2003年8月22日 金曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数32枚
M20

チンチン電車

 良い天気ですが、秋の天気というか、
いわゆる真夏の日とはちょっと違うよう
です。それでも、雨が続いた朝よりはマ
シなようです。浅草寺神社境内では、こ
の天気を待ちわびていたかのように、秋
に産まれた子猫たちが遊んでいます。こ
この猫たちは、毎日沢山の犬達を見てい
るせいか、とっても犬に慣れており、モ
モちゃんが近寄っていっても、逃げると
ころか、遊んで欲しいとでも言っている
ような様子なのです。
 産まれたばっかりの時には、貰ってい
きたい衝動にかられてしまった、とって
も可愛い猫なんですよ。この子達のため
にも、良い天気が続いて欲しいですね。
 今日は、“チンチン電車の日”です。
明治36年、東京電車鉄道の路面電車が
新橋〜品川で営業を開始した記念日なの
です。
 日本で初めて路面電車が走ったのは、
明治23年5月4日に上野公園で開催さ
れていた内国勧業博覧会の会場内でした
。その時、路上を歩く人達に注意を促す
ベルの音が“チンチン電車”の由来にな
ったそうです。明治の文豪、二葉亭四迷
の日記にも“チンチン電車”と、記され
ているようです。
 かつては都内を縦横無尽に走っていた
都電も、現在は荒川線の一部が残るだけ
となってしまいました。百年近くも道路
の主役であった、チンチン電車も、モー
タリーゼーションの波には打ち勝つこと
ができず、昭和42年〜47年までの間
に、荒川線の一部を残して総てが廃止さ
れてしまったのでした。
 あほまろは、鉄道ファンでもあります
。子供の頃から蒸気機関車を中心に、日
本中の蒸気機関車の写真を撮りに歩き回
ったのでした。広島、岡山、福岡、熊本
、松山等々、訪れた街々の生活に密着し
ている路面電車も大好きでした。
 大阪で唯一残された路面電車、天王寺
から住吉公園までを走る上町線と、恵美
須町から浜寺公園までの阪堺線のレトロ
さが好きで今でも大阪に出かけると乗り
たくなるのです。特に、住吉鳥居前駅の
大きな鳥居の前を通過する時の、絶妙な
バランスが、レトロさを更に演出してく
れているようにも感じるのです。
 ここ浅草にも、3系統の路面電車が走
っていました。あほまろが特に好きだっ
た風景は、雷門通を仁丹塔をバックに向
かって来る路面電車でした。カメラを構
えて、電車が近づくギリギリまで撮影し
ていて、何度も係員に注意されたことも
懐かしい想い出です。また、並木通りの
雷門前終点の停留場は、雷門を背景に、
撮影できる良いポイントでもありました

 自分が撮影した写真は勿論、昔の写真
もたくさん持っています。今日紹介した
写真は、明治40年代の彩色絵葉書で、
雷門通りを西に向かって撮影したもので
す。奧に写っている大きな屋根は東本願
寺。まだ仁丹塔が無かった頃ですね。こ
の角度は、ちょうどあほまろの秘密基地
のベランダから見える光景なので、特に
好きな一枚です。
 電車に限らず、浅草の昔が写った絵葉
書もたくさん持っているので、チャンス
が有ったら、ご覧にいれたいですね。
 昔、林屋三平という落語家のダジャレ
で、“女性を乗せる、チンチン電車”っ
てのを思い出して、朝からにやける、あ
ほまろでした。“ドーもすみません”
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)