2003年11月19日 水曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数29枚

散歩の効用

 どんよりと曇った朝になりました。で
も、昨日の朝より暖かく、散歩にはとて
も快適な朝です。
 浅草寺周辺のあちこちでは、「大浅草
まつり」の後片付けが行われております
。奥山も、菊の展示場も、本堂に懸かっ
た幕まで仕舞われています。次の羽子板
市まで、一年で一番静かな境内になって
しまうのです。この時期、始めてここを
訪れる方は、“浅草寺ってなんと寂しい
お寺なんでしょう”、なんて思うかも。
 最近あほまろのように、毎朝デジカメ
を持って散歩しているご婦人がいます。
犬は連れていないのですが、よくモモち
ゃんにカメラを向けているのです。そん
なご婦人がいつも気になっていたので、
今朝は、思い切って話しかけてみること
にしましたす。
 そのご婦人は、糖尿病を患って長いあ
いだ入退院を繰り返していたそうですが
、この数ヶ月、体調も戻ってきたので、
観音様周辺を散歩するようになったそう
です。
 入院中に、息子さんからあほまろのホ
ームページを教えてもらい、産まれ育っ
た浅草の毎日を見ながら、“退院したら
自分も毎朝の写真を撮ってみたい。そん
な気力が、病を回復に向かわせたのでし
ょう。おかげで、毎朝このように元気に
歩けるようになりました”。と、意外な
言葉が飛び出してきたのでした。
 毎朝、あほまろの姿は知っていたそう
ですが、恥ずかしくてなかなか声をかけ
ることができなかった・・・、とも言っ
てました。そうでしょうね、あほまろだ
って、犬が居なけりゃ、見知らぬ人に話
しかけることはできないでしょう。
 毎朝の写真は、お嫁さんが整理を手伝
ってくれ、すでにCDロム3枚にもなっ
たそうです。現在はパソコン教室に通っ
て勉強中で、来年はあほまろのように、
写真日記を書きたいと張り切っていまし
た。頑張ってくださいね。ホームページ
が完成したら、あほまろのページでも紹
介してあげますよ。もっともっと、浅草
の空気を全国に知らせてあげましょうね

 病気は読んで字のごとく、“気”の病
。何か、目的を持って生きることで、き
っと回復に向うことでしょう。そういう
、あほまろだってモモちゃんの散歩と、
毎朝の日記を更新しなければいけないと
いう“気”だけで生きているのかも。
 とある雑誌で紹介されていた、「お散
歩の達人」なるホームページを覗いてみ
ました。この記事の中でも、“お散歩に
はデジタルカメラ”と、その楽しみ方が
書かれていますよ。とっても楽しいホー
ムページです。是非ご参考に。
 およそ半年、シートが被されて中をう
かがうことができなかった駒形堂がよう
やく完成しました。今日はその落成式が
行われるようです。午前10時45分、
雷門前から浅草寺のお坊さん達と関係者
によるお練りが行われ、午前11時より
新しくなった駒形堂にて落成式が挙行さ
れるのです。
 この駒形堂は、浅草寺のご本尊(観音
様)が隅田川から示現され、上陸された
地に建立されたお堂なのです。当初は隅
田川に面してお堂が建てられていました
が、元禄十六(1703)年の再建で、
南向に建て替えられた。その後享保十七
(1732)年、元文三(1738)年
と続けて焼失し、寛保二(1742)年
の再建で、現在のように川に背を向けた
西向きで建てられ、現在に至っているの
です。その後もたびたび炎上し、大正十
二(1923)年の関東大震災ではその
姿を留めないほど大破してしまったので
す。その後仮設の駒形堂が何度か建てら
れたが、昭和八(1933)年に駒形橋
東側の現在の位置に鉄筋コンクリート造
りで復元されたのですが、70年の風雨
で傷みも激しく、今回の全面改築となっ
たのでした。
 今日から週末までは、新築なった駒形
堂のご本尊の御開帳も行われるそうです
。今朝、中を覗いてみると、ピカピカで
真新しい逗子の扉が開いておりますが、
肝心の御本尊様はまだ安置されていませ
んでした。せっかくのご開帳、お参りに
いってみましょうね。
「お散歩の達人」