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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年9月9日 (土) 旧暦閏7月17日大安

- 重陽の節句 -

日記


『今朝の浅草』
 
九月九日、「九」、陽の極が二つ重なることで、たいへんめでたい日とされ、邪気を払い長寿を願って菊の花を飾ったり酒を酌み交わして祝う「重陽の節句」です。占いの世界から由来したようで、日本では古来から「九」は数字の最後なので、縁起の良い数字とされていました。それが二つも重なることからこのような風習が始まったのです。
 しかし、西洋の「九」は不吉な日を意味します。過去に世の中を騒がせたノストラダムスの終末の予言、1999年9月9日天から魔王が降りてくる、根拠のない噂で世の中騒がされましたよね。
 
 浅草寺境内の水はけを良くするため、下水道の増強工事が行われています。かなり深く掘り下げられた穴の中を覗いてみると、所々に赤いレンガの欠けらが見えています。掘り出した泥の中を探ってみると、レンガ屑がいっぱい入っているじゃないですか。位置から考えると、この付近は、あの忌まわしい東京大震災で被爆するまで宝蔵門の両側に日露凱旋灯が建っていた場所なのです。きっと、その名残の破片なのでしょうね・・・。

 関東大震災で崩壊する前の浅草仲見世もレンガ造りでした。今でも、下水工事などで掘り興すと当時のレンガの破片がたくさん出てきます。これらのレンガの特徴は、それが何処で造られたのかが明記されているのです。それも、文字では無くて桜のマークで総てを表現しているのです。桜の傾きで造られた場所を示し、押印の位置で時期が解るのです。 この方法は、江戸時代から使われている表現方法なのです。たとえば、貨幣の「一分銀」の周囲に並んだ桜にも同じ法則が使われているのです。こんなところからも、日本人にとって「桜」の印、生活の一部に入り込んでいるほど象徴的な花だったのが解りますね。

 今朝の東京新聞に、『江東区の仙台堀川公園の「ガマの池」で、茶緑色の穂を付けたガマが、秋の訪れを告げている。
と、写真入りで紹介されています。東京では、たかがガマが穂を付けただけで新聞のニュースになってしまうのですね。このガマは、出雲神話の「因幡の白うさぎ」で、うさぎが傷ついた体をガマで癒やした話もありるほど、古来から薬草としても有名なのです。それと、水路などの水漏れ防止策として、樋のつなぎ目を塞ぐ大切な道具でもあったのです。
 浅草の対岸墨田区側にアサヒビールの本社が有るのはご存じですね。過去はこの位置でビールが作られていたのです。隅田川に生息するガマが大量に採れるという立地条件でここに工場が造られたそうです。では、ガマとビールの関係ってご存じですか。
 実は、ビールやウイスキーを保存するための樽を作り上げるとき、どんな熟練した職人でも、側板と側板の間に隙間が少しできてしまうのです。その隙間をガマで目止めをするのです。このガマさしの作業の善し悪しで漏れないかどうかが決まるという重要な役割をはたしているのです。
 今でも、ビール作りにガマは必要不可欠な存在です。その証拠に、アサヒビール本社屋上のレストランで使われているお皿のデザインにもガマが使われていますよ。
 ちょっとした秋の話題、新聞から見付けてしまいました。
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『今朝の雷門』
 大きなバッグを曳いて旅行にでもお出かけですかね・・・。週末になると、このような光景を良く目にします。
   
   
  
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『今朝の一写』
 お姉さん、モモちゃんが気になるのですか。でも、気を付けないと階段は危ないですよ。そんなことを思った瞬間、足を踏み外してしまいました。その一瞬前の写真ですが、本当なら踏み外して転けた瞬間が欲しかったのに・・・、転んで痛がるお姉さんにカメラを向けて睨まれてしまいました。モモちゃんが悪い訳じゃないのに・・・。
  
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『今朝の境内』
 こちらもお出かけですね。それにしても、こんなに大きなバッグにいったい何が詰まっているのでしょう。あほまろは海外旅行に出かける時にも、機内に持ち込めるバッグ一つなんですけどね。
   
 揚げまんじゅう屋さんの柴犬、まだ三歳なのでとっても元気が良いのです。今朝も、モモちゃんが気になって振り返りながら階段を昇って、やっぱし足を踏み外してしまいましたよ。モモちゃんが悪い訳じゃ無いもんね。
   
 どうぞ頭が良くなりますように。ほとんどの方は大香炉の煙を頭の振りかけていますが、あほまろは違う所に持っていってしまうんですよ。それも、他人に見付からないように、内緒で、効果は期待できませんけど・・・。
   
 ここも御利益を求めて毎朝参拝をしている浅草神社です。
   
 御利益なのか、浅草の神田の稲穂もしっかりと実が入ってきましたね。
   
 全部で13個のプランターのうち、穂が実らなかったのは僅か3個だけです。
   
 橋の上で、仲良くお喋りをしているお嬢さんたち。実は、あほまろは毎朝その位置で写真を撮っているんですけど・・・、なかなか言い出せ無くって、真正面からカメラを向けると、避けてくれたというか、逃げ出されてしまいました。滝を定点で撮ってるもので、ゴメンね。
   
 影向堂のお庭に落ち葉が積もってきました。これから冬にかけて、清掃員の仕事が益々増えてくるのですよ。今、散っているのが桜の葉、これから冬にかけて散るのが銀杏の葉なのです。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』
 若いモモちゃんをご覧にいれましょう。たまたま写真を整理していて見付けた、2才のモモちゃんです。まだ毛並みもしっかりとして幼い感じですが、面影は今のままですね。
   

 14才、年老いて頑固になってしまったモモちゃん。写真を撮るから座りなさいといっても、疲れたのか、言うことを聞かないんですよ。何でもが煩わしくなってしまったんですね。
   


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5

撮影枚数50枚

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