あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年8月28日 (月) 旧暦閏7月5日大安

- 浅草、夏の終わり -

日記


『今朝の浅草』
 雨が降り出しそうな・・・、雲行きのおかしい朝です。ベッドの中から空を眺め、早めに散歩を済ませなくっちゃ・・・、そんなことを思いながら二度寝をしてしまいました。遠くから聞こえてくるモモちゃんの声で目覚めると、なんと、8時半を過ぎているじゃないですか・・・。
 女房はすでにナナちゃんと出かけているようです。慌てて服を着て家を飛び出しと散歩を終えて帰ってきた女房と遭遇、“今ごろ出かけるの!”、“見たらわかるだろ!”。オレだってたまにはゆっくり寝ていたいんだよ。朝っぱらから気分悪いの・・・。
 
 外に出た週間、モモちゃんが我慢しきれずに路上のアスファルトの上で
用を足してしまったのです。女房が怒るのも無理は無いですね。モモちゃんにも悪いことをしてしまったと、今朝は素直に反省してしまいましたよ。最近は連日夜中まで遊び歩いていたので、お疲れだったんです。とはいえ、あほまろはモモちゃんのために生きているようなもの、生かされているってのが正しいかな。そんな訳で、モモちゃんだけには苦労をかけさせたく無いですね。モモちゃんが居るから浅草以外に出かけることもせず、結果、毎日の浅草の雰囲気をみなさんにお伝えすることが出来ているのですから。

 さて、今日からは酒の誘惑を一切振り切って、早めの帰宅、早めの就寝を心掛けなければいけませんね。心を入れ替えて酒を止める決意を胸に、怪しい雲行きの浅草の朝の散歩をしてきたのです。でもね、決意が雲行きと同じで無ければ良いのですが・・・。

 仲見世のシャッター取り替え工事、どんどん雷門に近づいてきました。今朝は小池商店の取り替え作業が行われています。このあたりのシャッターはそのお隣のむさし屋さんと連続した三社祭の絵。仲見世シャッター中でも特に人気が有った場所だったのです。もう見られなくなってしまうのが残念ですね。でも、かつて浅草の仲見世で名物だったシャッター絵が有ったってことは、ちゃんと写真に残しております。いつか、これも浅草の歴史の一部を飾ることになるのでしょう。

 浅草神社の境内で、モモちゃんがとっても気になっているアメリカ人家族にお会いしました。アメリカで4才の柴犬を飼っているそうです。見た目がモモちゃんそっくりなので、ついつい思いだして近寄ってきたのです。でも、モモちゃんが14才だと聞くと信じられないと驚いてましたよ。そうなんです。モモちゃんは絶対に年に見られないのです。美女で若作りの犬、“花子もちゃんと散歩をしているのかな・・・”。モモちゃんの写真を撮りながら、お隣に預けて来た愛犬を思い出したお母さんの目に涙が流れていました。きっと、彼らもあほまろと同様、犬無しでは生きていけない人たちなのでしょうね。
 祖父の代から柴犬が好きで、今の花子が5代目だそうです。過去の犬たちもみんな代表的な日本人の名前を名乗っているのだそうです。今は亡きタローと花子の子供は地域の日本犬同好会のみなさんに差し上げているのですが、総て日本人の名前も一緒に貰ってもらうのだそうです。昨年産まれた犬のには、総理大臣の、“ジュンイチロー”、って名付けたのでしたが、飼い主が呼びづらいと、“ジュン”にされてしまったのが残念。それほど日本通の家族なのですが、日本語は全く解らないようでした。

 昨夜で、「浅草夏の夜まつり」も終わってしまいました。これで、浅草の夏も総て終わってしまったのです。今年の夏は雨が多く夏らしいお天気には恵まれていませんでしたが、8月の毎週、金・土・日に開催されたこの「浅草夏の夜まつり」だけは、雨に振られることも無く総て順調に進行することが出来たと、関係者のみなさんが喜んでおりました。その盛り上がった打ち上げパーティーで、飲み過ぎてしまったって訳なので・・・。
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『今朝の雷門』
 ほら、雲行きが怪しいでしょ。でも、まだ(現在午前10時)雨は降ってませんよ。
   
   
  
