あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月12日 (月) 旧暦5月17日先負

写真館にて三社祭・品川神社例大祭等を公開中!
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 日記の日 -

日記


『今朝の浅草』
 モモちゃんと一緒に朝の散歩日記を書き始めて先月でちょうど6年半になりました。その間、出張や旅行以外は毎日モモちゃんの写真だけは欠かさずに撮ってきました。写真を並べてみると、モモちゃんもすっかり年寄り顔になってしまいましたね・・・。

 昨日、散歩から帰って女房が、モモちゃんに鳥のもも肉の煮たのを与えると、美味しいのかあっという間に飲み込んでしまったのです。犬は美味しいものは噛まずに飲み込む性格は知っていますが、久しぶりに異常とも思える食べっぷり、まだ元気だね。そんなモモちゃんの横であほまろは日記の更新を行っていると、モモちゃんの唸り声が・・・。
 さっきのもも肉をすべて吐いてしまったのです。他の犬たちはには問題が無いので、肉が悪かったわけじゃないようですが、水を飲ませると、何事も無かったかのように、お気に入りの毛布で横になっていました。
 昨日は鳥越神社の例大祭、今年もあの大神輿渡御を撮影にでかけなければなりません。モモちゃんは、なぜ連れてってくれないの、そんな寂しそうな顔であほまろを見送ったのでした。
 それから、4〜5時間も経ったでしょうか。“寝たままで全く立ち上がらなくなってしまった”“今まで聞いたことのない声で泣いている”。女房が泣きながら電話をしてきたのです。慌てて自宅に戻ると、あほまろの顔を見たモモちゃん、喜んで起きあがり尻尾を振っているじゃないですか。何を大げさなと思ったのですが、喜んだのは束の間、すぐにぐったりと横になってしまったのです。

 女房が言うには、朝吐いたものを調べてみたら、全く消化されていないもも肉に混じって大量の草。それは一昨日公園で食べたもので、モモちゃんは時々お腹の調子が悪いと草を食べるのでいつもさほど気にしていませんが、大変なのは薬の錠剤の空が出てきたというのです。あほまろが服用している薬とは違うものなので、どこかで一緒に飲み込んでしまったのでしょう。
 何の薬かは解りませんが、バッファリンのような鎮痛剤のようなものようです。空を食べたのか、それとも中身が入ったまま飲み込んでしまったのかは解りませんが、これが原因かも知れません。日曜日で病院がお休みなので、とりあえず様子を見ることにして、あほまろは再び宮入りの撮影に出かけたのでした。
   
 今朝、モモちゃんの泣き声で目覚め、慌てて書斎に行ってみると、お気に入りの毛布の上で失禁してしまったのです。それを隠そうとしているのか、一生懸命舐めているのです。我慢仕切れずに漏らしてしまったのでしょう。それもそのはず、女房が言うには、昨夜は調子が悪くまた雨だったので、散歩に連れていかなかったそうです。でも、ちゃんと用足しマットの上でおしっこをしていたのに・・・。
 でも、昨夜とは違って今朝のモモちゃんはいつものような元気を取り戻したかのようなので、早めの散歩に連れていきました。ちゃんと歩くし、尻尾も上がっているんで、気分は良いのでしょう。ただ、側に寄ってきて、キャンキャン騒ぐナナちゃんの煩わしさは別としてね。
 歩くのが嫌な時は、“もう帰ろうよ”とか、“こっちに行こうよ”と、リードを引っ張って嫌がるのですが、今朝は自ら進んで歩いています。そんなわけで、煩いナナちゃんと女房を先に帰し、ちょっと距離を伸ばして散歩をしてきました。でも、まだ食欲は無いようで、帰ってからご飯も食べずに寝たままなのが心配なのですけど・・・。

 観音様、どうかモモちゃんを助けてあげてください。

 そう、今日は日記に日の話題を書こうと思いながら、モモちゃんのことばっかりになってしまいましたね。ユダヤ人の少女アンネ・フランクによって「アンネの日記」が書き始められた記念日なのです。
 誰しもが毎日同じであるはずがありません。何かしら変わった出来事に遭遇しているのです。そんなことは、書き留めておかなければすぐに忘れてしまう。人は日記という形で一日の出来事を記録しているのでしょう。
 あほまろは日記なんて書いたことがありません。でも、数年前までは、来年こそは日記を書くぞと、年末の書店に並んだ大仰な表紙の日記帳や、5年日記など、いったい今まで何冊買ったことでしょう。日記を買うと、まず自分の履歴や生い立ちなどのページを埋め、“早く元旦にならないかな”と、首を長くして実現の日を待つのですが、続くのはせいぜい数週間。ひどい時は、飲んでしまって元旦から書き忘れてしまう。そんな年もありました。でも、この「今朝の浅草日記」、良く続いていますね。三日坊主の自分が一番驚いています。最近では、この日記のために早朝の仕事を入れないようしているんですよ。もちろん、不健康なゴルフなんてまっぴらですよ。

