2002年5月28日 火曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D60
TAMRON SP ZOOM 24-135 F3.5-5.6
撮影枚数27枚

はらわた

 五日ぶりのモモちゃん散歩になった今朝は、爽
やかな初夏の陽気で気分が良い。モモちゃんも、
いつもになくはしゃいでいる。留守の間、女房が
毎日散歩に連れていったのだが、あほまろが通っ
ているコースから外れた道を選ぶと、嫌がって絶
対に歩かなかったようだ。同じ家族であっても、
こんな態度をとる犬達は、自分が決めたご主人の
みに服従するって性格を持ち合わせているのだろ
う。最近は、無責任な飼主に捨てられた犬や猫の
里親を探す活動をするボランティア団体の貼り紙
を見るんだけど、長年慣れ親しんだ飼い主を忘れ
ることが出来るのだろうかね。でも、考えてみれ
ば、無責任に捨ててしまう飼い主には何の愛情も
感じていないのかもしれない。モモちゃんは、あ
ほまろが一番だったってことが判って嬉しいよ。
帰った瞬間の喜びや、決まった時間の散歩の態度
を聞くと、たまには留守にして、愛情の証を確か
めるのも良いことなのかもしれないね。    
 毎年この時期になると、全国各地で植木市が行
われているようだが、ここ浅草では、浅間神社の
付近で「お富士さまの植木市」が行われている。
あほまろがアメリカに行っていた今月の25〜2
6日。そして、来月は29〜30日と毎年二度行
われている。旬の花々や、盆栽など様々な花が売
られている。それらを見ていると、ついつい衝動
買いをしてしまうのだが、三日坊主で枯らせてし
まうのが関の山。今年は見るだけにしておきたい
ね。今朝の浅草寺境内には、身障者団体が育てた
「さつき」の即売が行われていた。「さつき」と
は、ツツジの一種らしいが、あほまろにはその違
いが良く判らない。調べてみると、「ツツジ科の
ツツジ属で、シャクナゲ類を除く常緑または落葉
低木の通称をいう・・・」とあるが、何かチンプ
ンカンプンな説明のようにも見えてくる。ツツジ
の種類で、シャクナゲじゃないのが「さつき」だ
そうですぞ。(チンプンカンプンでしょ?)  
 ”江戸っ子は、五月の鯉こいの吹流し、表面ば
かりで、はらわたは無し”。この「五月(さつき
)」と、花の「さつき」の違いを比べても、どち
らも毎年五月の行事。そんな程度の違いなのかも
ね、専門的なことは抜きにして、初夏の花を楽し
みましょう。来月は、入谷鬼子母神の「あさがお
市」、浅草寺の「ほうづき市」と、初夏の風物詩
が楽しめますよ。この時ばかりは、みんなが鉢を
眺めながら、”水無月の詩人”になってしまうん
だよね。                  
 朝っぱらから浅草演芸ホールの前に、大勢の高
校生が集まっている。ちょうど、出てきた松倉社
長に聞いてみると、今朝は市川の高校生の貸し切
り寄席が行われるそうだ。高校生全員で、寄席鑑
賞なんてのは粋な学校だね。落語の噺の中には、
学校で勉強するよりためになることが多いんだ。
誰が何の噺をするのか判らないが、落語の噺が
あなた達の将来の手助けになってくれたら良い
ですね。でも、粋な噺でも、”粋が身を食う”
ってこともあるので、学校の勉強もしっかりや
って頂戴ね。落語好きで育ったあほまろの日常
は、薄っぺらで軽薄な中にも、洒落と粋がしっ
かりと根付いているのは、やっぱり落語のせい
なのでしょうかねぇ・・。
はらわたはとりあえず有るんですがねぇ・・