2003年10月25日 土曜日


今朝の写真
KONICA KD-500Z
撮影枚数41枚

進化するOS

 どんどん寒くなってきましたね。暦の
上では、昨日が霜降(そうこう) とされ、
旧暦長月(九月)の最後の日で、太陽視
黄経が210度になる日なのです。古来
から、“つゆが陰気に結ばれて、霜とな
りて降るゆへ也(暦便覧)”といわれ、
北国や山間部では、霜が降りて朝には草
木が白く化粧をする頃とされております
。野の花の数は減り始める、代わって山
を紅葉が飾り始める日でもあるようです
ね。
 そんな訳で、今日から“冬”に入った
ってことなのですよ。おかげで、風も冷
たくて、とっても冷え込んだ朝ですが、
週末とあって浅草寺境内は混雑しており
ました。いつもの台湾からの旅行者と修
学旅行の生徒に混じって、家族連れの姿
が多いような。
 昨日もそうでしたが、観音様にお参り
に来る車椅子の方々もなんとか上まで上
がってお参りをしたいのです。今朝も数
台の車椅子の団体がやってきました。専
門の介護の方がいらっしゃるので、みな
さん抱きかかえられて楽々でしたが、後
から車椅子を運ぶお手伝いをしている人
は、さっき雷門で記念撮影頼まれた家族
なのです。子供達も小さいながら一生懸
命お手伝いをしているのです。それを見
ていた修学旅行の中学生達も、お手伝い
に走ってきました。昨日の修学旅行の生
徒達にもみせてあげたいような、とって
も微笑ましい光景でしたよ。
 介護や福祉なんて、オオゲサなことは
必要としていないのです。ちょっと声を
かけてあげる、「こんにちは」でも良い
のです。そしてなにか困っていないか、
お手伝いできることないか、一人で無理
だったらまわりにいる人にも声をかけて
、一緒に手伝ってもらう・・・。たった
それだけでも立派な介護のお手伝いなの
ですよ。
 お年寄りも、目の不自由な人も、怪我
をしている人も、みんな同じ、まずは「
コミュニケーション」が、大切なのです
。しかし、車椅子で階段を上るのは、と
っても危険です。今朝のように、障害者
を介護者が負ぶったり、抱きかかえるの
が一番安全な方法なのです。そんな時、
我々は、車椅子だけでも持ち上げてあげ
るお手伝いをしましょうね。あほまろは
、今まで、たくさんの方のお手伝いをし
てあげましたが、もうすぐ車椅子用のエ
レベータが完成するので、一安心です。
 世界のコンピュータのOSの80%を
占めているマイクロソフトのウインドウ
ズに、脱ウィンドウズ運動が盛り上がっ
ているようです。8月に、日中韓3カ国
と、そのコンピューターソフトや電機業
界は、次世代型の携帯電話など情報家電
やサーバーに組み込むOSを、連携して
開発することで大筋合意したのです。こ
の動きは、世界で圧倒的シェアを握る米
マイクロソフトのウィンドウズに依存し
て製品を作っていては、独自の開発力が
伸びず、自国の関連産業の衰退につなが
る、との共通の危機感が背景にあるよう
でした。
 そんな状況の中、昭和60年代から東
大教授坂村健氏が提唱してきた準国産の
OS「トロン」が再び脚光を浴びてきた
のでしたが、いざ蓋を開ける段階になっ
て、こんなところにもマイクロソフトの
影が付きまとっているのです。これじゃ
、脱ウィンドウズは出来ても、脱マイク
ロソフトは生涯無理なのでしょうかね。
 あほまろがメインで使っているマック
のOSは、昔から脱ウィンドウズで有名
なのですが、それを開発する母体のアッ
プル社も、マイクロソフト傘下の企業な
のです。コンピュータ社会において、真
の脱マイクロソフトを実現できる第2の
ビルゲイツを求め、もし現れたとしても
、結局また次の脱運動へと、返して行く
のでしょうね。脱マイクロソフトを叫ぶ
人達も、みんながマイクロソフトのお世
話になって成長してきたのですから。
 脱ウィンドウズのマックのOSが、今
日から大きく変わります。OSXが出現
してから、わずか3年で達成したOSX
4度目のメジャーリリース。
Mac OS X v10.3 "Panther" が届きます。
 あほまろのマックも、今日からちょっ
とはお利口さんに成るようですよ。でも
、それを使う頭は、どんどん退化してい
るのですけど・・・。
 毎朝定点観測を続けている、大懸崖(
だいけんがい)の蕾が少しづつ開いてき
ました。この大懸崖の花は、黄色い花を
つけるようですよ。咲き揃うのが楽しみ
ですね。