそれを象徴しているのかな。
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 ランディ君は今日も暴れたい様子。
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 やって来ましたお相手はボクちゃん。
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 はい、見合って見合って・・・。
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 はっけよい、残った残った!
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 つかさず後ろまわしを取ったランディ。
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 ラそのまま押さえ込んでランディの勝ち!まだ1才なのに強いね・・・・。
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 僕たちは怖いので近づかないでね。ヒナちゃんとゴン君も見てましたよ。
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 嫌だよ。ランディに迫られて逃げ惑うヒナちゃんでした。
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 僕もボクちゃんだよ。
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 ボクちゃん同士は仲が良いですね。もう、お相撲はこりごりって表情でした。
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 お洒落なココアちゃん。
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 前田のおばあちゃんに甘えてます。おばあちゃんも亡くなったミニちゃんのことを思い出しているのでしょうね。
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 こちらはモナカちゃんとアックス君。
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 アックス君のおとうさんにおやつも貰って・・・・。
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 勝負!
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 走り回っているだけで、取っ組み合いはありませんでした。
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 花やしき通りでお逢いしたペコちゃんです。
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 シオン君とは飲屋街。ここは終末になると、朝から営業しているお店もある通りなのです。あほまろもたまにここで飲んだりするんですよ。
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『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』

 江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、 また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより 廃業する銭湯の数は少なくありません。
 今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。 
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 あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
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  展示内容
 ・江戸時代の「湯屋」の模型展示
 ・現代の銭湯の模型展示
 ・台東区内「銭湯めぐり」写真展
 ・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
  開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
  ※休館日を除く

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 今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。


今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数159枚
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