あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月14日 (水) 旧暦5月19日大安

写真館にて三社祭・品川神社・鳥越神社例大祭を公開中!
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 モモちゃん元気です -

日記


『今朝の浅草』
 あほまろが帰って来ると必ず立ち上がって喜んでくれるモモちゃんですが、昨夜もまだ寝たままで、薄目を開けてこっちを見ているだけ。女房に聞いてみると、まだ全く食事をとってくれないとのことでした。大好きな植物繊維入りの「ボーロちゃん」を数個口の側に持っていっても、臭いを嗅ぐだけで食べようとはしないのです。あぁこのまま・・・。
 夜中も気になって感度か行ってみたのですが、相変わらず寝たままなのですが、寝る前に置いておいた「ボーロちゃん」が無くなっている、もしや食べてくれたのでは。その瞬間、モモちゃんが起きあがってお座りをしたのです。その態度は“何かちょうだい”っていってるような。側にあった「ボーロちゃん」を手の平に数個乗せて差し出すと、食べるじゃないですか。それも、お腹が空いているのでみんな一気に飲み込んでしまうのです。そして音を立てて水も飲んでいます。良かった!いつものモモちゃんに戻ってくれたのですね。時計を見ると午前3時過ぎ、嬉しくてすっかり目が覚めてしまいましたよ。
 
 そして今朝の散歩、モモちゃんはすっかりその気になってストレッチをしながら準備をしています。自分から進んで玄関を出るほど回復しているのです。いったい、何が原因だったのでしょう。モモちゃんの調子が悪かったこの三日間、大勢の方からお見舞いのメールや掲示板への書き込みを頂きましたが、それにどう答えたら良いのか、それより答える気力も失ってしまったあほまろだったのです。
 元気になったモモちゃんの姿にナナちゃんはとっても喜んでじゃれついていましたよ。こんな態度を見ると、犬同士テレパシーのような会話が成立しているのでしょうね。モモちゃんの尻尾が上にくるりと輪を描いている姿は、気分の良い証拠なのですよ。
 いつもの散歩コース、昨日のように嫌がることも無く元気に歩き、帰ってからいつもの朝食をぺろりと平らげてしまったのです。本当に良かった良かった。みなさんにもご心配をおかけいたしました。
 とはいえ、モモちゃんは老犬なので、これからは無理をさせないようにしてあげなくっちゃいけませんね。これからは、モモちゃんがいちばん安心出来るあほまろの秘密基地で、美味しいものを与えて自由にさせてあげなくっちゃね。
   
 影向堂の池の水が抜かれ、清掃作業が行われています。この池はポンプで循環をさせているので、時々清掃をしなければどんどん汚れ、臭いもきつくなってくるのです。かつては伝法院のお庭の池の底の湧き水が境内にも流れていたそうですが、その湧き水も枯れてしまって、今は水道水で池を保っているのです。いわば人工の自然ですね。錦鯉など、養殖で育てられた魚は良いとしても、自然界に生きる虫たちにとっては生きる場所としては不適当です。ですから夏になってもトンボすら寄って来ないのです。
 人間の目を楽しませるだけでも良いのでしょうけど、せっかく池を造ったのですから、自然な水路の確保も考えてもらいたかったですね。なぜそんなこと言うのかは、実はかつて隅田川から日本堤に流れ込み、ところどころで分岐をしてその一つが、瓢箪池まで流れていたのです。その水路はすべて道路の下に暗渠としてしまったのです。先日、近所で解体作業をしている方が言うには、まだ水は流れているそうでした。
 明治時代までの浅草は、隅田川はもちろん、至るところに池と水のある街並みが特徴だったのですけどね・・・。
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『今朝の雷門』
 梅雨に入った東京はお決まりのジメジメが続いています。今朝、カメラの電池を取り替えようとカバンのポケットを開けた瞬間、手に異様なべとつきが・・・。見ると、電池の側に毛虫のようなものが見えています。おそるおそるカバンをひっくり返してみると、地面に落ちたのは腐ったお肉のようなもの、そういえば先週、散歩中に頂いた鶏肉が残っていたのです。それが腐ってカビだらけ、まるで緑色の毛虫のようになっていたのですよ。モモちゃんが臭いを嗅ごうと・・・、ダメ、また病気になってしまうよ。
 この時期のジメジメ、嫌ですね。
   
 いつも、別々に家を出て女房と待ち合わせるのが雷門の裏です。我々を見付けたナナちゃん喜んで走ってきましたよ。モモちゃんも尻尾を振りながら出迎えていました。
   

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『今朝の一写』
 あじさいの群生地。写真に写っただけではなく、左右いっぱいに広がっているのです。さて、ここはいったいどこかお解りになりますか。浅草寺の境内を知り尽くしていなければ絶対に見付けられない場所の一つでしょうね。実は、影向堂の横の六角堂の真裏なのです。普段は滅多に人が入ることが無いので、人工的ではありますが自然を感じるには良い場所なのです。みなさんも一度は訪れてみると良いでしょうね。
  

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『今朝の境内』
 宝蔵門の覆いのおかげで、仲見世通りがすっぽりと倉庫の中に入ってしまったようにも見えませんか。
   
   
 浅草神社の神田から本殿を見たところです。計ってはいませんが、苗は確実に伸びていますね。
   
 水を抜かれた向前の庭の池です。錦鯉はいったいどこで待機しているのでしょう。ここには、亀も生息しているのですが、池に亀を放さないでと注意書きがあるので、縁日で売っている緑亀が繁殖しているのでしょうか。今朝も、水の無い池の底で、水を求める緑亀が一匹歩いてました。
   
 こちらと表紙は、弁天山の裏のあじさいです。
   
 弁天山の梅の実、ちょっとずつ柔らかくなってきましたね。
   
 特に意味は無いのですが、仲見世から新仲見世に続く商店街です。突き当たりが松屋デパート。その手前に例の地下商店街の入口があるのです。
    
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』      
 おや、境内で惣次郎さんがお猿の信ちゃんの調教をしてますよ。信ちゃんとモモちゃんは顔見知りなので、お互いの警戒心は無いようです。何か大きなイベントで長時間じ〜っと人力車を持っていなければいけないそうで、誰が来ても、何があってもこの姿勢を保つ練習なのです。
 モモちゃん、カメラに振り返って何か言いたそうですね。“このような調教だって、愛情が無ければ言うことを聞いてくれないんだよ”、とでも言いたいのでしょうかね。あほまろは充分にモモちゃんを愛していますよ。これからも元気でお散歩を続けましょうね。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数63枚