平成16年(2004)1月9日 金曜日
- 青空 -
 とっても冷え込んでいますけど、連日爽やかな晴天が続きますね。おまけに、
空の色がとってもきれいなんです。先日、週刊誌に“東京の空が戻ってきた”、
そんな記事を目にしました。二年前から東京都ではディーゼル車の排気ガス規制
に取り組み、適合していないディーゼル車を東京から排除するという政策が、少
しずつではありますが功を奏してきたようです。
 そのため、排気ガスの汚れが昨年の夏頃から極端に少なくなってきたそうです
。環状7号線の路肩の植え込みで測定しているカーボンの量も、半分以下になっ
てきたそうです。それで、毎日こんなにきれいな青空を見られるようになったの
ですね。
 週刊誌では、ディーゼル車規制の他に、冬の暖房が昔と大きく変わってきたこ
とも揚げられていました。昔は、石炭ストーブで暖をとるのが普通だったので、
どこの家からも煙がもくもく。晴天の日でも、東京上空はどんよりと曇った黒い
霞が漂いっていたそうです。昔といっても、まだ、北千住にお化け煙突からもく
もくと黒煙を吐き出していた、東京オリンピックの頃のお話ですけどね。ようや
く煙突からの廃棄規制が功を奏してきた後に、ディーゼル車がそれを上回る規模
で大気を汚すようになってしまったのです。
 そういえば、最近は町の銭湯も消えてしまい、煙をもくもく出している所なん
て、都内ではほとんどお目にかからなくなってしまいましたね。どっちが良いの
かは判断に苦しむところですが、空はきれいな方が良いのでは。
 浅草を訪れたかたのほとんどが、雷門前で記念写真を撮られるようです。友達
同士で撮りあっている人や、通行人の方にお願いしてシャッターを押してもらう
など、よく見る光景です。そんなことは、あほまろもしょっちゅうです。でも、
誰も居なかった時、観光客は雷門の隣の交番に駆け込むのです。そして、おまわ
りさんが、“はい、チーズ!”
 今朝も撮影を依頼されていたお巡りさんに聞いてみました。毎日いったい何人
の方を撮っているのでしょう。それが、
意外な返事にちょっと驚き、毎日1〜2組ってところなのだとか。それも、交番
の外に立っている時だけで、交番の中まで入ってきて頼む人は皆無だそうです。
 今朝のお巡りさんも、修学旅行で浅草に来た時、通行人にお願いして撮っても
らった、そんな良い思い出が有る場所。みんなもっと気軽に声をかけてくれても
良いのに・・・、なんて寂しがっていましたよ。
 皆さん、悪いことをする訳じゃないので、浅草に来たらどんどんお巡りさんに
頼みましょうね。道案内と同様、ここのお仕事の一つなのだと上司からいわれて
いるそうですから。
 浅草公園本通り商店街35周年を迎え、五重塔通りから公園大通りにかけて、
まちなみ集景工事が行われております。浅草寺から五重塔通りに入る入り口に、
新しい門を造り、街路灯や歩道も整備されるようです。完成は今年の2月末日と
書かれていますが、一月ちょっとでどこまでまちなみの集景が変わるのでしょう
ね。この付近を近代的な商店街にでもするつもりなのでしょうかね。このままで
、充分過ぎるほど浅草的な通りだと思っているんですけど・・・。
今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数22枚