2002年6月24日 月曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数51枚

夏越の祓

 浅草神社では、夏越の祓(なごしのはらえ)の
準備が整った。毎年6月の晦日、大祓詞(おおは
らえのことば)を奏上し、氏子崇敬者を茅の輪を
くぐらせて祓い浄めて、邪神を和なごめるために
行う儀式なんだ。また、この半年の罪やけがれを
祓い、夏以降の疫病除けを祈願する行事でも有る
そうだよ。三社祭の宮出しで神輿の取り合いも良
いが、乗っかったり、落としたり、祭りの勢いで
行った数々の無礼を詫びるため、祭り同好会の連
中こそ、夏越の祓をうけるべきじゃないだろうか
な。あほまろも作法に従い、”茅の輪の前で一礼
し、まず左方向側に茅の輪をくぐり、正面に戻っ
て一礼、次に右側にくぐって正面に戻って一礼、
再度左側にくぐり、正面で一礼して、茅の輪をく
ぐって神前に向かう、そしてお賽銭をあげる”。
そんなこと、ちゃんとやってきたよ。     
 この茅の輪ってのは、神話の中にも登場する。
蘇民将来の子(疫病除けの神の名)が、茅の輪を
腰に付け「蘇民将来の子孫」と唱える事で、疫病
にかかる事が無いといわれる。そんな偉い神様の
お告げによって始まったとされる。  
 神社の掲示板には、「清き明るき正しき直き心
」を実践する決意を固める行事であると書かれて
おり、疫病を追い払うなんて詐欺じみた事は書か
れていない。これって、ものすごく現代的だね。
神道の精神を授かるってことは、授かった本人が
好きに解釈して良いってことなんだよ。    
 人形って書いてもニンギョウとは読まないらし
い。カタシロ・ヒトガタなんて読むそうだ。賽銭
箱の横に置かれた大祓の箱の中に、白とピンクの
カタシロが置かれている。男性は白で、女性はピ
ンクのカタシロに、氏名・年令を書き入れ、その
カタシロで身体の不調な箇所を撫でてから三度息
を吹きかけ、大祓の祈祷料金300円(消費税抜
き)を添えて箱に納めるることで、病気を治癒さ
せる効果があるんだよ。これが本当なら、お医者
さんも病院も要らないってことじゃないでしょう
かねなんて考えるのは、バカでしたね。訳の判ら
ない故事来歴を信じて、今朝はピンクのカタシロ
にモモちゃんの分も納めてきましたよ。 
 ほおずき市の準備が着々と行われている浅草寺
境内。今朝は旅行者も少なく、ひっそりとしてい
る。昨日行って来た十和田湖でも、観光客は少な
かった。小和田湖のおみやげ屋さんが、”先週で
修学旅行が終わってしまったので、毎年この時期
は、夏休みが来るまでちょっと一休みって感じな
んだよ”って言っていたが、十和田湖には修学旅
行の時期ってのが有るんだね。浅草でもこの時期
訪れる学校は無いようだ。学生達は、期末試験の
勉強に追われているんでしょうね。      
 余談だが、昨日の十和田湖で、秋田側のホテル
で昼食をとった。十和田湖に流れ込む小川が県堺
らしい。小川の名前は神田川。渡った橋は両国橋
。とっても楽しくなってしまいました。