2003年12月24日 水曜日


今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数24枚

オオツゴモリ

 寒かったこの数日間でしたが、今朝は
とっても暖かい朝になりました。こんな
朝のモモちゃんはとっても元気なんです
。喋れない犬たちの気分を表しているの
が尻尾ってこと知ってますか。モモちゃ
んのような柴犬の太い尻尾は、普通は上
に円弧を描いているのです。まるで中に
ゼンマイでも入っているかのように固く
巻いているのです。
 それが、機嫌の悪い日は円弧を描いた
ままちょとずつ下に垂れ下がってくるの
です。最も機嫌の悪い時には、まるで狐
の尻尾のようにだらりと垂れ下がったま
まになってしまうんですよ。先日、機嫌
の悪いモモちゃんを見た外人さんに、“
FOXですか?”なんて、いわれてしま
ったくらいなんですよ。
 今朝は何処が違うかというと、円弧を
描いた尻尾の先が歩きながらまるで、“
ルンルン”とでも言ってるように、左右
に揺れているのです。これって、暖かい
事務所であほまろと遊んでいる時と一緒
で、一番気分の良い状態なのです。普段
は他の犬が吠えても無視して歩いている
のですが、こんな時は、他の犬に吠えら
れると喜んで近寄っていくほど。モモち
ゃんにとっても、とっても爽やかな朝だ
ったのでしょね。
 寒い日、事務所で疲れて横になってい
ると、モモちゃんはあほまろの上に乗っ
かってくるんですよ。甘えてくるのはよ
いのですが、5Kも有る身体に乗っから
れると、苦しくて目を覚ましてしまうこ
とも屡々。10年以上も一緒に暮らして
いると、何を考えているのかはちょっと
した態度でも判るのですけどね。
 浅草神社の境内には4本のご神木が立
てられ、浅草寺本堂用の飾り木の加工作
業も行われています。いよいよ、年の瀬
が迫ってきたのですね。
 「年の瀬」とは、年の暮ってことは知
っていますが、なぜ「瀬」を充てたので
しょうかね。「瀬」とは、川の浅瀬や早
瀬など川や潮の流れに使われることが多
いようです。一年間の時の流れが、年末
も押し迫ってくると、まるで流れが急坂
に差し掛かったかのように思えることで
、こんな表現を使うようになったのでし
ょうかね。
 「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の 
われても末に あはんとぞ 思ふ」
落語でもお馴染みの、百人一首77番、
崇徳院の歌です。水しぶきを上げて流れ
ている“急流”が“瀬”なので、年末に
は“岩にせかるる”って訳ではないでし
ょうが、文字どおり慌ただしいくも流て
しまう、年の暮れにはピッタシの表現だ
ったのでしょう。
 落語では、床屋の鏡を割ってしまった
熊さんが、床屋の親方お怒られて、心配
しなくっても良いよ。「割れても末に買
わむ(逢わむ)とぞ思う」なんて洒落て
いましたね。
 年末最後の日は大晦日ですが、これは
当て字だそうです。本来は、“大三十日
”と書くのが正しいのだとか。太陰暦で
は「一日(月立ち)」から月が出初め、
「十五夜」で満月、「三十日(ミソカ)
」は晦(クラ)い夜だったので、一年の
最後のミソカがオオミソカと言うように
なったとか。
 もう少し古い雅やかな言葉では、「大
月隠り(オオツゴモリ)」ともいわれて
おります。昨夜は、知り合いから頂いた
新潟のお酒、「大晦日(おおつごもり)
」。文字通り大晦日に紅白でも観ながら
呑もうと思っていたのですが、女房の奴
が封印切りをしやがって・・・。モモち
ゃんと違って、あほまろはちょと飲み過
ぎかな・・・。
あ〜絶対に酒止めるぞ〜!