2003年11月27日 木曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数22枚

プロにお任せ

 寒い朝です。今月になって東京が晴天
だった日は、僅か3日だったそうです。
暖かく晴天の昨日はとっても貴重な日だ
ったのですね。
 紀行とガイドを主体とする日本で唯一
のハイキング専門誌、「新ハイキング」
「生まれるべきものがハイキング愛好家
の愛の結集によって生まれた・・・育て
るのはこの雑誌を手にした方。読者と手
をつなぐ雑誌」と言う言葉とともに51
年前に始まった雑誌です。あほまろもこ
の雑誌を頼りにあちこちお気軽ハイキン
グを楽しんでいます。また、毎月バラエ
ティーに富んだ50コースほどのコース
がボランティア精神あふれる専門家のも
とで行われています。雑誌と共に自然を
愛し歩くことを愉む、日本一のプロ集団
でもあるのです。
 その「新ハイキング」のプロが引率す
るハイキングで、昨夜から30名が行方
不明になっている、昨夜からテレビのニ
ュースは大騒ぎをしておりましたが、今
朝ようやく携帯電話で連絡がとれ、全員
が無事だったことが確認されました。
 テレビのワイドショーでは、プロが付
いていながらなんとお粗末なことを、プ
ロとして恥ずかしい行為、プロなら全員
を安全なところの待機させて一人で助け
を呼びに来るべきだったのじゃないか・
・・、等々。ワイドショーの連中、プロ
を激しく非難しているような発言を繰り
返しておりました。
 遭難したのは、千葉県天津小湊町の清
澄山で標高は僅か377メートル。数年
前、あほまろもドラマのロケで何度も行
ったことのある小高い丘のような場所な
のです。まして、頂上のお寺まではバス
も上れる立派な舗装道路も有るのですか
ら、みんなが非難するのは当然なのでし
ょう。
 でも、プロはみんなが心配している事
は承知。プロだからこそ30名という大
団体が勝手な行動をとらないように、ま
た無理な行動で体力を消耗させることが
無いようにと、みんなを説得して冷静に
朝を待ったのじゃないでしょうか。
 昨年の秋、福島の山中での遭難事故を
想い出します。10数名のパーティで下
山中、足を滑らせて怪我人が出たために
時間を費やしてしまい。時間的に当日の
下山を諦めて、全員その場所で朝を待つ
ことにしたのです。しかし、その中の数
人が、翌日の仕事がどうのこうのと、引
率していたリーダーの静止を振り切って
勝手に下山して、道に迷って遭難してし
まったことが有りました。
 その時、助けられた人が、“山をなめ
ていた、経験者の意見に従うべきだった
・・・”、そんな反省をしていたのを思
い出します。
 今回の遭難では、県警や地元消防など
が約300人態勢での捜索。ヘリコプタ
ー3台も導入した大がかりなものだった
ようですが、責任の所在はともかく、引
率したプロの意見に従ったおかげで、全
員が無事だったと考えたいですね。
 もう、そんな時期になってしまいまし
た。昨日NHKの紅白歌合戦の出場歌手
が決まりました。今年のテーマは「素晴
らしいニッポン・心に響く紅白を」、暗
かった今年を明るく笑い飛ばそう、なん
て考えたのか、お笑い系の初登場も目立
っています。いつも派手な衣裳で登場す
る小林幸子もお馴染みの顔ですが、この
人って、紅白歌合戦以外での活躍を見た
こと無いんですけどね。いわゆるNHK
好みなんでしょうか。
 今朝の浅草、特に何の変化もありませ
ん。ただ、12月1日から掲げる正月飾
りの電線工事の準備が行われておりまし
た。
 昨日、上野の「鈴本演芸場」が火災に
なったためか、「浅草演芸ホール」の前
に、電気工事業者の車が止まっています
。同業者として、漏電のチェックなので
しょうかね、勝手に想像しています。総
てプロにお任せが一番でしょう。