2003年12月17日 水曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数33枚

おいばね

 ♪どんぐりころころ、どんぐりこ♪ 
お池にはまってさぁ大変♪
とっても寒い朝なのに幼稚園に通う子ど
も達は、白い息を吐きながら元気に歌を
うたっています。何処かにどんぐりが落
ちていたのでしょうかね。でも、こんな
寒い朝にピッタリのかわいい歌ですね。
 ところで、“どんぐりころころどんぐ
りこ”の歌は歌詞が間違って伝わってし
まったと聞いたことがあります。正しく
は“どんぐりころころどんぶりこ”だそ
ですが、自然と出てくる歌詞はタイムス
リップ・グリコの鉄腕アトムが欲しい訳
じゃないのですけど、やっぱり“どんぐ
りこ”なんですね。今朝の子供たちもそ
う歌っていましたよ。
 同じく、“雪やこんこんあられやこん
こん”も“雪やこんこあられやこんこ”
で“ん”は余計なのだとか。そんなこと
どうでも良いことなのでしょうが、最近
は童謡なんて滅多に歌われなくなってし
まったのが寂しいですね。
 ♪も〜いくつねるとぉ、おしょうがぁ
つぅ〜♪でお馴染みの童謡の中に、“お
いばねついてあそびましょぉ”ってフレ
ーズ、先日NHKの子供番組で、「おい
ばねとはね、羽子板のことだよ、みんな
も羽子板なら知っているよね・・・」。
優しいお兄さんが子供たちに説明してお
りました。
 あれっ、そうだったかなぁ?気になっ
て“おいばね”を広辞苑で調べてみると
「二人以上で一つの羽根を羽子板でつき
あうこと。女の子の新年の遊び。おいは
ご。羽根つき。」とあります。そうです
よね、羽子板でつき合う羽根のことです
よね。羽子板に羽根は付き物なので、一
色単に表現してしまったのかな。
 今日から浅草寺では、「納めの観音羽
子板市」が始まりました。ちょっと早め
の散歩だったので、まだ総てのお店が開
いていませんでしたが、毎年お逢いする
神奈川の「秀徳」さんのご主人と、“一
年って早い物ですね、来年もよろしく”
などと時候の御挨拶。ご主人が言うには
、今年は話題の羽子板に最後まで悩んで
しまったそうです。とりあえず、鉄腕ア
トムの生誕50周年は作ろうと予定して
いたのだが、他に全くアイデアが浮かば
なかったそうです。しかし、今年も終わ
りに近づいた10月になって、あの阪神
優勝フィーバー、“これだ”と思った時
は、羽子板市までの時間との勝負だった
とか。羽子板を作るのに、簡単な物でも
貼ったり乾かしたりでおよそ2週間かか
り、特別な物には一月以上もかかるそう
です。ようやく間に合った、星野監督の
羽子板には、朝から報道陣が群がってお
りましたよ。
 他のお店にも、「ノバうさぎ」、「ト
リビアの泉」などの今年の話題の顔が並
んでいました。これらの羽子板の著作権
は、いったいどうなっているのでしょう
かね。縁起物なのでお咎め無しってこと
なのでしょうか。いつも気になるのです
が、伝統工芸師のご主人に質問する訳に
もいかず・・・。
 あほまろは、羽子板はやっぱり定番の
歌舞伎役者物や、♪夜明けの晩に 鶴と
亀がすべったぁ♪なんて、縁起物が好き
ですね。そうそう、この童謡の“夜明け
の晩”とは不思議な表現ですね、いった
い何時のことをさしているのでしょう。
また“鶴と亀がすべった”とはどういう
ことなのでしょう。意味不明であるため
にこれまで、「置屋から逃げようとして
、果たせない女郎」説。「竹で編んだ篭
で輸送される罪人」説。「子供を間引き
する際の行事」説。「外界から隔離され
た畸形や知恵遅れの子」説等、鬼遊びと
しては最もポピュラーで、誰もが知って
いる童謡ですが、中に秘められた言葉の
意味はちょっと恐いのかも。
 ♪うしろのショウベンた〜ぁれ♪