2002年5月19日 日曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D60
CANON ZOOM 35-350 F3.5-5.6
撮影枚数587枚

宮だし!

 三社祭り最大のイベント宮出しが終わった。毎
年この日の浅草は夜中から人で賑わっている。そ
れもそのはず、浅草寺境内に一万三千人以上の担
ぎ手が集結し、三基の御輿を奪い合うのだ。しか
し、今年は例年とちょっと違った方法で宮出しが
行われた。神社境内から最初に担ぎ出すのは、氏
子町会の担ぎ手だけと決まってしまったのだ。今
年は荒れるぞ!そんな声も聞こえていたのだが、
始まってしまえばみんな結構冷静に行動している
。午前6時、氏子町会の担ぎ手だけで約20分間
境内を練り歩いたのだったが、毎年見ている者に
は閑散として結構つまらないのだ。でも、今まで
は最初から御輿同好会に乗っ取られ、町会の連中
は蚊帳の外だったのが解消された。また、女性の
担ぎ手も安心して宮出に参加することができるよ
うになった。良かったのか悪かったのか。初っぱ
なから意表をつかれた宮出しに、見物のあほまろ
としては、ちょっと物足りないなぁ〜と、思って
いた瞬間、一之宮の側で「江戸網」と書かれた手
拭いを掲げている人がいるではないか。望遠レン
ズで寄ってみると、なんと雷門東部町会の友人な
のだ。毎年、三社苑の上で撮影しているのを知っ
て用意してくれたようだ。折りからの雨空が、こ
の時ばかりと晴天になったくれたが、もう雨が降
ろうが雪が降ろうが、感謝感激雨霰。こんな幸せ
は一生忘れない思い出になるだろうね。    
スマップさんありがとう!!!
 氏子町会の連中が、思う存分担げた宮出しはな
んと29年ぶりなのだそうだ。これじゃ毎年恒例
になっても良いかもしれないね。氏子町会の宮出
しが終わり、御輿同好会の連中が入場してきた。
その数は例年同様、1万人ははるかに超えている
だろう。こうなったら、恒例の宮出しの恒例の喧
騒が繰り広げられる。毎年お馴染みの御輿の取り
合いの怒鳴り合い、あちこちで繰り広げられてい
る喧嘩、色とりどりのねじり鉢巻きは、まるで関
ヶ原。中には仲間同士の喧嘩も始まってしまう。
そんな中、警察官の制止アナウンスも例年通り、
”御輿の上から降りなさい!迷惑条例違反である
すぐに降りなさい。只今の警告時刻6時30分。
こちらは浅草警察署長である!”ってな具合なの
だ。いつも思うのだが、警察署長ってみんな若い
んだよね。建前上、警告をしなければいけないら
しく、約5分間隔で警告を発し、そのたびに時間
を読み上げる。まるで、お喋り時計みたいなんだ
ぜ。目覚まし時計「三社祭」バージョンなんての
を商品化したら、祭り好きの連中はしびれるかも
しれないね。だれか考えてみたら? 
 今朝は、午前4時に起きた。昨夜の酒もまだ残
りおまけに寝不足。女房と助手を従えて、カメラ
バッグ2個、三脚2本それに脚立。重くても眠た
くても、素晴らしい宮出しを思う存分堪能したの
だった。これからちょっと仮眠して、出来るだけ
早く写真集を公開しますね。とりあえずお休みな
さい・・・・。