2003年1月14日 火曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数36枚
昨日の成人式
CANON EOS-D60
CANON ZOOM 17-35 F2.8他
撮影枚数547枚

地上の星

”大人びる 親の晴れ着の 慕いつつ”
 あほまろ
 浅草公会堂前に大人の華が咲きました
。こんなあでやかな華が咲くのは、成人
式の日だけでしょうね。式典に参加する
およそ二千名のうち、ほとんどの女性が
晴れ着姿の出席なのです。今では、レン
タル晴れ着もあるそうですが、或知り合
いのお嬢さんは、この日のために50万
円以上もかけて娘をおくり出したそうで
すよ。値段の上下はともかく、みなさん
普段と違って、おしとやかで、可愛いく
って、上品でとっても結構でした。それ
にしても、男性諸君の紋付羽織袴姿が少
なかったのがちょっと寂しかったですよ。
 あほまろも娘に晴れ着を着せた写真を
撮っておけば良かった。こんな日はいつ
も思うんです。晴れ着の変わりにお金が
欲しいなんて抜かしやがって、イギリス
に一月も遊びに行ってしまったんですよ
。もちろん成人式なんて出席しませんで
した。人生のけじめの日くらいは、そん
な事考えるのは親だけでしょうかね。
 毎年成人の日までお正月気分を保って
いた、雷門の二本の大柱が取り外されて
おります。これで、完全に新年の行事が
終わったんですね。でも、仲見世通に飾
られたお正月飾りは、今月いっぱい飾っ
ております。浅草で新年の雰囲気を感じ
たい方は、もうちょっと楽しめるようで
す。
 シンガー・ソングライター、中島みゆ
きさんの「地上の星」が、「オリコン」
のヒットチャートで1位になったようで
す。発売以来足かけ4年かけて1位に輝
いた曲は始めて。NHKテレビ「プロジ
ェクトX」のテーマ曲に取り上げられた
のが良かったんでしょうね。今まで、頑
なにテレビ出演を拒んでいた彼女が、昨
年末のNHK紅白歌合戦に初出場したの
は驚きでしたが、これだけ儲けさせて貰
って、嫌とは言えなかったんでしょうね
。でも、なぜあの日、富山県の黒四ダム
の直下のトンネル内で歌うことになった
んでしょう。それもささやかな抵抗?
 戦後日本を支えた無名・有名の人たち
を感動とともに描く番組「プロジェクト
X」。朝日新聞で、経済評論家の佐高信
さんは「サラリーマンが“すがる対象”
として聴くからだろう。リストラに熱心
な経営者が良しとされる社会は、いわば
“闇”の世界。そこに毅然と立ち向かう
のではなく、ただ天上の“星”を仰ぎ見
ている。サラリーマンのある種の悲鳴で
あり、軍歌のようなものだと思う」と話
していました。
 新成人の方たちが定年を向かえる頃の
日本は、いったいどうなって居るのでし
ょうか。その頃も、成人式に晴れ着が似
合った社会で有って欲しいですね。