2002年9月1日 日曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数31枚

夢の跡
 大正12年の今日、午前11時58分、マグニ
チュードは7.9、家屋の全半壊25万戸以上、
焼失家屋44万戸以上、津波による流失家屋86
8戸、死傷者20万人以上、行方不明者4万人以
上という甚大な被害をもたらした関東大震災が発
生しました。ちょうど昼食の準備の時間だったた
め、地震の後に大火災が発生し、被害がさらに大
きくなったといわれています。この関東大震災の
教訓を生かし、各地で防災訓練が開催される”防
災の日”にも指定されているのです。ここ浅草で
も、毎年、区や消防署が中心になり防災訓練が行
われているのですが、一般の関心は薄いようです
ね。専門家の話では、近々恐怖の大震災が関東地
方を襲う可能性が高いといっています。実は、過
去のデーターと、頻発する余震等から、東京大学
地震学教室の今村明恒助教授が、関東大震災を予
告していたそうです。今も、そのような専門家が
関東大震災近しと予想しているらしく、結構恐い
ものがありますね。関東に同様の規模の地震が起
こると、死者100万人、倒壊・消失建物50万
棟以上。その復興には、国家予算を揺るがすほど
になるのだそうです。皆様は地震に備えて何か対
策をしていますか。実はあほまろも何の備えもし
ていないのですが、この日になると、結構マジに
考えるんですね。非常食や懐中電灯の備えだけで
大災害を免れるとは思えないけど、電池の残量く
らいはチェックしておかなければなりませんね。
 昨日、この夏最後の浅草イベント、サンバカー
ニバルが終わった。馬道通から雷門通りにかけて
の沿道には、主催者発表で50万人(警察発表3
5万人)の見物客が押し寄せ、浅草はこの一瞬だ
けは、ブラジルになってしまったのでした。あほ
まろも、快適なサンバのリズムにつられ、33℃
の炎天下の中、5時間以上も沿道に設置された招
待席に陣取って、踊り戯れるお嬢さん達(一部お
兄さんも)を撮影したのでした。(この写真は近
日中にネットで公開する予定です。)     
 サンバの興奮が醒めやらない若者達は深夜遅く
まで騒いでいた浅草。一夜明けると、昨夜清掃車
で片付けたにもかかわらず、沿道にはサンバ関係
のゴミの山が築かれているのです。また、出発地
点になった浅草寺裏広場には、山車の飾りの発泡
スチロールや木材などが山になって捨てられてい
るのを、清掃作業員がせっせとかたづけているの
です。心ないチームの連中が、この場に捨てて帰
ったのでしょう。ゴミの内容から、どこのチーム
の物か判別できるのだから、大型ゴミを捨てて帰
ったチームは、来年の参加を取り消すくらいの措
置をとっても良いんじゃないでしょうかね。  
 今日は震災記念日でもあり、浅草寺裏広場の様
子を見ていると、まるで大震災の瓦礫を片付けて
いるようにも見えるのでした。