あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月5日 (月) 旧暦5月10日友引

写真館で三社祭公開中!
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 祭好き -

日記


『今朝の浅草』
 浅草神社の稲作プランタンに苗が植えられ、配置も変わりました。これからどのように育っていくのか楽しみです。浅草神社のホームページにもこの「稲作日記」が公開されていますので、ご覧になってください。
 影向堂のシダレサクラの実が熟してきました。触ってみると柔らかいので、一つつまんでみましたよ。口の中にちょっと酸っぱくて懐かしい味が広がっています。あほまろが子供のころ、北海道で食べたエゾヤマザクラの実の味もこんな味でしたね・・・。これを食べると、口の中が色素で真っ黒になったっけ。モモちゃんも欲しがっていますが、モモちゃんには不味いでしょうね。

 この時期は、毎週どこかでお祭りが行われてます。あほまろの身体は一つなのに、あっちも行きたいこっちも行きたいなんてことは出来ず、結局は毎年同じお祭りを追いかけているのです。祭の内容を良く知る三社祭に関しては盛り上がりの勘所を抑えて撮れるのですが、他のお祭りはネットやガイドブックの情報を基に出向くので、いつもよそ者の域を出ないのです。そうであるならあとは経験値しか無いのです。昨日の品川神社例大祭の本社中神輿が旧東海道を練り歩く姿を撮るのは今年で三年目。よそ者でありながらも、過去二年間に経験してきた祭のノウハウと土地勘が、現場に立つと総てが蘇ってくるようになったのです。
 おかげで、昨日は中神輿渡御を中心に、なんと、4Gのメモリー4枚も撮りまくってしまいました。これって、まるで三社並みですね。三社祭の場合は、撮って帰ってネットにアップして、ちょっと休んでまた撮影の繰り返し。この「ちょっと休んで」が体力と気力を充電してくれるのですけど、他の土地ではそれが出来ません。いつも苦労するのは休む場所を捜すことなのです。食堂に入って、次々にやって来る客をよそに、店員の顰蹙を買いながらも食べたくないものの注文を繰り返す。休むというか、かえってストレスが溜まってしまうのですけどね・・・。
 それでも、時間が来ると再び臨戦態勢で挑んでしまうのです。あまりに気張り過ぎて、昨日も脚立からひっくり返ってしまい、腰と腕と膝に名誉の負傷。そんな時でも無意識にプロ意識が働いてしまうのか、不思議とカメラだけは落とさないんですよ。
 今回の写真は近日中に「あほまろ写真館」に掲載いたしますが、あほまろの本来の目的は御神輿の渡御を撮るだけじゃ無いのです。その付加価値として御神輿が有るだけで・・・、それはいずれご披露する機会も有るでしょう。
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『今朝の雷門』
 お天気の良い日が続くと、浅草寺の清掃作業員が雷門の敷石に水をまいてお掃除をするのです。台東区の統計によると、一日平均8万人が訪れる浅草。その大半がこの雷門を通り抜けていくのでしょう。おかげで、敷石がどんどん減っていくのが解るほどです。傷みの激しい敷石は定期的に取り替えられ、真新しい敷石として数ヶ月間は隣の敷石と並んでいるのですが、1年もすると取り替えたのがどの敷石だったのかも解らなくなってしまうのです。
 それほど消耗が激しい雷門前から本堂に続く敷石ですが、いつも奇麗な姿を見せてくれているのは、毎朝せっせと掃除をし、敷石を磨く作業員の方の努力のおかげなのです。いつもご苦労さまです。
   

   

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『今朝の一写』
 弁天山の真後ろのいけばなと茶道のお師匠さんの家の屋根で三毛猫が毛繕いをしています。今朝はポカポカ陽気では無いのですが、何かのんびりした姿は、日向ぼっこでもしているかのようですね。
 深川江戸資料館の屋根にも猫が居ましたね。あれは確か、三味線のお師匠さんの家の屋根だったような。浅草寺のすぐお隣に位置する場所ですが、ここにはまだ江戸が残っているかのような朝の光景でした。
  

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『今朝の境内』
 本堂前の敷石もかなり痛んでいます。三社祭の宮出しの時には、この上を御神輿が通るたびに土埃を巻き上げてましたよ。歩くだけで緩んでいるのを感じる敷石も多いようです。そろそろこれも取り替えの時期なのでしょうね。
   
 宝蔵門の工事の正式名称は「浅草寺宝蔵門外部改修工事」です。工事期間は、平成18年4月17日より平成19年6月30日まで。ということは、来年の三社祭はまだこのままなのでしょうかね・・・。
   
 弁天山の鐘楼です。この建物は戦後建て変えられたのですが、じっくり観察してみると、かなり痛んでいますね。当時、かなり突貫工事で建てられたようで、いわゆる社寺造りじゃ無いようにも見えるのです。また、雨漏りで天井にシミとカビが広がっているようですね。こちらもいつか修復工事が行われるのかな。
   
 表紙にも使ったシダレザクラの実が熟したところです。みなさんも懐かしい味を試してみませんか。お試しの御代は、御賽銭で。
   
 今朝は花やしきで大がかりな撮影行われていました。撮影はいつも開館前に貸切で行っているのです。これから六区ブロードウェイの浅草演芸ホールと東洋館でも撮影が行われるのでしょうが、花やしき方面から撮影スタッフが台車に機材を積んでこちらに歩いてきますよ。ここは浅草で絵になる代表みたいな場所ですからね。
   
 こちらも新しい浅草の顔、伝法院通りです。こちらに至っては、人で混雑する日中の撮影が多いようです。先日もアドマチックで取り上げられてましたね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 出番を待つ、品川神社の中神輿です。掲げられている説明板によると、
 大正十三年(1924)奉納
 台輪寸法 三尺五寸(107センチ)
 重量   三八〇貫(1.5トン)
 縦棒長さ 六二四センチ
 横棒長さ 三三三センチ

 
 渡御をする時には、正面に「天下一嘗の面(赤面様)」が取り付けられるのです。

   
 旧東海道を渡御する中神輿です。正面のお面が「天下一嘗の面(赤面様)」
後ろに京浜急行の踏切が見えますね。その位置に「ここから東海道」の看板が立っている有名な踏切なのです。電車と神輿を同時に入れたくて走り回った末に撮れた一枚です。
   
 中神輿の渡御で下から見られる唯一の場所です。これも、過去の経験から御神輿と担ぎ手が一帯になって歩いている全体像が狙えるポイントとなっています。
     
 旧東海道の北品川商店街と練り歩く中神輿です。狭い商店街を方向が定まらない独特な御神輿が練り歩く姿は壮観ですよ。それよりもあほまろは、クモの巣のように張り巡らされた電線に興味が有るのです。
   
 品川神社を駆け上がる御神輿ですが、これは中神輿じゃありません。宮出しと宮入りは、一回り小さい「惣町神輿」が使われるのです。
   
 昨年は、何度も神輿が下がってしまったのでしたが、今年はすんなりと上がってしまいました。この様子は、昨年と同じ場所で撮ったのですが、電線を覆う太いチューブが邪魔でせっかくの御神輿の姿もつや消しでしたよ。
   
 「品川神社例大祭」の様子は近日中に写真館で公開いたします。
     


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数50枚
昨日の品川神社例大祭
CANON EOS-1 DsMK2,CANON ZOOM 17-35/28-70/70-200 F2.8
撮影枚数1468枚