|                                                                                                                                                        いよいよ7月になりましたね。そして「山開き」「海開き」も行われる日でもあるのです。昔から信仰行事で有った富士山への登山ですが、平日の登山は禁止
 されていたのですが、今日から夏の一定期間だけはその禁が解かれたのです。現
 在では、夏山登山の安全を祈願した行事として、ほとんどの山が今日山開きを行
 っているようですね。
 また「海開き」は「山開き」ほど厳密に日附は決まっていないのですが、海水
 浴シーズンを前に今日から海での安全を祈願して行われる行事のようです。海山
 両方が開けると、いよいよ夏本番ですよ。
 夏になるとご先祖様もお帰りになります。今日は釜蓋朔日(かまぶたついたち)
 の日、死者の霊魂が地獄の石戸を突き破って出てくるといわれる日でもあります
 よ。でも、説明によると地獄に堕ちたご先祖様だけのようですけどね。天国で暮
 らすご先祖さまはお盆にやって来るのですが、地獄は天国よりも遠いので、早め
 に出かけなければお盆に間に合わないってことなのでしょうかね。何はともあれ
 、夏は天国と地獄の仏様がこぞってお帰りになる時期でもあるのですよ。
 そういえば、「世にも不思議な物語」などの怪談話、冬の寒い日が舞台になる
 のって聞いたことがないような・・・。
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 あほまろの秘密基地に段ボール箱で4個、重量にして50キロの絵葉書が舞い
 込んでまいりました。っていっても、郵便屋さんが配達で持って来た訳じゃない
 んです。神戸の知り合いの古銭業者が、倉庫の整理をして古くなった不要在庫を
 送ってきたのです。
 それにしても50キロの絵葉書、いったい何枚有るのでしょうね。さっそく1
 つの箱を開けてみたのですが、中身は戦前までの古い絵葉書ばかりのようです。
 それも全国各地の観光絵葉書が多いようです。パラパラとめくっていくうちに、
 昔の封書の手紙なども混じっていましたよ。その中で子供が書いたような字で、
 他に比べ一際太っている封書を開けてみると、転勤で東京から神戸に引っ越して
 いった、友達宛に送ったもののようです。消印を見ると昭和32年浅草から。今
 、東京で一番人気の俳優「エノケン」のお芝居を見に行った話や、仲の良かった
 友人が肺病で亡くなった話などが書かれておりました。その友達之お母さんから
 形見で貰ったという「エノケン」の面子が5枚、おまえにも形見分けだよと、和
 紙に包まれて入っているのです。
 昭和32年に小学校の高学年というと、ちょうどあほまろと同年代の方の手紙
 ですね。そういえば、あの頃の肺結核は不治の病でしたね。かなり使い込まれた
 「エノケン」の面子。大量の絵葉書よりも感動してしまいました。
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 外来語のわかりやすい言い換えを検討している国立国語研究所っていったいど
 んな組織なの。新聞によると、「イニシアチブ」は主導とか発議とか、「マンパ
 ワー」は人的資源、「ツール」は道具などとちゃんとした日本語で言いなさいっ
 て決まったそうですが、そんなアホらしいこと真剣に考えている団体なんでしょ
 うかね。彼らの説明では今まで延々と継続審議してきた「オンライン」「データ
 ベース」「フォーラム」「メセナ」の4語については適当な案がなく、今回初め
 て言い換えを断念したなんて訳の解らないこと言ってますけど・・・。
 何で今更そんなこと真剣に考えなくっちゃいけないのでしょうね。それじゃ、
 今では完全な日本語になってしまった、「サービス」や「プレゼント」なんての
 は日本語で良いのですか。審議会の連中も平気で使っている「ビール」だって、
 「ジュース」だって、「ボールペン」だって、老若男女だれもが使っている「テ
 レビ」だって外来語なのですよ。
 今回の訂正語の中で笑ってしまったのが、「セットバック」日本語では壁面後
 退って使いなさいだって。正しい日本語で放送しているNHKのサッカーや野球
 中継、もし使ったらみんなで抗議の電話をしてあげましょう。
 参議院選挙たけなわの現在、「マニフェスト」っていったどんな意味なのでし
 ょうかね。確か、公約とも違った意味だったような。こんなあやふやな言葉こそ
 正しい日本語に直して欲しいと思いませんか。
 もし、パソコン用語が総て日本語に置き換えることになったら、中国語になら
 って「電脳」とか、「記憶桶」なんて感じになるのでしょうかね。そっか、中国
 語も外来語だったですね・・・。
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 今日は長くなってしまいましたが、もう一つ変な話題。サントリーが遺伝子の
 組み替えで青い色のバラを作ったそうです。バラといえば深紅のイメージ、真っ
 赤じゃなければバラじゃないですよね。なぜ、青いバラが必要だったのでしょう
 か。
 石油化学と核に次ぐ新しい科学技術であるバイオテクノロジー、数百万年にわ
 たる地球上の生命の進化に対する挑戦であり、遺伝子汚染は歴史上のいかなる科
 学技術による災害よりも深刻な脅威になるのです。
 神をも冒涜するような遺伝子組み換え技術でいったい人類に何をもたらすので
 しょうかね。サントリーが研究しているってことは、きっと裏では遺伝子組み換
 えで育てた穀類を利用して発酵を早め、安くて美味しい味の酒類を密かに開発し
 た課程で誕生したバラなのかもしれませんよ。昨夜のニュースで紹介している人
 もモデルっぽい人達も、青いバラを囲んでとっても不気味に写っておりました。
 そんな怖いサントリーの商品を飲むのは止めましょうね。
 
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