2002年9月4日 火曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数33枚

ガリ勉の頃
 コピー機やワープロが当たり前のように、かつ
ては”ガリ版”という事務用品が重宝されていた
のを御存知だろうか。ヤスリの上に蝋紙を置き、
手書きで文字や絵を描いて原稿を作り、ローラー
にインクを着けて一枚ずつ刷っていく。今でもあ
の懐かしい臭いを覚えている方も多いだろう。こ
の”ガリ版”は、1894年に堀井新治郎氏らが
、欧米の技術をヒントに発明した。その後、ホリ
イ式のガリ版は、ほぼ独占状態で学校や官公庁、
企業などに広く普及していった。学校のテスト用
紙を始め、学級新聞や卒業文集、また労働運動の
ビラ作りをした記憶が蘇ってくるでしょう。  
 そのホリイが昨日2回目の不渡りを出して、事
実上の倒産をした。同社は、民事再生法などによ
る経営再建の可能性を模索しているというが、今
の便利な世の中に、ガリ版の復活ってのはあり得
るんでしょうかね。 \
 ”ガリ版”で思い出すのは、”ガリ勉”、ガリ
ガリと勉強することの意味だが、この”ガリガリ
”という言葉の語源、実はこのガリ版からきてい
るのだとか。ヤスリの上の蝋紙に一生懸命文字を
書いている光景を思い浮かべてください。”ガリ
勉”の類似の”どかべん”、響きは似ていても意
味はまったく違う。そのように、”ガリ版”は、
”がんばり”という言葉にも似る。戦後、国民の
総てが頑張ることが当たり前の時代に活躍した頑
張屋さんの”ホリイ式ガリ版”。不景気というよ
り、時代の流れに乗れなかったのが敗因だったの
でしょうね。ガリ版と同じような方式で成功して
いる、プリントゴッコなんてのも有りますが、こ
ちらはパソコンとの連動など、しっかり”ハイテ
ク・ガリ版”化してますよ。 \
 浅草寺の境内には毎度の事ながら、男子高の修
学旅行が当たり前のように騒いでいる。そんな中
で、当たり前でない高校生を発見した。観音堂か
らちょっと離れた淡島堂の前で抱き合っている男
女。男の子はどうみても高校生。それも今、観音
堂前で騒いでいる修学旅行生の一人らしい。また
相手の女性はどうみても30代であろうお姉さん
。きっと学校の先生なんだろう。先生と生徒が、
こんな所でこんな事したらいけないだよね。しっ
かり2〜3分間抱き合って、先生は慌ててみんな
の所に走って行ったのでした。そして、少々上気
した声で、”さあ〜、みなさんそろそろ集合時間
ですよ〜”、だってさ。ごくろうさん。そんな様
子の一部始終を見てしまったあほまろもごくろう
さんでした。チェッ!あのガキ、上手いことヤリ
やがったな。                
 最近のパチンコ屋さんの広告に、”等価交換”
ってのが多いようだが、六区のパチンコ屋さんの
看板に、”超高価交換”って書かれている。これ
って、等価交換よりも凄いって事なのかな。それ
とも、等価交換じゃ無いので、”超”を使ってご
まかしているのだろうか。それにしても、パチン
コ業界も不況で、全国的にパチンコファンが減っ
ているようだ。あほまろがパチンコに狂ったのは
、あの”花満開”との出逢いの頃だった。もう1
0年は経つだろうな。あの頃と違って、今の機械
は連チャンを規制され、全く出なくなったそうだ
。その変わり、玉を持ったまま台を移動したり、
知り合いの出玉を共有して遊んだり、昔では考え
られなかった事が楽しめるそうです。でも、いく
らサービスが良くなっても、肝心のパチンコが出
なけりゃ客も寄りつかないんでしょうね。   
 終わってしまったガリ版、今ひとつ盛り上がり
に欠けてきたパチンコ、そのあり方が見直されて
いる修学旅行。それらに何の脈絡も無いが、自然
消滅しそうなレトロを感じる。ただ、男女の和合
だけは、人間が存在しているかぎり、絶える事は
無いんでしょうね。愛が有れば年の差もね。  
 そう言えば、あほまろが中学生の頃、憧れの先
生と二人っきりで、ガリ版刷りのお手伝いをした
放課後の職員室を思い出す・・。でも、何もおこ
らなかったんですよ。当たり前ですね。