平成16年(2004)7月26日 月曜日

- 通り雨 -

 一転にわかに掻き曇り、ゴォ〜ロゴロゴロ、ピィ〜ィカピカピカ、大きな雷鳴
とともに大粒の雨が、ドォバァ〜ァ〜〜って、降り始めたぁ〜!
 さてあほまろとその愛犬モモ、お参りを済ませ、ちょうど浅草寺境内を出たと
ころ。境内で降られたのならひとまず本堂内で雨宿りも出来るところが、一歩境
内を出るとそこには一本の立木も無い、ふと見ると、遙か彼方に一件の、峠の茶
屋に愛犬共々飛び込んだ! (講談あほモモ奇談)
 凄い雨でしたよ。家を出るとき、六本木の毛利庭園からの中継では傘を差して
天気予報をやっていました。おや、六本木付近では雨が降っているのかな、なん
て窓外を見ると浅草は日が照っていますよ。よ〜し、今のうちに散歩を済まして
しまえ。勢いよく飛び出したのは良いのですが、西の空は真っ黒。こんな空を見
ていると、以前に六本木で映画の撮影をしていた時、全く予想もしなかった雷雨
で機材とセットを壊してしまったことを思い出す・・・。そう、あの時の出演者
の中に、比嘉照子ってのが居たので安心しきっていたんだっけ・・・。
 あー変な空を見ていると、またまた思い出したくない変なことを思い出してし
まうよぉ〜。六本木と浅草では、直線で4〜5キロ離れているのでまだ大丈夫な
のだ、って考えはとっても自分勝手で、何の根拠も無い希望に満ちた考えで有る
ってことは百も千も万も承知しながら、真剣にそうで有って欲しいって考えてい
る自分がおかしいのでしょうね、きっと。
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 雨が降り出しそうだってのに、雷門前には中学生くらいの子供達が遊んでいま
す。一緒にいるのはどうみても学校の先生って感じじゃ無い普通のお兄ちゃんた
ち。まさか友達同士じゃないだろうし、いったいどんな関係なんだろう。
 そんなこと考えながら、境内までやってくるとここにもまた同じような連中が
あちこちに固まっているのです。こんなのって、ちょっと気になってしまうのは
あほまろの癖なのでしょうか、はたまた正義感かな。中学生の女の子に言い寄っ
て悪さをしようとしているいけないお兄ちゃんかも知れないって・・・。
 “おはよう!”って声をかけると、知らない人たちだって必ず“おはよう!”
って返ってくるのですよ。ましてかわいいモモちゃんを見付けると、みんな必ず
“かわゆ〜ぃ”なんて近づいてきますよ。今朝もその手を使ってこの怪しい連中
の実態を調査してみることにしました。
 そうだよね、怪しい訳ないよね。そんなの始めっから解っていいたんだよ。き
っと神奈川県の中学校で教育実習している大学生が課外授業として子供達を引率
して来たんだってこと・・・。(聞くまで知る訳ないべや! )
 年もたいして違わないお兄ちゃんのような人と子供達の会話を聞いていると、
とっても和やかなんですよ。学生たちも遊びながら子供達になんらかの知識を付
けたいのか、一人の女の子が夏休みに関西のおじいちゃんの家に遊びに行くなん
て話をすると、透かさず、“じゃ関西の県が言えるか?”との質問、女の子が答
えるには、“大阪と、京都と、和歌山と、芦屋・・・”、おいおい芦屋は県名じ
ゃ無いぞ、“おじいちゃんの家が有るから居住権”、みんなで大笑いでしたよ。
この子とっても賢いのね。
 それを受けて、おじさんのモモちゃんは愛犬 。だ〜れも笑わないの・・・。
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 そんな可愛い子供達は、さっきの雨でみんな本堂に駆け込んだのかな。そんな
こと考えながら飛び込んだ「峠の茶屋」でいつものキツネ蕎麦を食べてきました
よ。浅草のあちこちに、浅草の夏を締めくくるサンバカーニバルのポスターが貼
られ始めました。毎年このポスターを見ると、なんとなく秋の気配を感じてしま
うんですよ。暑い暑いといってるうちが華なのかも知れませんね。
 あ〜通り雨が上がったら、とっても涼しくなりましたよ。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数30枚