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『今朝の一写』
 鎮護堂のお庭には樹齢500年を越す銀杏の大木がそびえています。毎朝、この木から自然の息吹を頂こうとヨガのような体操をする方も多いようです。このお母さんもその一人、本で習い覚えた自然吸収法なる体操で健康を保っているのです。
 以前、あほまろもやってみたのですが、それで何かが変わることも無く、最近はやってませんよ。本音は、恥ずかしいからやってないのですけどね。
  
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『今朝の境内』
 冒頭にも書いた仲見世のシャッター取り替え工事です。
   
 ここから雷門にかけて、まだ絵は残っているので、ご覧になりたい方はお急ぎください。いよいよ見収めですよ。 
   
 こちらの伝法院前は、総て白いシャッターになってしまいました。シャッターを撮るつもりでカメラを向けると、お嬢さんの集団が歩いてきたので、ついついそっちに目が・・・。 
   
 今朝も韓国からの団体が押し寄せてきました。彼らの声は日本人よりもでかいのか、言葉がそうさせているのか。境内いぱいに響いていました。アニハセヨ・カムサンニダ・チョンマネヨ・ニラレバイタメ・・・。
   
 浅草神社の正面です。奥にいらっしゃるのがアメリカ人の家族です。この時点で、すでに柴犬のモモちゃんを見付けていたようですよ。
   
 浅草の神田です。
   
 たった一個だけですが、稲はちゃんと成長してますよ。
   
 浅草神社の掲示板に社務所新築の募金のお願いが貼られています。古くなった社務所をこれから5年の歳月をかけて修復するようです。三社祭が好きな方は是非、勧進をよろしくお願いいたします。もちろんあほまろも勧進しますよ。

   
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『昨日のイベント』
 
 昨日は、テプコ浅草館に於いて、つくばエクスプレスの開通一周年記念「祝ってなぎら健壱と下町トーク&ライブ}が開催されました。今回のテーマは、浅草を「孤独な街にはしたくない」。
 出演は、なぎら健壱・町田忍・浅草ジンタのみなさん。司会はお馴染みクジラ屋のご主人河野氏。都会化されてしまった下町浅草に、 助け合い、支え合い、付き合いなど の「合」の有る街に戻すには。ちょっと真面目なトークでしたが、出演者持ち前のユニークさから会場は笑いが絶えませんでした。 
 
   

 真剣な顔の町田忍氏となぎら健壱さん。
   

 司会の河野さん。
 今回のイベントで、宣言された下町宣言。
 なぎら 「本来の人間の心に回避できる街」 
 町田  「大東京娯楽の殿堂、それは浅草」
 ジンタ 「 先輩色々教えてください」

 これからも下町宣言を続けていきますよ。
   
 トークの後は、ライブで盛り上がり。まずは浅草ジンタの演奏です。
     
 そしてなぎら健壱さん。今回は、明治期に流行った古い歌を披露してくれましたよ。♪ラーメちゃんたらギチョンチョンでパイのパイのパイ・・・。等をね。
   
 浅草のイベント、やっぱり最後は
なぎらさんの合図で三本〆(三社〆)、予定お開きでした。
   

 さて、引き続き隅田川では「浅草夏の夜まつり」最終日です。今日の出演は辻香織ちゃんと浅草ジンタでしたが、テプコのイベントを終えたなぎらさんも飛び入り出演してくれたのです。
   
   
   
 最終日とあって、会場は過去最高の人手で賑わいました。なぎらさんの歌に聞き入るみなさんです。おや、辻香織ちゃんとジンタの和尚も聞き入ってますね。
   
 この日のなぎらさん、テプコのイベントを終えた後、打ち上げでかなり飲んでしまったのですが、彼曰く、“アタシは飲むほどに声の張りが良くなるなんだよ”ですって。
   
 最後は浅草ジンタ。辻香織ちゃんと愉快な仲間たちも加わって、みんなで「上を向いて歩こう」の大合唱です。ライブを観ていた外人さんたちも知っている歌なので、みんなで口ずさんでいましたよ。
   
 隅田川を遊覧する観光船もステージに近寄って楽しんでいました。
   
 これで、浅草の夏は本当に終わってしまったんですね・・・。


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5
撮影枚数44枚

昨日の写真
CANON EOS-1 DsMK2,CANON ZOOM 17-35 28-70 70-200IS F2.8
撮影枚数780枚