2003年6月9日 月曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数38枚

浅草

 鳥越のお祭りは盛り上がりましたか。
病み上がりのあほまろ、残念ですが、家
でじぃ〜っとしてましたよ。
 今日は、皇太子徳仁と小和田雅子嬢が
結婚してから10年目の記念日なんです
ね。あの頃のあほまろは麹町に住んでい
て、家の近くでオープンカーのパレード
を拝見しました。高齢出産で授かった将
来の女帝も健やかに育っているようで、
2人目のお子さまについては「今後、1
人目に至るまでにあったような内外から
のプレッシャーをぜひとも避けたく、こ
の点につき、よろしくお願いしたいと思
います」と語っていましたね。
 何の苦労もない皇帝生活でも、プレッ
シャーを感じる時が有るのですね。でも
、我々平民がプレッシャーと感じるそれ
より、痒いところに手が届かない程度を
プレッシャーって表現したのかもしれま
せんね。
 あほまろが浅草に住み着いて4年目、
下町という言葉の中に隠れた義理人情に
憧れ、その下町の代表ともいえるであろ
う、浅草に思いを馳せてのこのこやって
きたのでした。しかし、下町情緒は残す
だけで、他の下町を見下す連中。排他的
で、地元中心の義理人情。浅草寺を中心
として祭り、縁日、市、企画ものが目白
押しを良いことに、未来永劫不滅を唱え
る若旦那達の多い浅草。
 年齢は有に五十を超える若旦那達、何
をするでもなく、粋に振る舞うための算
段を口実に、遊びふける街。男女を問わ
ず、異常に独身者の多い街。
 その反面働き者の女性が多い街。愚痴
はこぼすが愛想良しで、ちょっと小太り
だが豪快なおかみさん達が働く街。何事
も深く突き詰めることなく、数秒の会話
と三社締めで総てを把握する連中の多い
街。
 住めば住むほど、不思議な浅草人が見
えてくるのです。浅草の奥底は深いんで
しょうね。先日も、とある若旦那が、N
HKの朝のドラマ“こころ”の主人公の
ご主人が亡くなった話題で、あの俳優は
ギャラが高いので、予算的に続けられな
くなったって、知り合いの関係者が言っ
ていたよ。なんてこと言ってましたよ。
周りで聞いていた方々も、妙に納得。ど
んなに偉い人でも、どんなに有名な人で
あっても、その人達と親しいって語る若
旦那が多いのも浅草の特長でしょう。
 日本の代表的な観光地浅草に住んでい
ると、観光客全員が浅草を偉いと思って
くれているような。そこに住んでいる人
みんなが、偉い人のような。いつまでも
、エレキギターのグループサウンズが聞
こえているような。遊び文化の中心地で
有り続けるような・・・。
 あほまろは、そんな街にもう4年も住
んでいます。
 『さあ皆さん、人のことなど気にせず
に浅草へいらっしゃい、騙されたと思っ
て。そこには、鬼も福もごろごろいるよ
。』
「浅草木馬館日記」美濃瓢吾