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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年12月5日 (火) 旧暦10月15日赤口

- この冬一番の・・・ -

日記

『今朝の浅草』
 うぅぅぅ・・・さぶぅ。お天気お姉さんの根本美緒さんが、この冬一番の冷え込みですよ・・・、そんな呼びかけで目覚めたので覚悟は出来ていたのですけど・・・。うぅぅぅ・・・さぶぃよぉぉぉ・・・。モモちゃんなんて、震えながらよろけて歩いてます。何というか、まるで回転軸の狂った扇風機のようで笑えるんだよ。そんな格好が恥ずかしいのか、笑うあほまろと目を合わせないモモちゃん、横目で睨んでたりして。
 
 昨日は歌舞伎座の夜の部を観に行ってきました。お目当ては、池波正太郎が七世尾上梅幸の求めに応じて書いた「江戸女草紙 出刃打お玉(でばうちおたま)」です。池波さんの経歴でその戯曲の存在は知っていたのですが、内容までは把握しておりません。そんなわけで昔からとっても興味の有るお芝居だったのですが、過去に歌舞伎座で2回公演されただけの幻ともいえるお芝居なのです。売春婦に助けられてあだ討ちを成し遂げる気弱な侍の話で、なんとなく必殺仕掛け人みたいな、でもちょっとむごくてせつない、鬼平犯科帳の中にも有ったような物語は池波正太郎の世界そのままでしたよ。ただ、尾上菊五郎演じるお玉の晩年を、そこまで汚くするんですか・・・。変なところで笑えるのも池波正太郎の世界
なのですよね。
 なんとなく後味の良い気っ風のいい男勝りの女の話。息子の菊五郎も良かったですけど、七世尾上梅幸でも観たかったですね。今月の歌舞伎座、お勧めですよ。

 歌舞伎の余韻に浸りながら、ちょっと早めにの散歩を済ませて出かけてしまったので、再び犬たちを連れての散歩です。早朝に仲見世のシャッター絵の完成披露式典が行われ、そのニュースがテレビで流れたこともあって、夜中にもかかわらずカメラを持った連中が仲見世を楽しんでいるのだろうと思ったのですが、カメラを持ってはしゃいでいるのは我々夫婦だけで、犬たちは帰りたがってましたよ。
   
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『今朝の雷門』
 モモちゃんの目線で見た雷門です。いつもこのように見えていたのですね。
シャッター絵「浅草絵巻」は、ここ雷門から宝蔵門まで続く仲見世の商店89店を1つにつなげ、全長350メートルの巨大キャンバスに浅草の四季や行事などが描かれているのです。
   
 そして今月の仲見世は、お正月飾りも色を添えているのです。
   
  
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『今朝の一写』
 おはよう!これだけ派手に飾られると、なんとなくおめでたい雰囲気になってしまいますね。鯛のおかしら付きの「おかしら」ってどんな漢字を充てるかご存じですか。「お頭」と思っているかたも多いようですけど、本当の漢字は「尾頭」なのです。鯛が全部あると云う意味、つまり、尾っぽから頭まで丸ごとっていう意味なのです。
 魚は頭から腐っていくもので、この「尾頭付き」は、昔は新鮮でなければ出来なかったから豪華さの演出としては充分でも、冷凍技術がある今ではその価値を失ってると云わざるを得ないかも知れませんね。
  
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『今朝の境内』
 もういちどモモちゃん目線で仲見世の飾りを見てみましょう。こうして目線を低くしてみると仲見世の通路って意外に広いんですね。
   
 今度は望遠で詰めてみました。正月飾りが更に強調されてしましますね。
   
 宝蔵門の屋根の一部が現れましたが、まだ工事は途中のままです。正月客でごった返すこの場所、危険の無いように一時的に覆いを撤去するそうです。
   
 本堂前の水はけの悪い箇所の改善工事がなされています。これで雨が降っても溢れることが無いでしょう。
   
 完全に黄色くなってしまった銀杏の木と浅草寺の屋根との対比が奇麗だったもので。
   
 いつものように浅草神社の写真を撮っていると・・・
   
 猛スピードで自転車が横切って行きました。それにも関わらず神社に一礼して通るってのは、浅草の常識非常識なのかな。
   
 通学も自転車に乗って。“境内に自転車で乗り入れるのは困るんですけどね・・・”警備の人も注意は出来ないほど大勢の方が自転車で乗り入れてくるのです。
   

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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』

 昨夜の仲見世散歩の写真です。
   

 仲見世の蛍光灯は、午後9時半に消灯します。
   

 女房はナナちゃん、あほまろの側にはモモちゃんも居ますよ。
   
 この写真を撮っている最中に蛍光灯が消灯してしまいました。
   

今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数80枚

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