2002年12月6日 金曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数38枚

警察官も忙しい
 年末になると、警察官も忙しくなりますね。毎年こ
の時期はテレビの特番でどっかの交番の顛末記を放送
していますが、まともには考えられないような連中と
の対応に、もしやヤラセでは無いだろうかと思わせる
ような遣り取りに笑わされることも多いようです。こ
こ雷門前の交番でも、毎日なにかしらおかしな連中が
入ってくるそうです。この交番で一番多いのが、電車
賃を貸してくれと入ってくる連中。そんなのにはまと
もに対処していないようです。勿論交番には、こんな
人に貸してあげるお金の用意なんてありません。もし
貸したいのなら、警察官個人のお金で賄うそうです。
ある知り合いの警察官から、交番勤務の苦労話を聞
いたことがあります。年末押し迫った夕方、若い女性
が、財布を擦られたと泣きながら交番に駆け込んでき
たそうです。彼は、お決まりの被害届 を作製したの
です。正月の帰郷をする切符もお金もみんな無くなっ
てしまった美人の彼女。田舎に着いたら必ず送金する
という言葉を信じて、自分のお金2万円を貸し与えた
そうです。正月が明けてもお金が振り込まれてこない
ので、彼女の家に電話をかけてみると、そこは自分が
勤務する警察 署の捜査課直通番号だったそうです。若
気の至りと、鼻の下を長くした天罰だったと笑ってい
ました。若いお巡りさんは、必ずといって良いほど、
そんな経験をするようです。         
 そんな些細な事を中心に、年末になると更に色々な
トラブルが増えるようです。今朝も、交番前でタクシ
ーと乗客のトラブルが起こっていました。無賃乗車の
ようです。新宿から浅草までとの注文で乗せ、浅草の
何処ですかとの問いに、雷門前交番と言ったそうです
。始めから交番でお金を借りようとの魂胆だったんで
すね。こんなケースは、事情聴取や書類作成に貴重な
時間を費やすより 、こんな男を乗せてしまったタク
シー運転手の不運ってことで、諦めてしまうんでしょ
うね。この 男、電車賃も無いのでタクシーを利用し
たそうです。考えてみれば、電車は初乗り運賃が無け
れば ホームに入れないんですよ。タクシーも基本料
金だけは前払いにした方が良いのでは?     
 寂しい境内に、時折強く吹く風、吹雪のような落ち
葉の舞いがとっても綺麗です。今日も観光客 の姿は
まばら。そんな中、もうすぐ始まる羽子板市の電線を
引く作業が行われていました。何かの 行事のたびに
繰り返されるこの作業、地下にケーブルとコンセント
を埋設しておくと便利なんでし ょうが、そんな事す
ると、御用達の電気屋さんが上がったりでしたね。
浅草の風物詩は浅草の業者 の為にも有るのですから。