平成16年(2004)11月24日 水曜日

- 日和 -

 とっても気持ちのよい小春日和が続いてますね。小学校に通う子ども達もとっ
ても元気に浅草寺境内を走り回っています。なんだかこれから益々暖かくなって
くるようにも感じてしまうような、でも実際は益々寒くなってくるのですよね。
こんな天気を「小春日和」とは良く言ったものです。
 この「日和」って言葉、空模様、天候、などが特に良いこと。いわゆる晴天を
表しているのですが、また、“ある事をするのにふさわしい天候”って意味もあ
るようです。それが「小春日和」「行楽日和」なのでしょう。
 最近、めっきり地下鉄に乗らなくなったあほまろですが、久しぶりに乗った営
団線の構内に、やたら大きなポスターが目立っています。「東京日和」というシ
リーズですね。
「ニューヨークのセントラルパークに行くのはやめて新宿御苑へ」「パリのエッ
フェル塔を見るより、浅草の雷門へ」「ヴエニスに行くのはやめて隅田川で屋形
船」、つい最近までは、こんなのがあちこちで見かけましたが、評判が良かった
のか、最近は新バージョンも登場したようです。
 「自由の女神も凛々しいが、上野の西郷さんも格好いい」「ビッグベンも立派
だが、銀座の時計台もなかなかだ、設定にはかなり無理がありますが、この発想
はとってもユニークですね。それも、題材に選んでいるの三分の一が台東区がモ
デルに成っているってのも嬉しいかも。特別写真が良いとか綺麗とかではないけ
れど、とっても解りやすい広告になっているんです。
 そんな広告につられ、銀座のビッグベンを再確認しようと昨日は銀座で途中下
車をしてみました。それが残念!銀座のビッグベンは布で覆われその姿を隠して
いるじゃありませんか。修復工事中のようです。
 せっかくポスターが変わったばっかりだっていうのに、タイミングが悪かった
ですね。これって絶対に文句を言う輩もいるでしょうね。ポスターのおかげで、
途中下車して損をしてしまった・・・、って、あほまろも思いましたよ。
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 こんなにを「日和見が悪かった」っていうのでしょうね。今朝の産経新聞の一
面に、「最近の大学生の日本語能力は留学生以下」、そんな結果が示されていま
す。記事の中でコメントをする大学教授は、「学生はダメだといわれているが、
実際にやってみると案外、伸びるという結果も出ている」とのこと、大学側が積
極的に学生の日本語訓練に乗り出す時期に来ているとも。今更とは思いますが、
日本語の形容詞を正確に使えなくてもなんら生活に不自由を感じないのも確か、
それよりも今の学生たちは、日本語能力を培うよりも、形勢をうかがいながら、
自分の都合のよい方につこうと二股をかける、いわゆる「日和見主義」の世渡り
は、目くじらを立てるいわゆる「過去の学生達」よりも優れているようにも思え
るのですけどね。
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 画期的な商品が登場しました。客が商品を「手に取った」ことを確認すること
ができるシステムが出来たそうです。陳列ケースから出して客の手に渡った回数
やその時間帯などを一品ごとに調べられるのが特徴なのだとか。客がどんな商品
群から品物を選ぶのか、手にとってはみたものの買わなかった商品はどれかなど
が分かれば、メーカーの製品開発や販売店の品ぞろえ戦略に生かせるというので
す。
 この情報を生かせば、成功率が高い仕入れで売り損じを防ぐことができるし、
注目率は高いが返戻率も高い商品は陳列方法を見直したり値引きをしたりと、販
売の工夫につなげられる・・・。
 とっても素晴らしいアイデアですが、貴金属用に開発されたICタグ、お値段
に見合う商品の側には必ず係員が付いているのではないでしょうか。これって、
かえって売り場の店員の怠慢を増幅させる結果になってしまうんじゃないでしょ
うか 。それとも、係員無しの無人商店も夢では無いのかも・・・。
 これって、あほまろの日和った考えなのかもね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数39枚