2002年12月10日 火曜日     

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数53枚 

雪の弊害?
 11年ぶりに首都圏を襲った師走の積
雪、東京では、転倒などによる怪我で病
院に運ばれた人は、63人にものぼった
そうです。雪が降ると嬉しくてカメラを
持って飛び回ったあほまろと同様、滅多
に雪を見ることがない子供達にとっても
楽しい一日だったでしょう。近所の小学
校の校庭では、さっそく雪合戦なんかが
始まっていましたよ。しかし、横浜では
マンションの屋上で、同級生達と雪合戦
で遊んでいた小学5年生の男の子が、約
15メートル下の路上に転落し、全身を
打って意識不明の重体だそうです。5階
建のマンション屋上には柵が無かったの
が転落の原因。楽しい雪遊びが一転して
不幸な雪となってしまったようです。
 また、千葉県では忘年会帰りの酒気帯
び運転のワゴンが、雪でスリップして、
通行人5人を次々にはね、死亡させてし
まう事件が起こったようです。痛ましい
ことですね。やっぱり、首都圏の雪は災
いをもたらす方が多いのかもしれません
ね。カメラを持って喜んでいる場合じゃ
無かったかな。
 今朝になっても残雪があちこちに残っ
ています。おかげで気温も下がり、昨日
の朝より寒く感じてしまいます。でも、
残雪が残る路地や境内を歩いていると、
珍しい光景にキョロキョロ、寒さなんか
忘れてしまいました。
 忘年会シーズンになると、酒気帯び運
転の取り締まりが厳しくなってきます。
浅草警察署でも、週末の繁華街で検問を
行っております。最近では、車を運転す
る人も、みんなと同じ雰囲気を楽しもう
と、ノンアルコールビールを飲む人が増
えたそうです。あほまろも飲んだことが
ありますが、結構おいしいビールなので
す。そんなブームに乗った、金沢市の老
舗酒蔵が、ノンアルコール日本酒飲料な
る物を開発し、今月中旬に地元で発売す
そうです。その名も、「のんある代吟醸
・宴会気分」。口当たりは日本酒そのも
ので、さわやかな甘みと酸味が自慢なの
だとか。酒米の山田錦を使い、醸造以外
は日本酒と同じ製法で、アルコール分を
1%未満に抑えたそうです。でも、1%
未満でもアルコールが入っているってこ
とは、やっぱりお酒ですよね。あほまろ
は運転する訳じゃ無いのですけど、ちょ
っと興味があります。だって、アルコー
ルを控えてるんですからね。
 昨夜は、12月歌舞伎を観にいってき
ました。今月の演目は、通し狂言「椿説
弓張月(ちんせつゆみはりずき)」。こ
のお芝居は、三島由紀夫が、滝沢馬琴の
原作をもとに戯曲化した話。昭和四十四
年の初演時には自らも演出をしたのでし
た。また、横尾忠則のポスターでも有名
になりました。このお芝居は、国立劇場
で過去2回上演されましたが、歌舞伎座
で公演されるのは始めて。それも、15
年ぶりの再演ともなるのです。今回も、
初演時同様に横尾忠則氏がポスターを制
作したのですが、初演と全く同じ物をち
ょっと手直ししただけなのです。やっぱ
り、当時、芝居のポスターとして絶賛さ
れた物を、大きく変更する勇気が無かっ
たようです。このポスターの原案も三島
由紀夫だったそうです。
 今回は、これまでにも数々のスペクタ
クル物を手がけてきた猿之助が、演出を
担当、主人公の為朝に挑戦し、三島が玉
三郎にあてて書いた白縫姫を、三十三年
ぶりに当の玉三郎がつとめ、さらに勘九
郎が意欲的な二役を演じる注目の顔合わ
せが実現しました。肥後国木原山塞の場
では、夫を裏切った者を琴の音でいたぶ
る、古風でグロテスクな処刑風景など、
三島歌舞伎を満喫したのです。
 ちなみに、今回の横尾忠則作製のポス
ターは、一枚五千円で売られておりまし
たよ。あほまろも買ってしまったんです
よ。でも、どこに貼ろうかな・・・。