ようやく雨は上がりました。でも、路
面が濡れているので、未明まで降ってい
たのでしょうね。今日も肌寒い朝です。
　テレビのニュースで、この夏は海の家
やビヤガーデンは閑散とし、その変わり
おでん屋さんが繁昌しているなんてのが
放送されていましたが、予報では明日か
ら本格的な夏になるとのこと。海の家や
ビヤガーデンは、残りの半月で落ち込み
を取り戻すことが出来るのでしょうかね。
　浅草では、雨が降ろうが槍が降ろうが
、週末には必ず大勢の人が押し寄せる競
馬の場外馬券場が有ります。午前９時の
開場を待ちきれずに、周辺は８時前から
混雑しています。みんな予想屋さんとの
やり取りが忙しそうですよ。
　今朝は、必ずモモちゃんに声をかけて
くれ、時々ビスケットなどをくれる予想
屋のおじさんの姿が見あたりません。今
まで休んだ事が無いのにいったいどうし
てしまったのでしょう。隣の予想屋さん
に聞いてみたのです。
　“浅草にＪＲＡが出来た時から一度も
休まずに来ていたんだけどね・・・”、
心配そうに言っています。そこに、常連
のお客さんがやって来て、“トメさんな
ら、先週の１２日に亡くなったよ。船橋
の近所なので葬儀に行ってあげたよ”。
　予想屋さんの一等地で営業していたト
メさん。そんな良い場所が、ポッカリ空
いてしまったスペースがとっても寂しそ
うです。そこに、女性の予想屋で有名な
おばちゃんが、“今日はトメさんのお弔
いだよ”と、バケツに入れたお花と小さ
な箱を持って来たのです。“さ、お弔い
だよ”
　あほまろもお賽銭を供え、ご冥福をお
祈りいたしました。そんな話を聞きつけ
た人達もお参りに列をつくっています。
でも、話題は○○さんを悲しむのでは無
く、“今日のメインレースは、トメさん
の命日の８月１２日にちなんで８−１２
が来るかもよ、俺も買っておこうか・・
・”、やっぱり競馬の話なのでした。そ
の方がトメさんも喜んでいるのかも知れ
ませんね。
　浅草寺境内で１０月１日から１１月１
６日まで開催される奥山風景。境内の中
央には、関東大震災で倒壊した“浅草１
２階”を模したような塔も建てられ、着
々と準備が進められております。前回の
１９９８年に開催されたこの“奥山風景
”には、期間中は２００万人を越える人
で賑わったイベントでもあります。期間
中は、金券として使える本格的な浅草小
判や、東京都交通局の記念バス共通カー
ド等も販売されるそうです。前回の記念
カードや、三年前に終了してしまった、
二階バス乗車記念カードなどは、バス共
通カードコレクターの間で、高値で取引
されているそうです。それを買いに来る
だけでもお得かもしれませんよ。
　この期間は、浅草寺本堂裏広場では、
中村勘九郎率いる「平成中村座歌舞伎公
演」も行われます。今回も特設劇場を設
置し、昼の部で「加賀見山再岩藤」、夜
の部で「弁天娘女男白波」「本朝廿四孝
」「人情噺文七元結」の計４演目を上演
するそうです。こちらも見逃せませんね。
（注：この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。）