2003年4月5日 土曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数58枚

花見の宴

 命短い桜の花が咲くときを桜前線とい
い、この時期は雨の多い時期でもありま
す。満開から3日目の今日、はやく散れ
はやく散れ、とばかりに強い雨が降って
います。仲見世の伝法院前を飾る桜たち
も、この強い風雨によってどんどんその
命を失っていくのです。
       これぞ無情の雨・・・。
 桜の花びらには独特の臭いが有るよう
です。といっても、人間には感じない特
殊な臭い。モモちゃんは、地面に散った
花びらを一つ一つ確かめるように嗅ぎ回
っています。上を眺めてどこから落ちて
きたのかを確認するような態度もとるの
です。短い桜の命を悲しんでいるような
、そんな気持ちで・・・。
 新聞によると、今日の雨を知ってか昨
夜の隅田公園にはおよそ3万人の花見客
で賑わったと報じられています。隅田公
園には約千本の桜が並び、東京では上野
公園に次ぐ桜の名所となっています。
 花見の宴を新入社員歓迎会を兼ねる会
社も多く、昨日は早朝から場所取りと見
張番の新入社員を大勢みかけました。そ
の一人に話を聞いてみたところ、入社式
からまだ2日しか経っていないのに、こ
の調子じゃ先が思いやられるよ・・・。
そんなブツクサも。新入社員歓迎会とは
大義名分、そんなかこつけでタダ酒を飲
みたいだけなんですよね。この新入社員
、宴会が始まっても色々用事を言いつけ
られ、ゆっくり酒なんて飲んでる暇は無
いでしょうね。やがて宴会には終わりが
来るのですから・・・。
 昔、カラオケの無かった頃の宴会では
手拍子だけで歌う歌が流行ったのです。
それも、ほとんどが色っぽく作りかえら
れた、いわゆる“替え歌”が多かったの
です。その代表が“数え歌”
 ♪ひとつでたほいの よさほいのほい
〜 一人娘と・・ときにゃ〜ぁあ・・親
の承諾・・・ならぬ〜ぅ♪
 なんてのを思い出しますね。また、宴
会芸ってもの盛んでした。良く出る出し
物が裸踊り、まさかって思う人間が酒の
勢いで脱いでしまうんですよね。割り箸
をケツの締りで折り曲げる芸とか、なぜ
かシモネタ芸が多かったようです。それ
も女子社員の居る前でですよ。今ならセ
クハラで訴えられるかもしれないとって
も危険な芸だったのです。歌もそうです
けど。
 芸の無い人はお決まりの“一気飲み”
、でも宴席に用意された貴重な飲み物は
もったいないので、空の一升瓶に泥混じ
りの水を入れて飲ませるとか、小○を入
れて飲ませるとか、若気の至りはイジメ
そのものでした。そんな悪戯で楽しんだ
昔の仲間達、今でもどっかで同じ事やっ
てるんでしょうかね。
 強い風雨で惨めに散っていく桜を見な
がら、昔の“花見の宴”を思い出してし
まいました。
 独り言:明日はあほまろの誕生日なん
ですよ、あ〜短かった十代・・・。