2002年11月23日 土曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数21枚

平和ボケ
 昨夜は時ならぬ三社祭で賑わった。と、いって
も、NHKの連続テレビ小説のロケが行われただ
けなのですけどね。宮入を再現した撮影で、仲見
世の軒先には三社祭の提灯も飾られた熱の入れよ
う。でも、周りで見物している連中はみんな冬の
装い。これって結構違和感の有る映像になってい
るんでしょうね。撮影は、町会の高張提灯を先頭
に、仲見世から浅草神社にかけて、本社の一之宮
を浅草南部町会の連中が担いで、延々と続けられ
ておりました。この撮影は、午後7時に開始し、
終了は午後9時半だったそうです。あほまろは寒
いので、最初の30分ほど見て帰ったのでした。
 それにしても、神輿が出ると浅草の連中は祭り
と同様に燃えるんですね。いつもの喧嘩は起こら
なかったようですが、担ぎ手の殺気は本物でした
よ。来年3月の公開が今から楽しみです。次の撮
影は、26日の日中メトロ通りで行われるそうで
す。その時にも神輿が出るらしいですよ。   
 寒くなりましたが、土曜日とあって、浅草寺境
内には大勢の観光客がやってきました。特に、今
朝は台湾の団体が多いようです。中国広東省から
やってきた50名ほどの団体も加わり、中国語が
飛び交っていました。今は違う国ですが、同じ言
葉を使う同士。仲良く世間話をしている光景も。
お互い名刺交換も行っていました。ガイドの張さ
ん、”早く解決して欲しいね”と、中国問題の奧
深さを嘆いているのでした。      
 ”この犬は柴犬でしょう?”、台湾からやって
来た老人が流暢な日本語で話しかけてきました。
”私の家にも、柴犬が居ますよ。日本時代から何
代も飼っているんですよ”と、モモちゃんの頭を
撫でるのです。もともと台湾には柴犬の種類は居
なかったのですが、戦前の日本統治時代には、日
本から移住してきた連中が連れてきた日本犬の子
孫が、今も続いているそうです。それより、台湾
の老人達の九州アクセントにも聞こえる流暢な日
本語。犬と同様、今も当時のまま残っているので
すね。                 
 中国問題の難しさは、我々日本人には理解でき
ない難しい問題なのです。今年の春に上海に行っ
た時、中華人民共和国では、尖閣列島だけでなく
、沖縄も自国の領土だと主張してことを知り驚き
ました。中国国内では、日本に沖縄の返還を求め
よ、という議論さえあるといいます。沖縄も尚王
朝が続いていた明治のころまで、王位継承時は、
清朝の承認を受けていた事実が有るのですから最
もな主張なのかもしれません。中国は日本を乗っ
取ろうとしているのではないか、と思ってしまう
ような考えも有るのですよ。近い将来、尖閣諸島
を「返還」せよ!沖縄を「返還」せよ!さらに、
中国内部で勝手な歴史書を編纂し、日本は「歴史
的に見ても」中国の一部であり、口出しは内政干
渉に当たるといってくるなんてことは無いでしょ
うね。ちょっと考え過ぎですかね。      
 中国から来た美術大学生、およそ3週間かけて
ようやく絵が仕上がったようです。こんな光景を
見ていると、中国問題、日中国交問題、戦争補償
問題等々、外交問題が未解決で山積しているって
ことが嘘のようですね。この学生に、今度はどこ
を描くのか聞いてみたのですけど、中国語の答え
はよく聞き取れませんでした。是非、日本の美し
さを中国の皆さんにも伝えてくださいね。日本は
、決して悪い人達だけの国じゃ無いってことも一
緒にお願いしますね。今は、平和ボケしている日
本ですけど・・・。