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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年10月3日 (火) 旧暦8月12日先勝

- かゆいよ〜 -

日記


『今朝の浅草』
 あ〜、もう午前5時になってしまいました。外を見ると雨も上がりうっすらと明るくなってきました・・・。昨夜はほとんど寝られなかったのでこんなに早く起きて、起きてしまったらモモちゃんを連れて・・・。
   
 昨日、女房と歌舞伎座の夜の部を観に行ってきました。お馴染み仮名手本忠臣蔵の五段目、六段目。あほまろは、追いつめられて行く勘平の心の機微を緻密に描くこの段が大好き、おまけに役者は仁左衛門とくれば言うこと無し。また、五段目の山崎街道ではお軽の父の与市兵衛が娘を売って手に入れた金を奪い盗る山賊の斧定九郎、これも伝説の中村仲蔵に倣って海老蔵がたった一役一台詞、“五十両”。ん〜満足満足。
 そこまでは良かったのですが・・・。次の髪結新三までの幕間は、お軽と勘平の無情を感じながら豪華幕の内弁当に舌鼓、お土産売り場などで時間を潰したのでした。いよいよ幕が開くと舞台は材木屋白木屋の店先、ひとり娘お熊の縁談話に驚く、恋仲の手代の忠七が登場した途端に事が起こったのです。
 かゆい、何かかゆい。腕が、背中が、足が、体中がかゆくなってきたのです。おかしい、いったいどうなってしまったんだ・・・。シャツのボタンを外してかゆい腕をまくって見ると、変な湿疹ができているじゃないですか。それも、見ている間にどんどん増えていくのです。蕁麻疹(じんましん)じゃないのかな。これは困ったぞ・・・。
 過去、あほまろは一度も蕁麻疹を経験したことはありません。それに食べ物のアレルギーも無いはず。ポリオポリ、ポリポリ、1度かゆくなってかきはじめると止まらないんです。それも、腕からじょじょに足の方にかゆみが下がっているのです。あ〜、こうなったらお芝居なんて上の空、ポリポリ、ポリポリ、お隣のお姉さんが嫌な顔してこっちをチラチラ。声も出せず、女房も困ってしまって“帰りましょ”ってことになってしまったのでした。

 もう我慢ができません。急いでタクシーを拾って帰宅。服を脱ぎ捨てて鏡を見ると、全身にみみず腫れが出来ているじゃないですか。とりあえず、風呂場でかゆいところをゴシゴシ、擦り過ぎて更にみみず腫れがひどくなっていくのです。
 蕁麻疹をネットで調べてみると、体が疲れている時には普段食べても何でもないものでも蕁麻疹が出てしまうことがあるとか。また、医者に行っても治らない病気とか書かれているのです。

  「かゆいむくみは数分から数時間後、次第に消えてなくなるが、数時間後から24時間くらいで再発を繰り返すことが多い」、「蕁麻疹がでてしまった時は、抗ヒスタミン剤を服用(急ぐときは注射)します。ぬりぐすりはほとんど効果がない」。

 あ〜、今日は「デジタル・ポンチ」の搬入日。明日から本番。いったい、あほまろはどーしたら良いの・・・。
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『今朝の雷門』
 かゆいかゆいと掻いてしまうと次のところが・・・。辛い散歩ですよ。早朝から朝の散歩を楽しんでいる方々が笑顔で挨拶をして通り過ぎていきます。こっちもJALのスチュワーデスのような
作り笑顔、“あんたたちにこの苦しさが解らないでしょう”って心で呟きながら・・・。
   
 
   
  
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『今朝の一写』
 六時になると、弁天山の鐘楼が時を知らせます。モモちゃんと待つこと20分、ようやく撞かれた鐘の音に、驚い手逃げ出すたモモちゃんでした。六つの鐘は八回撞かれます。前後の二個は捨て鐘として。
  
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『今朝の境内』
 鐘を撞く間隔は、じーっと余韻を聞きながら。だいたい20秒間隔でしたよ。あ〜かゆい。
   
 当番のお坊さんがお帰りです。ご苦労様です。あ〜かゆい。
   
 ポリポリ、ポリポリ。モモちゃんも不思議そうな顔であほまろを見てましたよ。
   
  ちょっとずつ明るくなってきましたね。あ〜かゆい。
   
 ワンちゃんたちだってノミのかゆさを知ってるでしょ。って、言いたくなるよね。
   
 浅草神社はまだ開いてませんね。あ〜かゆい。
   
 浅草の神田もあ〜かゆい。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』

 そんな訳で、今朝は全く冷静な日記なんて書けませんよ。これから、テプコの飾り付け、きっとみんなの前でもポリポリやるんだろうな・・・。
   


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5
撮影枚数51枚

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