あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年4月14日 (金) 旧暦3月17日先勝

- 最後の桜 -

日記


『今朝の浅草』
 寝坊してしまい更新が遅れてごめんなさい。病院の定期検診をすっかり忘れ、いつものようにモモちゃんとノのんびり散歩
の途中にお逢いした蕎麦屋のお婆ちゃん、“これから病院なのよ”、お大事に・・・。あれっ、そういえば・・・・。思いだしてしまいましたよ。このところ体の調子が良いので病院は2月に一度になったこともあって、病院のことは記憶の外に追い出されてました。時計を見るとまだ間に合う、いつもの短縮コースを駆け足で散歩を済ませたのです。
 それにしても暖かくなりましたね。駆け足での散歩から帰ってくると汗だくです。汗を拭く間も無く、今朝の写真だけでも整理をして出かけよう。そんな訳で、ごめんなさいメッセージだけの日記になってしまったのです。

 あほまろが通う病院は、新橋にあります。都営地下鉄の大門駅から歩いて10分余り、芝の増上寺からプリンスホテルと東京タワーを見ながら通っているのです。確か、昨年はちょうど桜満開の時期だったので、検診後はこの辺をぶらついたっけ・・・。でも、今年の桜は既に終わり、舗道上の花びらもまるでかき混ぜたお蕎麦の唐辛子、なんて比喩は変ですかね。
 あほまろは何でも辛いのが好きな方で、お蕎麦にはたっぷりと唐辛子を振りかけるのです。そして全体に混じるようにかき回す。その状態で、唐辛子の量が足りないとお蕎麦の上に赤いのがポツン、ポツン。それと同じ状況だったもので・・・。お蕎麦では唐辛子が補充できるのですけど、桜はそんな訳にはいかないよ。
 今朝の病院は、いつもに無く空いていて、予約時間の30分以上も前に着いたというのに、診察券を出した途端にお呼びがかかりました。前回は40分前に着いたというのに、それから一時間以上も待たされたよ。おまけに何も持っていかなかったので、退屈で退屈で、あっち行ったり、こっち行ったり時間を潰したのです。そんなことも有ろうかと、今日は読みかけのハードカバーで重たいんの本を持っていったのです。でも、読む時間なんて全く無し。おまけに、帰り際に本を持って来たことを思いだし、再び病院に戻って、あちこち探し回ってしまいましたよ。

 診察といえば、血液検査、問診などいつもの繰り返し、ちょとガンマージーテーピが高いとか、尿酸値も高いとか、血糖値が高いとか、あれも高いこれも高い・・・。調子が悪いとなんでも高くなってしまうのですね。低くて調子が悪い病気ってのも有るのかな・・・。先生はあほまろのそんなつぶやきを聞いて、低血圧、低血糖、低何とかかんとか・・・。聞いてもいないのに並べる並べる。そんなことより、もっと大切なこと教えて欲しいよね。
 人間、60才に近づくと良いところが有る訳ないでしょ。毎回、酒は控え目に、みそ汁、漬け物、醤油は控え、砂糖も油物も辛い物もダメ。あ〜あ、あほまろは、生きるために生きていくことを望んではいませんよ。人生目一杯楽しんで、楽しんで一生を終えたい。長生きを望んでいないのですから。
 あほまろの師匠三遊亭圓歌がいつも言っている言葉に、
 「酒も呑まず、煙草も吸わずに百まで生きたバカが居た」

 ようやくこの心境が、理解できるようになったのかも。
------○------
『今朝の雷門』
 朝はほとんど人が居なかった雷門前ですが、病院に向かう途中(8時半頃)に通ると修学旅行の学生であふれていました。そういえば、以前はもっと襲い散歩だったので、いつも修学旅行の学生を見かけることが多かったですね。
   
------○------
『今朝の一写』
 浅草神社の「定点観測」のソメイヨシノ。すっかり花も無くなってしまい、観測もこれで最後にしたいと思います。この桜の位置がどこだったかは、この写真から判断できますね。この枝の左側の花だったのです。また来年もよろしくね。
  
------○------

『今朝の境内』
 昨夜も雨が降ったようです。伝法院の玄関の敷石が濡れています。桜の花びらも無くなってしまい、新緑がどんどん目立ってきましたね。
   
 浅草神社の神楽殿の前に、三社祭の叉木提灯を飾る枠が置かれています。これに提灯を取り付け、仲見世の二箇所に飾られるのです。
   
 いつものお庭ですが、立ち入り禁止なので誰も入れない場所。掃除の係員もここだけはそのままにしているので、降り積もった桜の花びらが厚い層を成して溜まっているのです。これが自然の肥料となって、雑草が生え茂ってくるのでしょうね。ここは、浅草寺境内で唯一、自然のままで放置される場所でもあるのです。
   
 「たぬき通」です。明治の頃までは浅草一帯、田園に囲まれた野原だったので、たくさんのたぬきが住んでいました。明治の始め、戊辰戦争が勃発し、戦火を免れた上野の山のたぬき達は四方八方へ逃げ延び、この「たぬき通」で安堵をとるものもがいたそうな。
   
 しかし、浅草の地たぬき達は縄張りが荒されるのを嫌い、上野のたぬきとの合戦が始まったそうな。そこへ争いを嫌う浅草たぬきの長老の辰五郎たぬきが現れ、浅草の地たぬきを始め、よそ者のたぬきにも、観音様のご慈悲とご加護で安穏に暮らせていることを教えたのでした。
 辰五郎の説教によって、平和を守ることや人の役に立つことの大切さを悟ったぬき達の荒れていた心に暖かい気持ちが生まれ、戦いもいたずらもなくなったのです。その中の使命感を持った12匹は、人の役に立とうと一念発起して、「たぬき通」の御利益たぬきとして今も親しまれているのだそうですよ。
   
 さて、昨年3月に完成した浅草六区通り。ここも「たぬき通」のような、もっともらしい逸話が欲しいですね。
 ある寒い朝、売れない芸人ビートたけしが腹をへらしてクジラ屋の前を行ったり来たり。その様子をいつも中から見ていた一人の有名人、ビートたけしを中に招き入れ、好物の煮込みを食べさせた・・・。その続き、誰か創ってみませんか。
   
 浅草のメインストリート雷門通りの突き当たりは、かつて仁丹塔が建っていました。この仁丹塔には、明治時代の将軍様の霊が宿っており、毎日浅草を訪れる人たちを見守っていたのです。そんなある日・・・・。この話は、角の八ツ目鰻屋さんの先代加次井達雄氏が自ら監督撮影した製作された「長老史上最大の作戦」
という8ミリ映画に残っています。4年ほど前に、テプコ浅草館で「一分銀のペンダント」「さよなら・あさくさ・SKD
等7作品が一般に公開されました。結構楽しい映画だったのですが、内容が思い出せないのですけど、この通りの逸話として語り継ぎたいような内容だったような。
   
------○------
 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 今朝、寝坊をしてしまった理由は、昨夜の宴会で・・・・。こんな状況じゃ酒は絶対に止めなければいけないでしょうね・・・。浅草の東・西・南の3地区の青年部を代表する方々なのです。この連中が居なければ、三社祭の本社神輿の渡御は出来ないのですよ。
 会話の内容は後日に紹介いたしますね。
      


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数62枚