2002年8月4日 日曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数47枚

カメラの構え方

 カメラの構え方講座:まず、横位置の撮影の場
合は、両脇を固めてカメラをしっかりホールドし
息を吐いて止めたときに、静かにシャッターを切
ります。縦位置も同じですが、片方の脇が開くた
め不安定になります。その不安定を補うため、カ
メラを額につけ、少しでも安定が保てるように構
えます。手持ち撮影の場合、少なくとも1/30
秒のシャッタースピード位まではカメラぶれを起
こすことなく撮影できるように訓練しましょう。
また、三脚の操作も日頃から訓練しておきましょ
う・・・。そのように習ったのだったが・・・。
 最近は、デジタルカメラが大流行で、カメラの
構え方は勿論、カメラの存在そのものも変わって
しまった。撮して、確認して、気に入らなければ
消せば良い。よっぽどの事がないかぎり三脚なん
て邪魔な物は持ち歩かなくても良いし、手ぶれな
んてのは電子的に処理してくれる。構図さえしっ
かりしていれば誰だって良い写真が撮影できる便
利な時代になったのだ。           
 そんな便利な時代に、70年前のカメラをこよ
なく愛する会合がある。ミノックスという超小型
のカメラで、いわゆるスパイカメラだ。あほまろ
も半年前から参加させてもらっているのだが、決
してスパイになるつもりで入会した訳ではない。
 スパイになるには小道具が必要である。そこに
登場するのが、超小型カメラ”ミノックス”。な
んとボディーは16x27x81@(折り畳んだ
状態)。フィルムサイズは8x11@ととにかく
小さなボディの中に、メカがいっぱい詰まってい
るカメラなのだ。1930年代にバルト三国の、
ラトビアの首都リガでVEFという会社で考案さ
れたのだったが、第二次世界大戦で、ラトビアは
ソ連に合併されたため、ミノックスの技術者はド
イツに亡命し、ドイツで造られるようになったの
だとか。(ミノックスの事についてもっと詳細を
知りたい方は、下段のリンクでご覧ください。)
 あほまろが学生時代に買った、ラトビア製のミ
ノックス。勿論いまでも現役で頑張っている。女
房なんかは、このデジタルカメラ全盛の時代にな
にもそんな旧式で写りの悪いカメラを使うことは
無いだろうというが、使い勝手が悪く思うように
成らないところが愛する理由だってことを判る訳
ないんだね。長所は小さいだけ。それ以外は、フ
イルムも現像費も高く、写りは使い捨てカメラよ
り悪く、長年の感と技術がなければフイルム交換
すらままならない小憎らしいカメラなのです。 
 ミノックスを持っていると、なんとなくスパイ
になった気分にもなる。昨日はこのミノックスク
ラブの撮影会が横浜のランドマークタワーで行わ
れた。撮影会といっても、ビル内のとあるレスト
ランに陣取って、写真談義やら世間話。クソ熱い
戸外に撮影に出かける者は居ない。昔から夏は暑
いので、撮影会との名目で集まり、日がな一日ミ
ノックスの自慢話でもしようというのが趣旨らし
い。それもそのはず、あほまろが入会したことで
、ちょっとだけ平均年齢が下がったとも囁かれて
いる集会なのでした。