2003年7月22日 火曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数32枚
昨夜の写真
CANON EOS-1 Ds/CANON ZOOM 35-70/70-200/ F2.8
撮影枚数563枚
M41

夜さ来い

 雨は降ってないようですけど、とって
も寒い朝です。いつもベッドで一緒に寝
ている子犬たちも、朝方は布団の中に潜
り込んでくるほど寒いのです。今年は異
常気象なのでしょうかね。
 今朝はとっても静かな観音境内。昨日
までの混雑が別世界のように静まりかえ
っています。誰も歩いていない石畳の上
には、ハト達が寂しそうに留まっている
のです。これも珍しい光景でしょうね。
ハト達もここで自由に遊びたかったので
しょうかね。肌寒い中でも、ちょっとの
どかな浅草寺境内でした。
 夏祭りの季節がやってきました。連休
最終日の昨夜は、夏休み最初の行事とし
て、観音裏の象一町会が主催する「夜さ
来いパレード」が開催されました。
 観音裏にも観光客を呼び込もうと、象
一町会の若者が中心になって昨年から始
まった「第二回みちびき夜さ来いパレー
ド」。関東各地からよさこい踊り同好会
の連中が集まって、鳴子を手にして“ヨ
ッチョレ、ヨッチョレ・・・”と、普段
は静かな象一町会を盛り上げたのです。
 この「よさこい祭り」は、高知県で、
“商店街集客”を目的として昭和29年
に作られたお祭りです。踊りを作る際、
隣県の徳島に、およそ三百年の歴史を持
つ「阿波踊り」に負けないものを作ろう
と、伝統のお座敷踊りである「よさこい
踊り」をベースに、新しい時代にあう誰
にでも楽しめる踊りを考えたのが始まり
といわれます。伝統ある阿波踊りに対抗
するには素手ではダメだと思いついたの
が、鳴子。ジグザク行進しながら鳴子を
直線に打ち、曲線に回す組み合わせの踊
りが完成したのです。
 軽快なリズムと、激しい踊りが若者に
受け、全国各地でこの「よさこい」が踊
られるようになったのです。特に有名な
のは、北海道の「よさこいソーラン」。
北大の学生が高知県を旅行中に出会った
「よさこい」に感動し、帰ってから学校
の仲間達と踊ったのが始まりといわれて
おります。
 今では、参加団体は350団体を越え
、6月の本祭りには五万人の踊り子が、
まるで、 "リオのカーニバル" のような
賑わいを見せるそうです。
 浅草の観音裏で始まった「よさこい」
も、北海道のような盛り上がりに成って
欲しいですね。まだ二回目ですが、昨年
より盛り上がってきた雰囲気に、象一町
会の役員さんが呟いていました。
 しかし、浅草で高知県の踊りを模倣し
なくたって、浅草には昔から伝わる「カ
ッポレ」って踊りも有るんです。サンバ
カーニバルも同様、「かっぽれ」をロッ
クや、サンバ風にアレンジしても受ける
と思うんです。どなたか、チャレンジし
てみる方はいらっしゃいませんかね。
 今回の「第二回みちびき夜さ来いパレ
ード」では、毎年浅草芸者さん達の踊り
も披露されます。こっちの方がとっても
江戸風流で、浅草的でした。
 今日は、全国木製はきもの業組合連合
会が下駄の良さを見直してもらおうと制
定した、「下駄の日」です。由来は下駄
の寸法で7寸7分と「7」の数字がよく
使われるためと、雪道で下駄の跡が「二
の字」なる事の「22」に由来するそう
です。 ちょっと無理があるゴロ合わせで
すね。
 浅草の花川戸は、履き物問屋で有名な
場所です。忙しそうに店頭に下駄を並べ
ているお店の方に、“今日は何の日か判
りますか”って訪ねてみると、“おや、
知ってるね”なんていわれてしまいまし
たよ。
 ニワカ覚えを試したくって、おせっか
いなあほまろでしたね。
 (注:昨日もメールを頂いたのですが
、この下の旗と数字は毎日減っていきま
すが、たんなるデザインと思ってくださ
い。別にたいした意味はありません。)