2003年12月21日 日曜日


今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数28枚

ブラインドタッチ

 久しぶりに澄み切った青空になりまし
た。寒いのですが、とっても爽やかな朝
です。昨日は全国各地で雪模様だったよ
うですが、東京は寒いだけで雪には成り
ませんでしたが、底冷えのする一日で、
モモちゃんは事務所の隅で毛布にくるま
って動こうともしないのです。無駄に歩
き廻ってエネルギーを消耗しないように
との動物の本性なのでしょうね。
 それに引き換え人間ってのは、なんと
か身体を暖めようと、用も無いのに寒い
寒いと歩き回って、無駄なエネルギーを
消耗しているようです。そんなあほまろ
を、モモちゃんは身じろぎもせず、バカ
にしたような目で見ているのでした。
 別に寒いのでジ〜ッとしていられなか
った訳じゃないのです。実は、昨日ひょ
んな事で左手の人差し指を突き指してし
まったのです。それが、寒さ以上にズキ
ズキして辛いのです。おまけに内出血で
、墨が付いたように皮膚の中が真っ黒に
なっているのです。仕上げなくちゃいけ
ない原稿を書こうと思っても、キーボー
ドなんて打てる状態じゃないのです。ま
るで、初心者のように、右手の親指だけ
で、左手が覚えているキー配列を探すの
ですが、不思議な事に、“A”とか、“
G”とか“E”とか、そのキーがどに有
るのかも迷ってしまうのです。
 昔、アメリカの映画やテレビで、タイ
プライターを打つ連中を羨ましく思った
ことがありました。その光景がとっても
格好良く見えて、英語も分からないのに
、中古のタイプライターを買ったことも
ありました。確か、ローマ字で何かを書
いて悦に入ってたような・・・。それが
今じゃパソコンに形を変えて、当たり前
の光景になってしまったんですね。
 その頃から、キーボードのホームポジ
ションと呼ばれる指の位置を意識して覚
えた訳じゃ無いのですが、誰に教わった
訳でも、練習ソフトで格闘技を遊んだ訳
でもないのに、いつの間にか“ブライン
ドタッチが身に付いていた”ってことに
始めて気付いた瞬間でもありました。
 突き指は湿布薬のおかげでもう大丈夫
です。この日記を書いていても、ちゃん
と左手が動いていますよ。キーボードに
慣れた方も、一度右手だけで文章を書い
みたら判ると思いますが、文章を考えな
がら書いていても、キーを探している間
に、文章を忘れてしまうんですよ。
 さて、今朝の浅草寺境内では、あと1
0日と迫った、お正月の準備が行われて
おります。本堂前に飾られる大きな門松
用の大木が運び込まれ、午前中に取り付
け作業を終えたいのだとか。それにして
も、観光客の多い日曜日なので、人避け
が大変そうですね。でも、危険なので、
これから境内の中央部を立ち入り禁止に
して作業を始めるそうでした。
 街の中にもぼつぼつ門松が目立ち始め
ました。あっという間に2003年も終
わってしまうのですね。2度も入院して
しまった今年は、有意義な年だったとは
思えないのかも知れませんが、突き指く
らいでイライラしないで、澄み切った青
空の下で生きているってことに、
感謝、感謝。