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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年11月15日 (水) 旧暦9月25日先負

- 七五三 -

日記


『今朝の浅草』
 わ〜、すごい人!早朝の雷門前に人だかりが出来ています。って、ことはお馴染みの撮影が行われているのですね。来年から始まるドラマの舞台が、伝法院通りの旅館とか言ってた例のドラマなのでしょう。いつも、この場所での撮影は通勤通学の方が一段落する8時頃から始まるのです。集めたエキストラおよそ100名、御丁寧に浅草らしく外国人まで居ましたよ。
 雷門の真ん前、いつも撮影している場所に行こうとすると、助監督に
“許可の無い撮影はできません”制止されてしまいました。何でそんな制止のしかたをするのでしょう。許可も何も歩道の上でカメラを向けるのに毎朝そんな大げさなこと出来ますか。彼の腕の「浅草寺」と書かれた赤い腕章が威張る理由なのでしょうかね・・・。おかげでいつもの定点観測は出来ませんでしたよ。

 今日は「七五三」です。男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に、成長を祝って神社・氏神などに詣でる年中行事です。本来は旧暦で行うのですが、最近は暦通りになってしまったようですね。
 旧暦の11月15日は、二十八宿の鬼宿日なのです。この日は、何事をするにも吉であるとされている日なので、氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝し、加護を祈るようになったのが由来なのです。また、旧暦の15日は満月でもあり家族みんなで「千歳飴(ちとせあめ)」を食べて祝ったのでしょうね。
   
   音曲町繁花の商人(うちわ絵)嘉永6年
 歌川広重戯筆

 この「千歳飴」は、「元禄宝永のころ、江戸浅草に七兵衛といふ飴売あり。その飴の名を千年飴、また寿命糖ともいふ。今俗に長袋といふ飴に千歳飴(せんざいあめ)と書くこと、かの七兵衛に起れり」と、文政8年(1825)刊の柳亭種彦の「還魂紙料(かんこうしりょう」に有るように、浅草の七兵衛が売り出したのが始まりとされているのです。
 あほまろは飴には興味が無いのですが、その袋にはとっても興味を持っています。なにしろ明治初期から大正期までの袋は木版多色刷りだったのです。図柄は「鶴は千年 亀は万年、共に白髪の生えるまで」の金言に倣って考案されたもので、男の子も女の子もすくすくと成長し、幾久しく長寿を全うできるようにとの願いが込められているのです。この袋、古いものは入手困難なのです。これも子供の管理下だったからなのでしょうかね。今となってはとっても貴重な庶民の文化財なのです。
   
 千歳飴の写真は、みんなの写真館フォト蔵様より拝借しました。

 東京歳之市羽子板商組合では、高さ約3メートル重量80キロと日本一の押し絵羽子板を完成。「浅草羽子板市」(12月17−19日)の成功を祈願し、来月1日から浅草寺本堂に展示されるそうです。
約15人の職人が3カ月かけて仕上げた総桐の板に、厚紙を布でくるんで立体的な装飾を施す江戸伝統の技法で、歌舞伎の「連獅子」が描かれているそうです。期間中は「高さと重さ当てクイズ」も行われるそうですよ。正解者には特製羽子板が貰えるそうです。みなさんも大羽子板の長さと重量、当ててみませんか。解るかな・・・。
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『今朝の雷門』
 撮影が行われているので、いつもの場所で撮ることができませんでした。あほまろにとって、撮影は迷惑なのです。
   
 
   
  
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『今朝の一写』
 携帯電話の普及でほとんど用をなさなくなってしまった公衆電話ですが、浅草寺本堂前の電話センターは、国際電話対応機種とあって外国人の利用が多いようです。また、時々お年寄りも家族との連絡に使っているようです。
 今朝、話センターの前でお年寄りが困っています。お婆さん腕が痛くてプッシュボタンを押せないで困っていたのです。お孫さんが買ってくれたテレホンカードで毎朝“おはよう”を言うだけと、会話もほんの数十秒、これで満足なのでしょう。
 “またね・・・”
、嬉しそうに会話を終えたのは良かったのですが、今度は受話器を戻せないのです。今まで気付かなかったのですけど、公衆電話を使う方のほとんどが子供か老人ですよ。それにしちゃこの電話の位置ってちょっと高くありませんか。造作の関係で動かせないのなら、せめて踏み台になるような物を置くとか、浅草寺さん、なんとかならないものでしょうかね・・・。
  
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『今朝の境内』
 菊花展も今日で終わります。最後の雰囲気を楽しもうと思っていたのですが、まだ囲いが取れてませんでした。
   
 そんなの私に関係無いものね。と、言わんばかりに横目もくれずに飛ばしていきましたよ。
    
 最後の定点観測の懸崖です。今年は小さくてつまらなかったよ・・・。
   
 来年はまた大きな懸崖を期待してますよ。
   
 おはよう!菊を観賞する暇なんてありませんか?
   
 浅草神社です。
   
 こんな格好でも狛犬です。
   
 西参道に吊された幟が朝日に輝いてました。
   

 数は少ないのですが、目立ってましたよ。仲見世はすでに取り外されてしまった秋の飾り、ここはまだ付いてますね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』

 お馴染み「ロック座」、ここと大勝館のオーナーさんの誕生日のようです。玄関先には、高価な蘭の花がいっぱい飾られています。浅草の活気を取り戻そうとロック座会長の斉藤智恵子さんが平成13(2001)年12月31日にオープンさせた、大衆演劇の常設劇場「大勝館」ですが、現在、競売にかかっているとか。なんとか存続させて欲しいですね。
   

   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数52枚

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