平成17年3月25日 旧暦2月16日大安
____________________________________ お天気はとっても良いっていうのに風の強い朝になりました。雷門通りでは定 まらない風の向きで、紙くずも行き場が定まらず右往左往しているようです。そ れにしてもなぜ毎日こんなに紙くずが散らばってしまうのでしょうね。飛び散っ ているほとんどが路上で配られているパンフレットのようです。こんなゴミ、配 った企業が特定できるので、回収責任も負ってもらわなければいけないですね。 強風のおかげで、弁天山の早咲きの桜が石の階段いっぱいに散らばっています 。ほとんどが盛りを過ぎて散ってしまったんですね。わずか一週間の命でしたが 、早々と楽しませてくれてありがとう。次はいよいよソメイヨシノの出番がです 。浅草神社のソメイヨシノを見ると、まだちょっと早いかな。 ------○------ 筑波エキスプレスの浅草駅の中を見せてもらいました。8月に開通するのです が、まだ引き渡し前なので、汚してはいけないと地下一階の入り口でスリッパに 履き替えてヘルメット着用です。ホームは地下4階なのですが、普通のビルでい えば10階にも相当する深さなのです。乗降客はエスカレーターを利用するので さほど苦にはならないのでしょうが、完成前なのでまだ稼働していなく、延々と 歩きでの移動です。下るのはまだ良いのですが、帰りは厳しかったですよ。案内 してくれた係の方々もゼイゼイしてました。もちろんはほまろも。 ホームやコンコースは完成し、あとは改札機材を取り付けるだけとなった広い 構内には我々だけ、駅というより完成前のビルの中を歩いているような雰囲気、 まだ何の設備も置かれていないので、小声の会話も館内総てに響き渡っているよ うに反響音するのです。これがとっても自慢げにも聞こえたりして。それより、 この駅の自慢は壁面いっぱいに描かれた浅草の風物詩なのです。 まず、改札口に出る通路には古の浅草がずらっと並んでいます。震災直後の仲 見世や賑わっていた浅草六区興業街、十二階、花屋敷など、以前に資料として貸 し出したあほまろ所蔵の絵葉書がどでかいモニュメントとして飾られています。 改札の正面にド〜ンと存在感を持って輝いているのは金竜の舞のステンドグラ ス風のガラス絵。我々の見学のためにわざわざ点灯してくれました。その横を通 り、浅草ゆかりの方々が描いたエスカレータを通ってホームに出ると、試験運転 の車両が猛スピードで通り抜けていきます。ホームの両側には浅草ならではの風 物詩が壁面いっぱいに描かれているのです。 まず、上り秋葉原方面にはサンバカーニバルと三社祭。反対側の下り筑波方面 には隅田堤の桜並木と隅田川の花火大会。とっても楽しい駅になりそうですね。 でも、せっかくの壁画ですが、ホームの危険防止の柵のおかげであほまろの目線 でようやくその全体が見えるのです。あほまろよりも目線の低い人や子供には、 せっかくの壁画を見ることが出来ないかも、最近多くなった電車が到着するとド ア部分だけ開くあの無粋な壁にも何か描いて欲しかったですね。 これらの絵の制作は、週間新潮の表紙絵で有名な田中正秋氏です。とりあえず 全体像は開通まで内緒。今朝はその一部分だけご紹介しますね。 ------○------ 台東区は今月から、土日・祝日に上野と浅草の二大観光拠点を結ぶ無料バスの 運行を始めました。上野、浅草の両観光連盟や協賛企業などが共同した事業で、 当面は、一日十便を六月まで試行運転するそうです。 コースは、JR上野駅公園口からかっぱ橋本通りを経由し、浅草ビューホテル 、浅草寺、ROXビルを回り、浅草通りから上野駅に戻る片道15分。36人乗 りで浅草寺をイメージしたデザインの車両が使われております。エクスプレス浅 草駅の開業で、浅草から上野へという観光客の利用も増えそうですね。 浅草寺停留所は本堂西側裏で、大きな看板が出ているのですぐ判りますよ。こ んな近くまでバスが入ってくるの、過去例がないですよね。今度の休日にあほま ろも利用してみるつもりです。