 本来の日記は、他人に見せるようなものじゃ無く、自分の本心を素直に綴るもの。でも、せっかく書いたのだから誰かに見てもらいたい。そんな気持ちも起こるでしょう。でももし、死んでしまったら女房や子供たちにも見られてしまう。それじゃ、本当のこと書けないし、とはいえ何か書かなければ日記にならないし。みなさんも同じ経験したことありませんか。
 そんなこんな悩んだあげく、なんとなく形になってきたのが、この日記です。本来の日記とはちょっとかけ離れた内容ですが、我が家の犬たちの記録と、読んでくれる読者の方々の励ましがあるから続いているのでしょうね。
 これからも「今朝の浅草日記」、よろしくお願いいたします。
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『今朝の雷門』
 ちょうど6時の鐘が鳴り響いています。でも、後ろを駆け抜けていく車の騒音でその音がかき消されることもあるのです。鐘楼から僅か300メートルしか離れていないっていうのにね・・・。
   
   

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『今朝の一写』
 ちょっと足を伸ばして観音裏まで行ってみました。先月末に終わった植木市には行けませんでしたが、来月1日が富士山の山開なので、今月末のお富士山が本当の植木市なのでしょうね。そして、朝顔市・ほおづき市と夏のイベントが続くのです。
  

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『今朝の境内』
 巨大なビルの出現です。宝蔵門を見ているとそんなに大きさを感じなかったのですが、このようなビルのような格好になるとその巨大さが解りますね。
   
 浅草神社はまだ開いていません。でも、お詣りは壁を通して伝わってくれるようです。いったい神様は何センチの壁なら願いが伝わるのでしょう。こんな時に、いつも考えてしまうあほまろは、変な性格なのでしょうかね。
 でも、ちゃんといつものように10円入れてお詣りをしてきました。特に、モモちゃんのことをね。
   
 今日の神田。実ったら、同じアングルで撮ったものをすべて並べてみたいですね。
   
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『昨日の行事』 
 鳥越神社例大祭は雨の一日でした。このお祭りは、浅草橋以北、浅草通り以南の西側にある18ケ町の氏子地域のお祭りなのです。神社の創建は7世紀に遡るとされ、徳川時代の初め頃まではおよそ2万坪の広大な社地を持っていたそうです。
 鳥越神社例大祭の特徴は、千貫神輿と称される重さ2トンの大神輿が渡御する姿です。昨日は、雨にもかかわらず、沿道には大勢の方が狭い下町の路地を渡御する大神輿に歓声と拍手を贈っておりました。
 朝から時々強く降る雨、出かけるのを躊躇していたのでしたが、午後2時過ぎから本社神輿を追いかけ、宮入りまで撮ってしまいました。この様子は、近日中に「あほまろ写真館」で公開いたします。まだ整理がついていませんので、数枚だけでもご覧ください。
   
   
   
   
   
 「鳥越の夜祭」と称されるように、このお祭りは夜が似合いますね。
   
   
   
 鳥越神社に戻っていく御神輿。これで、祭の総てが終わるのです。

   

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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』 
 友人の銭湯研究家、町田忍氏から連絡があり、「ひさご湯」が今月14日で閉店するとのことを聞きました。またひとつ下町の銭湯が無くなってしまうのですね。今朝、玄関前の掃除をしている方に、“とうとう閉めてしまうのですね”と、問いかけたところ、この方はこの銭湯の方じゃ無く、近所にお住まいの方。“後継も居ないので、釜が壊れたら閉めることにすると、ご主人か言ってたからね”、きっと釜が壊れかけているのでしょうかね。
 あほまろが浅草でアルバイトをしていたころ、何度か入った記憶があるのですが、自宅にお風呂の生活に慣れてしまうと、銭湯とは無縁になってしまうんですよね。懐かしさは感じるのですが、これも時代の流れ、かつての日本にはこんな文化が有ったってことだけが伝え残されていくのでしょう。
   
   
 観音裏の様子も一枚。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数95枚