|
2002年5月8日 水曜日
   |
|
|
今朝の写真 |
また横道に反れた話 |
| なんとなく雨はあがったが、周りはどんよりと 薄暗い。こんな日は、外を歩く人も少なく、浅草 寺の境内には、小規模な修学旅行の団体以外の観 光客はいない。連休中の喧騒が嘘のように静まり かえった境内では、清掃係員と、三社祭の提灯架 設の作業をする人達だけが忙しそうに働いている のだった。こんな状況を嵐の前の静けさというの だろうか、１０日後に迫った三社祭の時には、こ の周辺には、およそ１００万人の人間で埋め尽く されるのだ。 あほまろが散歩に出かける時間は、毎朝８時頃 と決まっている。この時間、境内を訪れるのは、 台湾、香港の旅行者。時々修学旅行の生徒達。週 末になると、東国札所を廻るお遍路さんの団体等 々、ほとんど決まった旅行会社の観光ツアーが訪 れてくる。そんな訳で、観光客を連れてくるツア ーコンダクターの連中とも顔見知りになってしま う。今朝も、”おはよう”と、挨拶をしてきた人 は、香港の団体を引率するツアーコンダクターの 陳さん。今朝は誰も連れていないようだ。聞いて みると、三社祭の観光コースを模索に来たのだと いう。この時期、特に祭りの最終日は、宮出しの 規制で、二天門から境内に入ることが出来ない。 その代替えを考えているらしい。香港からのツア ーでは、どんなことがあっても観光コースの中に 、浅草を入れないといけないのだ。それもそのは ず、彼が持っているパンフレットの表紙には、デ カデカと雷門の写真が掲載されているのだった。 雷門は、完全に東京のランドマークとして世界に 知られているのだね。そんな話をしている最中、 二天門からいつもの香港ツアーが賑やかにやって 来た。陳さんがんばってね。 今日はコカコーラの記念日らしい。１８８６年 の５月８日、アメリカのアトランタで、薬剤師の ジョン・ペンバートンがコカの葉のエキスから作 った新しい薬を持って友人を訪ねた。この薬をソ ーダ水で割って飲んだところ、大変おいしかった ので友人は自分の経営するレストランで売ること にしたという。これが現在世界中で飲まれている コカ・コーラの誕生物語だ。観光地に行くと、ど こでも、目につく大きなコカコーラの看板だが、 路地に設置された自動販売機以外、ここ浅草では ほとんど目立たない。それに引き替え、アサヒビ ールの広告だけがやたらに目立っている。地元の 強みなのか、面白い現象だ。先月上海に行った時 、ペプシコーラの看板が街を占領していた。中国 人の話によると、北京ではコカコーラが街を占領 しているのだとか。二大コーラメーカは、世界中 で鎬を削っているようだ。本場のアメリカでは、 マリナーズのイチローを宣伝に起用した効果で、 ペプシコーラが、コカコーラのシェァを抜いたと 報道されている。対抗するコカコーラは、イメー ジ戦略をインターネット戦略の強化に動いている ようだ。その一環として、『コカ・コーラ』とい う名前がドメインの一部に使われているサイトを 徹底的に洗い出して訴訟を起こしている。 コカコーラの法律事務所は、”商標の価値を保護 する連邦法の下では、たとえそれが関連のない商 品に対して使用されていても、有名な登録商標は 他者による使用から保護されている”、と述べて いる。ところが世界に冠たるコカコーラがこの法 律で守られるためには、同社が登録商標の使用を 積極的に監視しているということを示し続けなけ ればいけないようだ。おかげで、高齢者団体のた めに開設された『ビンテージコカコーラ・コム』 や、コカコーラ商品のコレクションを展示するた めのサイトなど数百ドメインが休止に追いやられ た。イメージ作戦をインターネット重視に切り替 えるといっても、こんなことやってたらかえって イメージダウンになってしまうと思うんだけどね ぇ。ペプシコーラも同様のインターネット作戦を 実施しているが、今のところコカコーラのような 強攻策はとっていないらしい。あほまろはコーラ が嫌いなので、どっちが勝っても関係ないのだけ どね。しいて言えば、イチローのコマーシャルっ て格好良いね。ただそれだけ。 |
|
