2002年9月6日 金曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数33枚

妹よ!
 爽やかな秋の一日だった昨日から一転して、蒸
し暑い雨の朝になってしまった。こんな日は傘の
おかげで散歩の写真を撮るのもままならない。ま
して、何か話題を見付けようという気力も無い。
モモちゃんも嫌がっているので、最短コースを駆
け足で済ませたのだった。          
 よって今日の浅草は雨だった、ただそれだけ。
予定のコースの中に、雨天時の代替地でも有るの
だろうか、観光客も来ない。ほとんど地元の通勤
、通学の連中だけが、境内を慌ただしく通り過ぎ
て行くだけだった。こんな日は、いつものハトお
じさんもハト達も暇になる。おじさんは、無反応
の通勤、通学の連中をよそに、時々餌をまくが、
ハト達の反応も鈍い。いつものように客がキャー
キャー言って騒いでくれないのがつまらなそうに
も見えるのだった。誰か、かまってくれる人が来
ないかな〜。雨の境内で、ジーッと観光客待ちを
しているハトとハトおじさんでした。     
 何の話題も無い時は、いつもインターネットの
「今日の記念日」を覗く。今日は、”妹の日”ら
しい。調べてみると、兄弟姉妹型を研究している
畑田国男氏の提唱で発足した妹の日実行委員会が
制定した日と有る。畑田国男氏というと、『「妹
の力」社会学』という本の著者でも有名だ。この
本によると、”トロイ戦争は「妹」のために起きた
”、”アグネス論争は姉妹戦争”、”ちびまる子
ちゃんと吉本ばななの共通点”、”勤続3年以上
の「妹」はたった3割”等々、意味不明のタイトル
が並ぶ。せっかくなので、ネットに掲載されてい
た、『「妹の力」社会学』なる物を読んでみた。
 この本は、”1980年代以降は妹の時代だ。
山口百恵のお姉さんから、妹の松田聖子への交替
がその象徴なんだ。これは、豊かな時代の象徴な
のだろう。自由でわがままであることに価値があ
る時代の集団よりも、個人に継続よりも、変化に
価値がある時代の縦の関係から横の関係への移行
の時代なのだ”と、締めくくられているようだ。
 また、政界や芸能界などで活躍する人には「弟
・妹型」が多いとか。これに対して長男や一人娘
は昔から「総領の甚六」とか「箱入り娘」などと
いわれて、どうも分が悪い。”妹”に代表される
下の弟妹達の性格に反映されるのが理由らしい。
 とっても変わった内容の本だがなんとなく、本
屋に注文してみたくなる本でもある。畑田国男氏
は、「妹の日実行委員会」なる委員会を組織し、
「日本妹大賞」の選定などのイベントを行ってい
るそうだ。う〜ん、ここまでくるとちょっとやり
すぎじゃ無いでしょうかね。もしかして、畑田国
男氏は極度の妹コンプレックスなんじゃないでし
ょか。                   
 あほまろにも妹が居る。この本にも書かれてい
るように、”妹は素敵な兄を待っている”ってと
ころだけは本当かもしれないね。何の話題も無い
雨の日、そんなくだらない事を真面目に考えてし
まったのでした。