2002年3月27日 水曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 35-70 F2.8
撮影枚数43枚

ピンクの絨毯
 連日の雨で、昨夜は隅田公園に訪れる花見客も
少なかったようだ。現場を見に来た訳ではないが
、ゴミの量より判断される。このように、毎朝ゴ
ミを見ていると、昨夜の花見客の数を把握できる
ようになった。これって、結構プロっぽいね。し
かし、そんなこと判ったって何の足しにもならな
いのだが、捨てられている物の種類によって、ど
んな連中が来ていたのかも把握できるのだ。無造
作に廃られた空き瓶の中に、かの有名な、鹿児島
の”森伊蔵”の一升瓶が転がっているのだ。それ
何だ?そうです、知る人ぞ知る、知らない人は全
く知らない、くちあたりの軽い芋焼酎の傑作なの
です。それも、蔵元では、最高の酒質を求めるべ
く生産規模を限定している為、一般販売は行わず
、全国から注文された人達を対象に抽籤で当たっ
た人だけが購入することが出来るって制度をとっ
ているのです。その方々のみ、一升瓶1本250
0円で購入できるのですが、市場に出回った場合
なんとこれが、一万円を越える高値で取り引きさ
れているのです。あほまろも嗜んだことが無い、
そんな銘酒を、こんな場所で、それも一瓶まるま
る空にしてしまう花見客って、いったどんな方々
なのだったんでしょうね。まさか、ここに赤い毛
氈を敷き、料亭のお重の中の、ニンニクの効いた
初鰹を、優しく口に運んでくれる浅草芸者さん達
と、”焼酎の水割り”を指しつ指されつ風流に花
見の宴を行った訳じゃないよなぁ。毎朝のゴミか
らそんな想像も湧いてくるのは、変な性格でしょ
うか。しかし、断っておきますが、あほまろは、
決してゴミ箱を漁ったりはしません。通りすがり
に、チラッと見るだけで、総てを察してしまうの
です。どこどこの包装紙が多い、どんなビールが
好まれている、等々、市場調査の資料として採用
されても良いほど、ゴミのプロフェッショナルに
なってしまったのです・・。あほまろは、やっぱ
りバカですね。               
 昨夜から、テレビは騒々しく”女ムネオ”の辻
元議員を取り上げている。議員を辞めるが、政党
は止めないと豪語しているが、議員で無い人が政
党に残って、土井さんの秘書でもするのでしょう
かねぇ。「ええかっこしい・疑惑の総合商社・・
辻元語録」そんなのが新聞に書かれている。「首
相の政治手法の特徴は『ええかっこしい』だ」「
なぜうそをつくのか」「ど忘れ禁止法を適用した
い」「何でこんな波状攻撃を受けるんやろ。絶対
やり返してやる」「美しく散るのは私にとっては
保身」「一種のワークシェアリング」「本音を言
えば、すごい悔しい」「加藤、鈴木を引き連れて
辞めたる、とか思ってる」等々、流行語大賞にも
なった「ソーリ」の連発もあったっけ。「永田町
人間にはなりたくない」が口癖だったようだが、
皮肉にも最後は敬愛していた土井党首から引導を
渡され、5年半の議員生活に終止符を打った辻元
さん。貴方も完璧な永田町人間だったんですね。
 暗く伏し目がちな雨の日でも、この時期は、延
々と続くピンクの絨毯を踏みしめて歩くのが楽し
い。国会の赤絨毯よりたぶん綺麗で、たぶん豪華
なこの絨毯を自由に歩けるのはこの時期だけなの
ですよ。花の命の短さを、憂いでなんていられな
いだろう政治家先生。あなた達も花の一種なのを
忘れないでくださいね。時期が来たら謙虚に散る
のが花ですよ。